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増え続ける「公立小移民」!なぜ私立ではなく公立なのか、引越してまで通わせたい小学校の魅力

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「公立小移民」という言葉をご存じでしょうか。

公立小移民とは、教育環境や生活環境を重視し、子どもを公立の小学校に入学させるために引っ越す人たちのことを言います。

いまいち意味が分からない人もいるかもしれませんが、それはつまり中学校受験までを見据え、優れた教育環境と生活環境を子どもに与えるために、それが叶う学校の学区内に引っ越すということです。

それならわざわざ引っ越さなくても、私立に行けば良いと考える人もいるでしょう。確かに私立であれば、選んだ学校によっては優れた教育環境は得られます。

ではなぜ引越しまでして、教育環境や生活環境が整った公立小学校に入学させるのでしょうか。その理由は、お金を掛けずに良い教育が受けられるから……といったような簡単な理由ではありません。

今回は普段から公立小移民の方たちの住まい探しをお手伝いする宅建士である筆者が、公立小移民の人たちに「なぜ引越してまで公立なのか、教育環境の整った公立小とは他の公立小に比べどうなのか」について聞いてみました。

最近増えている「公立小移民」の家庭環境についても合わせてお伝えしたいと思います。

■教育熱心で、価値観が近い人が集まる「人気の公立学区」

東京や大阪などの都心部を中心に、教育熱心で子どものしつけがしっかりと行き届き、教育環境や生活環境を重視する人たちが集まる公立の小学校が存在しています。

そういう公立の小学校は、親が同じような価値観を持ち、子どもも勉強熱心な子が多いため、教育環境が良いのはもちろんのこと、挨拶がしっかりとできマナーも良く生活環境も良いのだそうです。

そのような学校が存在する学区は同じ公立の学区の中でも人気が高く、我が子もそんな学校に通わせたいと、わざわざ引っ越しまでして学区を変えようとする親が近年増えています。

人気学区にある賃貸マンションは、入学する1年前から入居の申し込みが入り、空いたらすぐに埋まってしまうという人気ぶりです。 また5,000万円以上する戸建住宅でも、売り出せばすぐに売れてしまうという状況ですから、驚きを隠せません。

ではなぜ私立ではなく、人気の公立小学校に行かせようと親は必死になるのでしょうか。

■なぜ私立ではなく公立なの?

同じ教育環境が整っている学校でも私立ではなく公立を選ぶ一番の理由が「自宅からの近さ」です。

私立の小学校は電車やバスを乗り継ぎ登校させる必要がある場合が多く、親としてはまだ幼い我が子を遠くまで登校させることが心配なのでしょう。毎日登校に付き添うのも大変ですから、小学校のうちは自宅から近い学校を選ぶメリットは大きいと言えます。

自宅からの近さに続き、公立を選ぶメリットは「生活環境の良さ」です。

冒頭にもお伝えした通り、学区内の地域住民は同じような価値観や志を持った親が多く、挨拶がしっかりでき、生活マナーが良く、学校行事やPTAにも積極的に参加するなど、子どもが生活するには良い環境があります。

更にはPTA活動の一環として、通学路や公園の安全を確保するため、親が交代で見回りをする制度を取り入れている学区もあり、安心安全まで得られるとなれば人気を集める理由も分かるような気がしますね。

つまり「自宅から近い」「優れた教育環境と生活環境」これらが得られる公立小学校が人気を集めている理由なのです。

■人気学区ができた由来と、公立小入学を目指す人の家庭環境とは

そもそも公立の人気学区が出来た由来とは何でしょうか。

東京の都心部の場合、国家公務員宿舎や一部上場企業の社宅が多いエリアにある公立小学校は自然と教育熱心な親が集まりやすく、その名残りが今も残っています。

そうでなくとも、収入が高くなければ住めない地価が高く家賃の高いエリアについては、おのずと親の学歴も高く、教育熱心な人が集まりやすいため、そういう場所に存在する公立小学校も教育環境が良く、人気となっています。

都心と郊外では人気学区ができた由来や傾向は違いますが、共通して言えることは「教育熱心」で「生活環境が良い」ということ。

決して、お金を掛けずに子どもに良い教育環境を与えようと考えている人が集まっている地域ではないということです。

そうは言っても、子どものために家まで買って引っ越すとなれば、ある程度のお金がなければ出来ません。ですから、傾向としては「公立小移民」の家庭は裕福な家庭が多いということが言えるのかもしれません。

このように、ひと昔前は、レベルの高い優れた教育環境のある学校へ行きたければ私立を受験するのが一般的でしたが、近年はそれが叶う公立の小学校に注目が集まっています。

ある人気の公立小学校では、需要が供給を上回っているという事態に陥っており、教室が足りないなどの問題が発生していますが、その過熱ぶりは異常とも言えます。

しかし公立小移民の人へインタビューをしている中で感じたことは、「少しでも良い環境で勉強してもらいたい」とひとすじに思う親心です。子を思う気持ちはどの親も無限だと感じました。

また「教育は与えられるのではなく、選ぶもの」と断言していたお父さんもいましたが、その言葉通り現代は教育も選ぶ時代です。義務教育であれ、選ぶ時代になってきたのだと実感しました。

引っ越しまでして学校を変えることには賛否両論ありますが、一番大切なのは「子どもの気持ち」です。子どもの気持ちを無視して親が突っ走ることだけは避けたいですね。

子ども達が自分らしくのびのびと学べる環境が持てることを心よりお祈りいたしております。


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