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様々なスタイルの楽曲を難なく作ってしまう持ち前のセンスに脱帽 / 『ラフ・ナウ、フライ・レイター』ウィズ・カリファ(Album Review)

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日本では、2015年に全世界で大ヒットした映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のテーマ曲「シー・ユー・アゲインfeat.チャーリー・プース」で知られる、米ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のラッパー、ウィズ・カリファ。昨年は、映画『スーサイド・スクワッド』のサントラ盤に収録された「サッカー・フォー・ペイン」で、リル・ウェイン、イマジン・ドラゴンズ、タイダラー・サイン、ロジック等と共演し、こちらも大ヒットを記録した。

泣かせのメロウ「シー・ユー・アゲイン」や、ヒップホップというよりはポップに近い「サッカー・フォー・ペイン」の延長線で聴くには、あまりにも違和感がある最新ミックステープ『ラフ・ナウ、フライ・レイター』。しかし、「いい音楽を求めているだけ」とウィズ・カリファ本人がコメントしているように、彼が本来やりたいことは、売れ線を一切無視したこういう音楽なのだろう。昨年2月にリリースした『カリファ』も、男気溢れるクールな仕上がりだった。

L.A.の若手ラッパー、ケイシー・ヴェジーズが参加した冒頭の「Royal Highness」や、弦の音が後ろで不気味に響くトラップ・ソング「Letterman」、エフェクトをかけてひたすらアルファベットを並べる「No Dirt」、攻撃的でハードな「Global Access」~「Weed Farm」など、上品さや聴きやすさとはおよそ無縁の曲もあれば、夜のドライブに合いそうなジャジー・ヒップホップ「Figure It Out」や、部屋でまったり聴けそうな「Plane 4 U」など、メロウ・チューンもバランス良く配置されている。

また、生音感のある90年代っぽい作りの「Long Way To Go」や「City Of Steel」もいい。ハモりをきかせたラストの「Stay Focused」も、そんな感じだ。決して今風ではないが、もう少しこの路線の曲があっても良かった気がする。しかし、売れ線も、ハードコアもスロウも、懐かしさを感じさせる曲まで、サラっと作ってしまう持ち前のセンスには恐れ入る。

ウィズ・カリファは、2014年に全米首位をマークした5thアルバム『ブラック・ハリウッド』以来となる、通算6作目のスタジオ・アルバム『ローリング・ペイパーズ2』を現在制作中。これまでに、リル・ウージー・ヴァートが参加した「プル・アップ」や、タイ・ダラー・サインをゲストに招いた「サムシング・ニュー」などのシングル曲をリリースしているが、次作に収録されるかは明らかになっていない。

ちなみに、本作『ラフ・ナウ、フライ・レイター』のジャケットにウィズ・カリファと一緒に写っている赤いガウンの女性は、現在のガールフレンド、イザベラ・ゲデスとのこと。一瞬、リアーナかと……。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『ラフ・ナウ、フライ・レイター』
ウィズ・カリファ
2017/11/10 RELEASE


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