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「野球が好き」その一心で…ロッテドラ5・渡辺啓太がプロ切符をつかむまで

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 早稲田実業高校(東京)の清宮幸太郎内野手(18)が、どこの球団に指名されるのか注目された10月25日のプロ野球ドラフト会議。日本ハムが交渉権を獲得した数時間後、福島県いわき市の知人から「ロッテ5位」というメールが届いた。「ん…?」。球歴を調べてみると、ロッテから5位指名されたNTT東日本の渡辺啓太投手(24)は、同市の出身だった。

 常磐軟式野球スポーツ少年団、いわき東ボーイズ(湯本一中)、いわき光洋高、神奈川工科大卒。小学生時代と高校生時代の指導者に印象を聞くと、共通していたのは「当時は、プロ野球選手になるなんて思ってもいなかった」という驚きと「何よりも野球が好きな子だった」というものだった。

 小学生時代の指導者、天井正之さんは「ひじ、肩の関節が柔らかく、スピンの効いた球を投げていたので」と4年生の時に捕手から投手に転向させたという。体は小さかったが、とにかく野球に対して一途で「雨で練習が中止になると泣きべそをかいていた」と明かした。

 高校生時代の恩師、郷家邦博さんも「常に野球のことを考えていた。勉強?それはそれなりに……とにかく野球、野球だった」と振り返った。2年冬から3年春にかけて身長が1メートル60台から70台に一気に伸び、体重も増加。東日本大震災(2011年3月)直後の3年夏は、二塁手兼投手として夏の福島大会でチームの4強入りに貢献した。それでも、エースではなく、球速も130キロ台で全国的には知られた存在ではなかったという。

 関係者によると「大学でも野球を続けたい」と願った渡辺は、東都大学リーグ所属の名門大学のセレクションを受験。しかし「体が小さい」との理由で不合格だった。プロ野球選手というと「特待生」のイメージがあるが、神奈川工科大は一般受験し、普通に授業料を納めていたという。

 大学4年時に神奈川大学秋季リーグ戦で最優秀投手賞を獲得。NTT東日本に進み、社会人日本代表に選ばれるまでに成長してプロへの切符をつかみ、遅咲きの花を咲かせた。

 小学生から中学生、高校生、大学生、そして、社会人と進むにつれ、野球から離れていく人も多い。「楽しくなくなった」「嫌いになった」という声も聞く。そんな中、夢を追い続けた渡辺の情熱の凄さを感じるとともに、「野球を好き」な状態のまま、次のステージへと導いた指導者にも“凄み”を感じた。 (記者コラム)

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