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石丸幹二が再演に手応え「一年を経て熟した」『スカーレット・ピンパーネル』大阪で開幕

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2017年11月13日(月)に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、昨年以来の再演となるミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』が開幕した。初日前日にプレスコールと囲み会見が行われ、石丸幹二、安蘭けい、石井一孝のほか、再演で新たに加わった上原理生、泉見洋平、松下洸平が登壇し、意気込みを語った。

本作は1997年にフランク・ワイルドホーンが作曲を手掛けブロードウェイで初演され、日本でも宝塚歌劇団による上演など再演を重ねてきた人気作。フランス革命後の恐怖政治が進む中、イギリス貴族のパーシー・ブレイク二ー(石丸)が、知恵と勇気で無実の人々を救う痛快な冒険活劇となっている。昨年、ガブリエル・バリーが潤色・演出を務め、新曲も加えた「世界初の新バージョン」が上演された。今回の再演では石丸さち子が演出に加わり、より進化した舞台を魅せる。

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プレスコールでは3シーンが披露され、元恋人のマルグリット(安蘭)に熱い想いをぶつけるフランス政府全権大使・ショーヴラン(石井)のナンバー「あの日の君はどこへ」、パーシーの仲間・ピンパーネル団によるナンバー「炎のなかへ」、マルグリットの「悲惨な世界のためにリプライズ」、パーシーがマルグリットの愛の深さに気づく「あなたはそこに」などが歌われた。

囲み会見で石丸は「一年置くことで、こんなに熟するのだなと実感しています」と話し、キャストが一新されたピンパーネル団との芝居でも「演者が変わることで台詞の魂の宿り方が大きく違ってきます。新たな球をどうキャッチするか、楽しみながら演じることができています」と再演の手応えを感じている様子だった。

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宝塚歌劇団星組公演では主役のパーシー役を演じ、本作ではヒロイン・マルグリット役に挑戦した安蘭も「ショーヴランとの関係をもっと深く考えようと思いながら、稽古をしてきました。その結果、三角関係を鮮やかに出せれば」と、芝居の面での変化を表現。ショーヴラン役を演じる石井は「このように全身真っ黒の装いになるとすごくやる気も出て、マルグリットはもはや僕の手に抱かれるのではないか、という思いでいます!」と熱く語ると、隣で安蘭が「無理無理」と笑い、場を和ませていた。

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ロベスピエールとプリンス・オブ・ウェールズの二役を演じる上原は「ワイルドホーンさんの作品には初めて出演しますが、名曲ばかりで(舞台裏でも)ずっといい曲が流れているから幸せで心が潤います。(昨年加わった)新曲を一回一回大事に歌いたいです」と語った。ピンパーネル団のデュハースト役を演じる泉見も「ロマンティックな曲や勇ましい曲、妖しい曲などタイプが違うのに、言葉が直球で届きます」と話し、アルマン役を演じる松下も「この作品の曲は誰の耳にもスッと入り込み、何度も何度も聴きたくなります」と楽曲を絶賛した。

ワイルドホーンの『ジキル&ハイド』などにも出演してきた石丸は「(ワイルドホーンの楽曲は)歌えば歌うほど次のハードルが見つかり、そのハードルをどう越えていこうかと楽しくなり、どんどん挑戦してしまいます」とその魅力を口にすると、安蘭も「一曲ずつシングルカットして発売してほしいぐらい、すべていい曲!メロディに添って歌えば自然と感情も流れてきます」と話し、石井も「『スカーレット・ピンパーネル』の音楽はシーンに即した全く違うベクトルの曲が実にきれいに並んでいて、奇跡だと思いますね!」と、楽曲のすばらしさを三人三様の言葉で表していた。

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美しく壮大な難曲を歌いこなせるメンバーが揃い、芝居の面でも深まった新たな『スカーレット・ピンパーネル』。石丸を筆頭に一致団結した熱い舞台が期待できそうだ。

ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』は11月13日(月)から11月15日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、11月20日(月)から12月5日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演。

(文/小野寺亜紀、編集/エンタステージ編集部、撮影/岸隆子【Studio Elenis】)


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