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巨木に会いに行こう。下城の大イチョウは今が黄葉の見頃です(熊本)【車中泊女子の全国縦断記】

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熊本市内から約70km、熊本県阿蘇郡小国町下城に根をおろしておよそ千年、【下城公孫樹(しもんじょの大イチョウ)】をご紹介します。

住宅地の屋根の間から「わさっ」と盛り上がった1本の大イチョウ、それが下城公孫樹です。

イチョウというと真っすぐスラっと立っているイメージですが、こちらは枝を大きく伸ばした形で、1本で小さな森を思わせるほど樹勢があります(写真は昨年の11月2日、黄葉にはまだ早かったです)。

下城公孫樹は熊本県下最大のイチョウで、国の天然記念物に指定されています。幹周り約10m/高さ約25m。堂々としていながらも、落ち着いた穏やかな雰囲気をたたえています。

この日は平日だったにも関わらず県外ナンバーの車が入れ替わり立ち替わり訪れて、大イチョウの勇姿に見惚れていました。たくさんの人々が感嘆しきりで、大イチョウも誇らしげに見えます。

小国町に伝わる『鏡ヶ池の伝説』に登場する小松女院の乳母の墓じるしとして植えられたといわれており、根元にはいわくありげな石碑が寄り添い、その正面にお賽銭箱が設置されています。

今でも乳の出が少ない女性がこの大イチョウに祈ると必ず乳が出るといわれ、「ちちこぶさん」の名で親しまれています。

昔からこの時季には周辺のお年寄りが大イチョウの実を処理して「ぎんなん」として販売していましたが、現在は高齢化により売店も閉まっていることが多くなっています。無人販売で置いてあったらラッキー! ご利益ありそうですね。

今年のライトアップは11月12日(日)までです。

大イチョウの駐車場の道向かいに、ずらりとノボリが建ち並んでいるこちらは【下城不動尊】。下城々主 下城氏の菩提寺・護心寺のご本尊と伝えられる、桂木に彫られた五尺(150cm)あまりの不動尊像が祀られています。

案内板によると、文政5年(1822)1月15日から不思議と遠方からの参詣人が日に日に増え、2月1日から茶杯を煮沸し接待すると3月21日にはおよそ四千余人も集まったそうです。集まってくるのも不思議ですが、病が治ったり諸願成就の幕・旗・鏡類などが数多く奉納されたといいます。

国道212号線(日田街道)に戻って、大イチョウとは川向かいにあたる下城滝(しもんじょのたき)も見に行ってみましょう。駐車場は国道沿いにあるので分かりやすいし停めやすいです。

展望台からは、川を挟んで対岸に大イチョウが悠然と佇んでいる姿が拝めます。展望台と大イチョウの間には断崖絶壁の渓谷が横たわり、近いのに遠く感じてしまいます。

遊歩道で滝の真上まで行けるのですが、樹々が生い茂ってよく見えなくなっています。先へ進むと吊り橋があり、吊り橋の右側が上流で左側が下城滝方面です。

上流からどうどうと清流が流れ落ちてくる先には幅広い滝があり、そのさらに上部は浪床になっています。この滝は【鍋釜(なべかま)の滝】。傍らには、小さな祠が祀られていました。

以前は遊歩道が大イチョウまで繋がっていたのですが、現在は崩れてしまいここで通行止めです。結局、遊歩道から下城滝の全貌は見えず…。

クルマでまた大イチョウまで戻って、こちら側からの遊歩道入り口から覗き込んだらやっと下城滝が見えました。こちらの遊歩道は通行止めのバリケードがあって、これ以上は近づけません。遊歩道が復旧してくれることを願います。

国道から大イチョウに向かう途中の道が狭くて分かりづらく、住宅地を通り抜けるので運転にお気をつけください。今回は大イチョウから紹介しましたが、まずは展望台から眺めると「あのへんを通るんだな」と心構えができてスムーズに行けると思います。

周辺には、天然のウォータースライダーで川遊びが楽しめる【遊水峡】や、〝裏見の滝〟で知られる【鍋ヶ滝】など見どころがたくさんあります。

また巨木も推定樹齢1300年の阿弥陀杉、根元から清水が湧き出ている推定樹齢1000年の欅(けやき水源)を筆頭に、鉾納宮(ほこのみや)の欅、竹の熊の欅、金比羅杉、湯田神社の榧(カヤ)など数多く現存します。

小国町の巨木めぐりは1日では終わりません。いずれの日か、ほかの巨木たちも紹介したいです。

(松本しう周己)

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