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イジメ対策で高校のトイレ天井に監視カメラ設置 PTA大揉め(米)

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「トイレを見張られるなんてサイテー!」「学校を監視社会にするなんて馬鹿げている」「とにかく恥ずかしい」―子供たちのこんな言葉に反応した保護者から、お叱りの電話やメールが次々と舞い込んだのは米コロラド州北部のとある私立高校。なんと生徒たちが使用するトイレの天井に監視カメラを設置したのである。

問題になっているのは、デンバーの北に位置するコロラド州ウィンザーにある私立校「ウィンザー・チャーター・アカデミー」の高等部。公式ウェブサイトを見ると小・中等部の児童・生徒は白いシャツにタイやリボンを結び、紺のズボンやスカートが品行方正な雰囲気である。また高等部は私服だが、進学校として教育も熱心なせいか服装が乱れている印象は見受けられない。そんななかでこの学校の執行委員会は、反論を覚悟のうえでトイレに監視カメラを設置すると決定した。明言を避けているものの、やはり主たる目的はイジメ撲滅であるようだ。

学校事務局長のレベッカ・ティープルズさんは、「目的はなんといっても生徒たちの安全確保とその向上ですが、建物の安全を守るという意味もあります」と話す。監視カメラは個室の扉の奥までは映らないように角度が工夫されており、男子用小便器に関しても配慮はあるもよう。だがこれには子供とともに反対の声をあげる保護者も。3人の子をこの学校に通わせているトレヴァー・ギャレットさんは、メディアの取材にこのように答えて不快感をあらわにした。

「とんでもない話です。子供たちのプライバシーを侵害していますよ。クラブ活動のため、放課後にトイレで着替えることもあると聞いています。防犯カメラで子供たちの行動が逐一監視されるような時が来るとは思ってもみなかった。嫌悪感すら抱きますね。父親としては何としても子供たちの権利を守ってやりたいです。」

だが学校のなかでイジメの温床となることが多いのはトイレである。そこにたむろしては陰湿なイタズラを働き、弱い者イジメをする…そんな悪い連中がいなくなれば、被害にあっていた子も安心してトイレに行くことができるであろう。洋の東西を問わず、多くの学校が「トイレを安全な場所に変えていかなければ」とあれこれ思案してきたのも事実である。「その映像にアクセスできる権利を持つのはごく一部の学校管理者のみで、常に監視するのではなく、映像を確認するのは何かが起きた時だけです」と強調し、学校としては1人でも多くの理解者を得たいもようだ。

見上げればそこに監視カメラがあるトイレ。恨むべきは学校か、それともトイレでイタズラやイジメを繰り広げてきた悪い連中か。また設置に賛成だという保護者がいる場合、その言い分にも耳を傾けなければなるまい。アメリカでもイジメの撲滅に力が入るなか、頭の部分と足元がかなりオープンであるにもかかわらずトイレに監視カメラを設置する学校が実は増えてきている。日本でその導入は考えられるであろうか。議論は尽きないものと思われる。

画像は『Fox 8 2017年11月6日付「Colorado school installs surveillance cameras in high school bathrooms」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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