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【中国農村の闇】相次ぐ「14歳の母」動画配信……“大きくなるおなか”を実況する少女たち

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 中国では近年、動画配信で生計を立てる若者が急増している。広告収入や閲覧者からの送金で稼いでいるのだが、中には、未成年の少女による配信も相次いでいる。しかも、彼女たちが配信する内容は過激化し、とんでもないことが起きている。

「新浪新聞」(11月5日付)によると、中国内の動画配信サイトでは自称“14歳の母”を名乗る少女たちが、次々と動画配信チャンネルを開設しているという。自らの大きくなったおなかの写真や、おなかのエコー写真などを公開し、赤ちゃんのミルク代や生活費を閲覧者に無心するというケースが相次ぎ、深刻な社会問題となっているのだ。

彼女たちの多くは農村部に住んでおり、両親は都市部に出稼ぎに行っている、いわゆる「留守児童」と呼ばれる子どもたち。こうした子たちの多くは、兄弟姉妹だけで生活していることも少なくない。保護者不在の状況で、学校へも通わなくなり、性教育を受けていないので、若くして母になってしまう少女が多いのだ。

また、妊娠した子どもの“父親”も同年代の留守児童であることが多いため、生活力はおろか、出産費用さえ捻出できない状態だ。仕方なく少女たちはネット上でおなかの子の成長の様子などを動画実況し、生活費や出産費用を閲覧者に求めるのだという。妊娠中のある14歳少女は、配信動画で「もうおなかこんなに大きくなったよ! あと62日で出産する! もうすぐ私ママになるの!」と、閲覧者たちにあどけない笑顔で訴えかけているのだった。

中国メディアは、こうした動画配信サイトの存在が、未成年者による妊娠や出産を助長していると指摘しており、妊娠少女による配信は、次々と削除・閉鎖されているという。しかし、根本的な解決とはなっていない。中国ではこれまでにも、農村部の幼い少女による結婚、妊娠、出産が数多く報告されている。湖南省では2015年、農村部に住む14歳の少女が3回の出産を経験していることが明らかになり、大きな話題となった。少女の産んだ子どもの父親は、少女が利用していた出会い系サイトの複数の男性と思われているが、詳しいことは明らかになっていない。さらに今年7月、海南省では13歳の少女の結婚式が行われていたことがわかった。少女はこのとき、すでに妊娠5カ月だったという。

中国農村部では、留守児童が6,000万人存在しているとされており、こうした子どもたちの行く末を案じる声が高まっているが、解決に向けた動きは今も見えない。子どもが子どもを産むという、この負の連鎖は断ち切れないのだろうか?
(文=青山大樹)

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