最新ニュース、芸能、ネットの話題をまとめ読み

 

トランプ大統領のアジア歴訪後、北朝鮮問題はどう変化する?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本の次に韓国へ向かったトランプ大統領。日本の歓迎ムードとは異なり、朝鮮半島の緊張が高まったのはトランプ大統領のせいだという意見を持つ人々がデモ行進を行う場面も見られた。

韓国での会見でトランプ大統領は「北朝鮮よ。私たちを過小評価してはいけない。そして私たちを試してはいけない。朝鮮半島周辺にはF35戦闘機をいっぱい積んだ、世界最大の空母3隻を派遣した。さらに原子力潜水艦も配置している」と北朝鮮への強気な姿勢を示した。しかし、軍事オプションをもちらつかせるトランプ大統領と融和路線の文在寅大統領の間はぎくしゃくしているとの見方もある。

トランプ大統領がアジアを歴訪する中、北朝鮮はここ最近、ミサイルを発射していない。この理由について「サンデー毎日」時代から北朝鮮の取材を行っている毎日新聞の鈴木琢磨部長委員は「トランプさんが日本に来たときに一番面白いなと思ったのは、メラニア夫人と安倍昭恵夫人が、小学校へ行って習字で"平和"と書いたこと。亭主は2人で武器の売買の話、朝鮮半島の戦後最大の問題が起きている中で、ご夫人が"平和"と書き亭主が武器の話をするという。今回一番、北朝鮮が大人に見えてしまった。自制している。妙に金正恩委員長が大人に見えた1週間だった」と話す。

「北朝鮮はしたたかに考えているかもしれない。北朝鮮は焦らしている。行くばかりではなく、引くときは引く。隠れる時は隠れる。静かにすることも作戦である。撃ってこないのに、いきなり撃ってきたら驚く。2017年の対米決戦で北朝鮮は勝利したと考えていると思う。もう既に総括に入っているのだと思う。僕らは今、北朝鮮にグリップを握られている状態」(鈴木氏)

 国際政治学者で拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司氏は、アメリカと北朝鮮は秘密裏の交渉をやっている可能性があり、米中首脳会談でもかなり突っ込んだ交渉がなされたのではないかと指摘する。

しかし、北朝鮮問題に関しては、アメリカ、中国に依然大きな隔たりがあるようだ。米中共同会見でトランプ大統領が「本日、私たちは強い決意を持って、北朝鮮の完全な非核化を進めていくことで合意した。北朝鮮が無謀で危険な道を歩むのを止めるまでは、経済的な圧力を強めていく」と述べた一方、習主席は国連制裁決議については履行するとしたものの、「同時に対話や交渉などの手段で朝鮮半島問題の解決に尽力する」と述べるに留まり、トランプ大統領が求めた更なる圧力強化への言及はなかった。

川上氏は「裏舞台では何が話し合われたか。ティラーソン国務長官が『アメリカと中国は戦術、どのタイミングでどれだけプレッシャーを与えるのかを長時間に渡って話し合った』という重たい発言をしている。アメリカは北朝鮮に対する軍事侵攻の可能性をまだ捨ててはいないということ。DIA(米国防情報局)の調査によると、北朝鮮は来春くらいまでにはアメリカ本土に届くICBMの大気圏突入技術を獲得すると。獲得すると、後はもう時間がない。アメリカと中国が北朝鮮に提示しているレッドラインは超えていて、攻撃する理由を待っている。重要なのは米中が合意をして、どちらでもいけるような合意に達したとみるべき」との見方を示した。

 このような状況で日本はどのような対応すべきなのだろうか。

川上氏は「北朝鮮攻撃に関しては、日本に決定権は全くない。全てアメリカにある。安倍総理がおそらくゴルフをしながら言ったのは、もしアメリカが攻撃するならば全面的にサポートすると。そう言わざるを得ない。もし、アメリカが中国とディールをして、北朝鮮の核を認めた場合は、もっと日米同盟を強化してくれと」との持論を展開した。さらに「駆け引きをしながら、今後おそらく半年以内くらいで決まると考えないといけない。我々はどちらのシナリオに転んだとしても覚悟しないといけない。アメリカが北朝鮮を先制攻撃する場合には、韓国だけではなく日本にも被害が出るので、それを覚悟する。一方で金正恩が核を持つ体制を認めた場合、もしかしたら統一朝鮮が現れるかもしれない。反日で核を持った巨大な朝鮮半島ができる。そうすると、北朝鮮が国際社会に躍り出るので、米朝国交回復、米韓同盟の見直し、在韓米軍の撤退、そしておそらく北朝鮮から日本に対するかなりの要求が出る」とのシナリオを示した。

明治大学の海野素央教授は「(使い道に関しては)非常に問題がある。蜜月の関係というのは、高くついた。そして、トランプ大統領の言う、すべての選択肢がテーブルの上にあると言うのは軍事オプションも入っている。それで、拉致被害者の家族と会って、聞く耳を見せても、結局軍事オプションを使うということは、被害者の方たちの家族や兄弟が生存している中で矛盾している。それを私は、安倍総理は面と向かって、トランプ大統領に釘をさすべきだと思う」と指摘していた。(AbemaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

▶次回『みのもんたのよるバズ!」は18日(土)よる8時~生放送!

外部リンク(AbemaTIMES)

Yomerumoをフォローする

Yomerumoから人気記事をお知らせします!

Twitter

ライフ最新記事

記事一覧

注目ニュース

> もっと見る


掲載情報の著作権はニュース提供元企業等またはGMOアドマーケティング株式会社に帰属します。記事の無断転用を禁じます。
すべての人にインターネット
関連サービス