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「民衆の敵」3話。高橋一生が政治の仕組みを解説してくれるが、脱ぎはしなかったよ

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篠原涼子主演の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』。政治をテーマに選んだチャレンジ精神は買うが、評判はあまり良くない。現在のところ、高橋一生の魅力におんぶに抱っこ状態だ。先週放送された第3話の視聴率はちょっと上がって7.5%だった。(オリジナルサウンドトラック)


少女を親切心で助けたら逮捕! でも……
生活の向上(要するに金目当て)のため市議会議員に当選した主婦の佐藤智子(篠原涼子)。第3話では貧困に苦しむシングルマザー親子の“セーフティネット”づくりに奔走する……と思いきや、そうはなりませんでした、はい。

ある日、市議会におばちゃんから陳情が持ち込まれる。おばちゃんが言うには、かつて隣人だった青年・一馬(渋谷謙人)が少女誘拐犯として逮捕されてしまったが、冤罪だから助けてほしいというのだ。

それ以前に視聴者は、一馬が深夜に一人で徘徊する小学生の少女を親切心で助けていることを映像で見ているので悪意がないことは知っている。しかし、自分の部屋に1ヵ月も住まわせるとは! これ、ものすごく難しいケースだと思うが、本筋には関係しない。結論から言うと、智子が少女と少女の親で貧困に苦しむ裕子(安藤玉恵)から、一馬に感謝しているという言質をとることで、彼は釈放されることになる。

ちなみに2008年に埼玉県で無職の20歳の男性が小学1年の女児を連れ回し、未成年者誘拐の現行犯で逮捕されたケースがある。このとき、男性は迷子の女児を1時間半かけて祖母宅まで車で送り届けただけだった。この事件について大澤孝征弁護士は「全然知らない子を車で1時間半も連れ回すなんて、疑われて当然で警察も疑いを持たないといけません。(中略)警察が身柄を確保したことは、必ずしも非難できませんね」とコメントしている(J-CASTニュース 2008年11月3日)。もっとも正しい行動は、迷子の子を保護したらすぐに警察に案内することだ。

ドラマでは「知らない子に声をかけるのは良くないこと」という風潮に対しても批判的な姿勢を見せるが、智子は怒るだけで解決策を示すわけではない。知らない人に挨拶を返さないように指導している小学校の教師に食ってかかるが、逆に「じゃ、そういう世の中にしてくださいよ。こんな不審者がいっぱいいる時代に。子どもはいい人と悪い人の見分けなんかつかないですよ」と言われてしまう。まったくもって正論だと思うが、智子は屁理屈を返すだけで、見ていてイライラする。政治で「そういう世の中」にするのが政治家として正しい姿勢じゃないだろうか?

高橋一生が語る政治の仕組み
智子のことを敵対視している市議会議員の前田(大澄賢也)は、不審者におびえる母親たちを引き連れてやってくる。一馬のことをかばう智子に、母親たちは「犯罪者の人権と子どもの安全、どっちが大切なんですか!?」と迫る。結局、前田は智子をおしのけ、母親たちの前で「不審者通報制度」を作ると約束する。

母親たちの言うことは極論にすぎない。だが、前田はそれを利用して自分への支持に変えている。高橋一生演じる藤堂は前田のやり口について、こう説明する。

「有権者の不安や不満を受け止め、それを解消できるのは自分だけだとアピールする。時にはこちらからも煽り立てる。で、より説得力のあるほうが選ばれる。それが政治です」

読めばすぐにわかると思うが、これは先だっての衆院選で北朝鮮の脅威についてアピールした自民党の戦略そのものだ。「時にはこちらからも煽り立てる」という部分もそのまんま。結局、自民党は大勝した。

智子は即座に「んー、やだ。絶対やだ。その政治。嫌い」と返事するが、これだけの返事しかできないところが、衆院選で支持を得られなかった野党と被る。智子は今後成長して、説得力を持つ返答ができるようになるのだろうか?

「だったら世の中変えてくださいよ!」
夫が残した借金に苦しむシングルマザーの裕子は、懸命に働いているが、周囲に頼れる親族もおらず、子どもは深夜に徘徊したり、空腹のあまりコンビニで万引きをしたりしていた。一馬は当初、「自分が誘拐した」と主張していたが、これは児童相談所が子を保護しないようにするための気づかいだった。

裕子を助けるセーフティネットがないことを学んだ智子だが、政治的なアクションは起こさない。親子の感謝の言葉を一馬のもとへ届けるだけだ。

「シングルマザーの問題とか、介護の問題とか、子どもの挨拶とかさ、それってさ、一馬くんの問題だけじゃなくて、世の中の問題なんじゃないか」と気づいたと話す智子。それに対して一馬は「だったら世の中変えてくださいよ!」と言う。彼の言うことはもっともだ。だが、智子の返答は「目の前にいる人を一人ずつ幸せにすれば、世の中、変えられるんじゃないかなって」というものだった。でも、それなら政治家にならなくてもよくないか?(智子が議員になることで家族は幸せになるので、理にはかなっているのだが)

一馬にも小学校教師にも、政治家ならより良い世の中に変えてくれ、と言われたが、政治家である智子がそのことに気づいたかどうかはわからない。ただ、社会にはいろいろな問題があることは学んだはず(今まで知らなかった!)なので、これからどう変わっていくのか、それとも素人目線で押し切ってしまうのか……。

第4話は、新しい港の建設という大きな政治の問題が浮上する。智子に太刀打ちできるんだろうか? 今夜9時から。
(大山くまお)

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