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「サラリーマン山崎シゲル」作者・田中光が誕生秘話語る!

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とある会社のとあるサラリーマンが、どこまでも心が広い部長相手に常軌を逸した奇行の数々を繰り広げる、異常な日常をシュールな一コマで描く脱力系1コマ漫画「サラリーマン山崎シゲル」。

1年ぶりの最新刊となる単行本「サラリーマン山崎シゲル Love&Peace」が、11月15日(水)に発売される。

今回、ピン芸人として活動し、歌ネタユニット「田中上野」としても活躍する作者の田中光に、本作の見どころや作品を描き始めたきっかけなどを聞いた。

また、タレントがレモンを持って撮影に臨む「週刊ザテレビジョン」の表紙をオマージュしたコラボ絵も特別に描き下ろしてもらった。

――新刊の「Love&Peace」について教えてください。

サブタイトルに「Love&Peace」とありますが、世界が平和になればという思いで書いたわけでもなく、ただ日々蓄積していったものをまとめたという感じです。

テーマを決めるのが得意じゃないんですけど、今回は「あいうえお~」で順番に思いつく言葉で作ろうと思って、それなら50ページ埋まるし、終わっても2周目にいけば100ページになるし(笑)。

3週目はさすがに…と思って都道府県で新しくシリーズを始めました。毎日やるのはやはり結構ハードなんですよね。もしやるなら、ある程度ストックをして開始したいですね。

――作業はどれくらい時間がかかるんでしょうか?

1日の作業時間で言うと、10~12時間くらいは事務所で考えたり、描いたりの作業をしています。考える時間は楽しいですね。

――作業中、大変だと思うことはありますか?

大変だな、というのはあまりないです。不安に思うことはありますけど。今はやりたいことをやって生活できているので本当にずっと楽しいです。

漫才で食べることができていたら同じことを思うんでしょうけど…。

ただ、今後何の保証もなく、急に飽きられるかもしれないっていう不安はあって、出し続ける、持続させることが大事だなと思って描いてます。描くのが面倒くさいってときはありますけどね(笑)。

考えるのが楽しいけど、絵に起こすのがしんどいなと思う瞬間はあります。結局描き出したら楽しく描いているんですけど。

――「山崎シゲル」を描き始めたきっかけは?

お笑いをやるか、芸術で食っていくかで悩みながらだったんですけど、美術系の大学に入学しまして、大学では版画を彫っていました。

でも、若いうちじゃないとお笑いができないなって思い始めて。年取ってから絵はまた趣味でも始められるかもしれないけど、趣味でお笑いというのは厳しいかなと。

それでお笑いをやるって決意して大学を中退しました。吉本興業の養成所であるNSCに入って、大阪で活動していたんですが、10年間全く売れず…その時のコンビは解散してしまって。

今の事務所に移籍して違う芸人2人とトリオとして東京に出てきたんですけど、劇場にお客さんがいっぱい来るっていう状況ではなくて、少しでも見に来る人を増やそうと思って、「おもろいこと考えてますよ!」というPRのような感じで「山崎シゲル」を描き始めました。

何が面白いのかって説明しろ、って言われてもよく分からないやつが好きです。何で面白いのか説明できない、「何か面白い」っていうのが一番面白いと思って漫才もやってきたんですけど、なかなか伝わらなかったんですよね、言葉では。

よっぽどうまかったら伝わったと思うんですけど、言葉の技術がどうしてもまだまだ追い付かなくて…絵だと表現しやすかったんです。

10何年越しだったので、最初の方は絵がめちゃくちゃだったんですけど、もう一回デッサンから勉強し直して練習してちょっとずつ感覚を取り戻しました。

特にサラリーマンでやろうと決めていたわけではなくて、動いたり話したりしなければ普通の人間であるというのを考えて、特徴がないというのを意識してああいう風貌になりました。

「やっちゃったな~」って思ったのが、一巻の1ページ目、最初から食パンにまたがっているというのを出してしまったので、あとは何でもありになっちゃったんですよね(笑)。

もう少し段階踏んでも良かったかなと。今の方が普通のことをしているような感じになっちゃっています。

――事務所の先輩から反響はありますか?

「もう芸人辞めろよ」とか、誉め言葉として…。

永野さんは意外とチェックしてくださっているみたいで、誌面に載っているのとかを見て「こないだ見たよ~」って声かけてくれます。優しいです。ここの事務所悪い人いないなって実感します。

――先輩方を作品に登場させたことはありますか?

一回、サンドウィッチマンの富澤(たけし)さんは歩行者として作品に出させていただいたりしました。特に気付かれてないですが(笑)。

グレープカンパニーの年賀状を書かせていただいているんですが、そこでは永野さんとかサンドさんとかカミナリとかを描いています。

――今回は、ギャグ漫画の大御所・和田ラヂヲさんからの推薦文も話題ですよね。

推薦コメントではないですよね、これ(笑)。お手紙…。お人柄が出ていますよね。

こんな大御所の人がここでまだボケようとしてる…すごいですよね。

あんまり影響を受けた漫画ってないんですけど、多感な時期に和田さんの作品を見て「これめっちゃ面白いな!」ってすごい影響やショックをいっぱい受けてきました。部屋を表現するのにコンセントを描くだけとか。

描いていると、「この発想、和田先生の漫画で見たことあるかもしれん」とか出てきちゃうんですよね、知らん間に。自分が思いついたことだと思って書き始めたら、何かこれどこかで見たことあるなって。そうすると「やめとこやめとこ、勝てへん!」って慌てて消しますね。

そういう時にやっぱりすごく影響されているなって思います。

なので、そんな和田さんにコメントを頂けてすごくうれしいです!

――和田さんからのお手紙には「山崎シゲル」の命名について書かれていましたね。

いや、全然大したことないんです…(笑)。

普通っぽいなって理由だけで名字を山崎にして、シゲル、上京して間もない頃に描き始めたんですけど、くるりの「東京」って曲を聴き、上京する自分に酔いながら夜行バスで来ていて、その時の事を思い出してくるりの岸田繫さんから「シゲル」という名前を頂いて付けました。

あまり何も考えてなかったです、本当に普通っぽい名前を付けたかったんで。

西園寺とかだと変わってくるじゃないですか。急に伝説の剣を持たさなきゃいけない気持ちにさせられるし(笑)。

――今後の目標を教えてください。

「ストーリーがすごい!」というようなすごみはない漫画なので、すごいなって思ってもらうためには出し続けないといけないなと思っていて、「こいつずっとこれやってんぞ」「大体この辺以上のクオリティーのギャグを出し続けてんな」ってところですごみが出せたらいいなって思っています。

逆に実写にしたら面白いんじゃないかなって勝手に思っているんですけど、担当の方と実写化するなら「とにかくイケメンでいきましょう!」って話しています。

小栗旬さんとか…小栗さんと角野卓造さんでやったら面白いかなって、勝手に考えています。

その場合は、ギャグとか面白くなくていいので、ラブコメ要素勝手にバンバン入れてくださいっていう感じですね(笑)。

まぁ、でもこの作品において「映画化決定!」のような派手なことはないと思うので、地味にコツコツに上げていきたいと思います。「こいつこれまだやってんの?」って思われるようになれたらうれしいです。

――最後に、今作の一番のお薦めポイントを教えてください。

おまけページのペーパークラフトですね。

今回のペーパークラフトは本当にばかばかしくて気に入っているので、部長の気持ちになりきって実際に動かして遊んでほしいです。何度でも開閉できますので。

「誰が喜ぶねん!」っていうおふざけのおまけページなので、楽しんでいただければ。

全体通して大人が割とふざけたものを大人の技術で作ろうっていう感じの仕上がりになっています。

https://news.walkerplus.com/article/127763/

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