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「女性が輝く日本」とはほど遠い惨憺たる現実

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sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)
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ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(本部ジュネーブ)が11月2日、今年の『世界男女格差年次報告書(ジェンダーギャップ指数)』を発表した。日本は調査対象となった144カ国中114位で、過去最低だった前年の111位からさらに後退。主要7カ国(G7)では最下位だった。

この年次報告書では、『経済活動への参加と機会』(経済)、『政治への参加と権限』(政治)、『教育の到達度』(教育)、『健康と生存率』(健康)の4分野14項目で、男女平等の度合いを指数化して順位が決められている。

日本の場合、政治と経済分野で男性との格差が大きく、特に政治分野で女性の議員や閣僚が少ないのが下位低迷の最大の原因だ。例えば、《国会議員の男女比》は129位(昨年122位)、《閣僚の男女比》も88位(昨年50位)だ。

上位にランクされているのは北欧が多い。1位アイスランド、2位ノルウェー、3位フィンランド、5位スウェーデンだ。日本以外の東アジアでは中国が100位、韓国は118位だった。

かつては安倍晋三首相も声高に主張していたが…


「15位のイギリスも、12位のドイツも、現在の首相は女性です。アメリカは49位ですが、初の女性大統領誕生まであと一歩のところでした。日本はといえば、初の女性首相までまだまだ時間がかかりそうです。世界の国会議員が参加する列国議会同盟(本部ジュネーブ)が発表している報告書によれば、各国議会の女性進出で、日本は193カ国中163位という惨憺たるありさま。安倍晋三首相は3年前、成長戦略の柱として女性の社会進出を掲げ、《女性が輝く日本!》というキャッチフレーズまで出していましたが、《一億総活躍社会》と言い出してからは口にしなくなりました」(全国紙政治部デスク)

小池百合子東京都知事は先月、キャロライン・ケネディ前駐日米大使との対談で衆院選を振り返り、「都知事選や都議選で(女性の活躍を阻む)ガラスの天井を破った。今回は“鉄の天井”があることを改めて知った」と語った。

小池知事が率いる希望の党は衆議院総選挙で惨敗を喫している。“鉄の天井”ばかりが原因ではないだろうが、一般のビジネス社会でさまざまな壁に阻まれた経験をしている女性は少なくないだろう。また、日本のジェンダーギャップを少しでも解消するためにも、女性の国会議員が増えるのは喜ばしいことだが、秘書に罵声を浴びせて暴力を振るう議員や、失言連発の大臣も困る。女性なら誰でもいいというわけでもない。

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