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維新派・松本雄吉の精神を受け継ぐ林慎一郎の新作、極東退屈道場『ファントム』が関西&名古屋で上演

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コインロッカーから現代社会を映し出す、ロードムービー風の都市論的演劇。


維新派・松本雄吉の最後の演出作品『PORTAL』の脚本を担当し、同作で「第61回岸田國士戯曲賞」の最終候補にノミネートされた「極東退屈道場」の林慎一郎。大阪の戯曲賞「OMS戯曲賞」でも、第18回で大賞、第20回で特別賞を受賞するなど、今後全国的な活躍が最も期待される劇作家の一人と言っていいだろう。その彼のユニット・極東退屈道場の新作が、関西&名古屋で上演。特に名古屋は、これが記念すべき林作品初上陸となる。

地下鉄やコインパーキングなど、都市生活の中で何気なく利用したり、目にしている風景にスポットを当て、そこから現代人の抱える問題や孤独を、ドライかつユーモラスに浮かび上がらせるのが林作品の特徴。今回は駅のコインロッカーを題材にした「報告劇」になるという。「自分の身の回りのものを人を介さず預ける。保留にする。かっこにくくるという感覚が、都市特有の身体性という気がする。今回はそのコインロッカーと、故郷の概念をつなげようと試みています」と、林は本作の執筆の動機を語る。
極東退屈道場 #008『ファントム』宣伝ビジュアル
極東退屈道場 #008『ファントム』宣伝ビジュアル

コインロッカーの中で目覚めた6人の男女。自分は荷物そのものなのか、それとも預け主の故郷の記憶の一部なのかもわからないまま、彼らはコインロッカーからカプセルホテル、病室、牢獄、団地の一室など、“都市”というプログラムを構成するモジュール(基本構成単位)を渡り歩いていく……という、ロードムービー風の物語となるそうだ。

先に名前を挙げた松本雄吉とは「都市の風景の描写から、現代社会を投射する」という劇作のコンセプトや、ダンス的な動きを多用した演技スタイルなど、不思議と共通点が多かった林。『PORTAL』のコラボでは大きな刺激を受けたとのことなので、その影響は少なからず本作で反映されることだろう。「都市論的演劇」の後継者筆頭と言える林の、新たな一歩となる世界を目撃しておきたい。また2回目以降の観劇は無料という、大胆なリピーター制にも注目だ。

公演情報
極東退屈道場 #008『ファントム』
《兵庫公演》
■日時:2017年11月24日(金)~26日(日) 24日=19:30~、25日=14:00~/18:00~、26日=14:00~
■会場:アイホール(伊丹市立演劇ホール)
■料金:前売=一般3,200円、ペア5,500円、ユース(22歳以下)2,000円、高校生以下1,500円 当日=各500円増
※2回目以降の観劇は無料(要WEB予約)
《名古屋公演》※ナビロフト×伊丹想流私塾 交流企画 Visitors 参加作品
■日時:2017年12月9日(土)・10日(日) 9日=15:00~/18:30~、10日=14:00~
■会場:ナビロフト
■料金:前売=一般2,500円、ペア4,500円、ユース(22歳以下)2,000円、高校生以下1,500円 当日=各500円増
※2回目以降の観劇は無料(要WEB予約)

■作・演出:林慎一郎
■振付・出演:原和代
■出演:小笠原聡、森本研典(劇団太陽族)、堀井和也、大沢めぐみ、増田美佳
■公演サイト:http://taikutsu.info/nextstage/2017/11/008.html

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