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「経営者は経営しなくてはならぬ!」ユニクロ柳井社長のバイブル

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経営者を目指す人、経営者の観点でビジネスを進めたい人、いろいろとあることでしょう。メンタル的な考え方から実践的なノウハウまで、経営と一口に言っても奥が深いものです。

あのユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井社長が、経営を進めるうえで大いに参考にした一冊があるといいます。経営の鬼神といわれるハロルド・ジェニーン著『プロフェッショナルマネジャー 』 より、経営の心得について紹介します。

経営者は経営をしなくてはならない

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経営者は経営しなくてはならぬ!

経営者は経営しなくてはならぬ!

経営者は経営しなくてはならぬ!

何べん言ったら本当に分かってもらえるのだろう?

それは単純きわまる信条――ビジネスに、職業に、人がたずさわるほとんどどんなことにでも、成功を収める秘密におそらく最も近いものである。(中略)

この場合、"経営者"とは企業なり何なりを運営するマネジャーのチームをいう。"経営(する)"とはなにかをなし遂げること、マネジャーである個人なりマネジャーのチームなりが、努力するに値することとして、やり始めたことをやり遂げることだ

116ページより引用

経営者は経営をしなくてはならない......あたりまえのことのように聞こえますが、具体的にはどういうことなのでしょう。

たとえば、ビジネス・マネジャーは、ある会計年度末までに満足できる収益をあげるため、事業計画と予算を立てます。しかし、その目的を達成したいと思っているだけでは不十分で、成し遂げることまでして、経営といえるのだと著者はいいます。

結果を達成することができなければ、経営者ではない。良い悪いではなく、マネジャーではないというのです。

経営者が自分の責任範囲のあらゆる活動をしっかりと掌握していなくては、業績達成は成り立ちません。うまくいっていない事柄を見つけ、解決法を次から次へと試みていく。さらには、未来におこりうる問題の予測と、回避する手段の選択までしてこその経営。

上に行けばいくほどに、組織のひずみや本当の問題が見えにくくなるものです。そこに分け入って現状を掴み、目的を達成していく道筋をつける。大上段に構えるスタンスを脱してこそ、本当の経営といえるようです。

リーダーシップはみずから学ぶもの

リーダーシップは経営の核心である。数字をいじくったり、組織図を作り替えたり、ビジネス・スクールで編み出された最新の経営方式を適用するだけでは、事業の経営はできない。経営は人間相手の仕事である。(中略)

どういうふうにと上手に説明はできないが、リーダーシップは学ぶことができるものだ。他の人びとを導き、奮い立たせる能力は、意図的なものというより本能的なものであり、各人の日常の経験を通じて身にそなわり、そのリーダーシップの究極的な性質と特色は、リーダー自身の内奥の人格と個性から出てくる。

140・141ページより引用

あの人はリーダーシップがあるとかないとか、意外と簡単にそんな言葉を口にするものです。生まれつきリーダーシップがあるタイプだね、なんていう言い方をするものですが、リーダーシップというものは学ぶことができるものであると著者はいいます。

役職が人を作る、とは会社員時代によく私自身が言われた言葉です。経験もなく若かったとき、その仕事に真摯に向きあって取り組むところに、仕事が自分を育ててくれて、役職が自分を作ってくれるとも教えられました。

しかし、リーダーシップというものは、誰かが教えてくれるというものではないと著者はいいます。同じ本を読んでいても、あるマネジャーは自分のチームの力を40%しか引きだせないのに対し、別のマネジャーは80%を引きだすことができる。その違いというものは、マネジャー自身の性格や、性格が顕現する毎日の何百という小さな行動にかかっているのかもしれません。

毎日毎日、自身の身の回りにおこるすべての物事から学ぶ姿勢を持ち続けることこそが、内面からにじみ出る真のリーダーシップを得る秘訣といえそうです。

エグゼクティブの机は散らかっている

一口に言うなら、エグゼクティブとしてすることになっている仕事を本当にやっているなら、彼の机の上は散らかっているのが当然だということだ。なぜなら、エグゼクティブの職業生活そのものが"散らかった(雑然とした)"ものだからである。(中略)

最後に、私が反対するのは、きれいな机のエグゼクティブのオフィスの様子とか机の上の状態よりむしろ、彼の心的態度に対してである。

きれいな机は科学的経営への、ビジネス・スクール仕立ての方式への、データの整理保存への、過度に厳格な時間の配分への、機構化した権限委譲への、そしてまた未来が自分のプラン通りのものを生み出すという当てにならない確信に基づいた無確証の自信と独りよがりへの固執を象徴している。

172・180ページより引用

最近のビジネス書の多くには、机の上は何も置かない、そんなシンプルでミニマムな仕事の仕方を推奨するものが多いように感じます。

私が会社員だった頃は、出社して以降一日中、机上は常にひっちゃかめっちゃか、という体でした。書類やサンプルといった形として存在するものから、スケジュールや情報といった目に見えないものに至るまで、分かりやすく常に整理された状況と言うものに憧れすら抱いたものです。

その頃に出会いたかったのが、この著者の言葉。エグゼクティブの職業生活というものは、そのものが雑然としているものであるということ。

しかし、机の上がどうこうということが事の本質ではないようです。作業や仕事を仕分けして、人にふっているということ自体は悪いことではありません。しかし、どこか他人事になっていたり、現場でおきている現実が目にも耳にも入ってきていない状況は、いかがなものかと思うのです。

著者がいうところの自身の心的態度が、どういう状態であるのかをよく見定める姿勢こそが何よりも必要なようです。

■プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男
著者:ハロルド・ジェニーン
発行:プレジデント社
定価:1,333円(税別)

photo by Shutterstock


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