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大人と少女の二面性を持つ魅惑のヴォーカルに注目 / セレーナ・ゴメス「ウルヴス」(Song Review)

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2017年7月に発売された「フェティッシュfeat.グッチ・メイン」から、およそ4か月振りとなる新曲「ウルヴス」を10月25日にリリースしたセレーナ・ゴメス。

この曲は、白い覆面を被った謎のトラックメイカー、マシュメロ(正体は米フィラデルフィア出身のDJドットコムという説も)とのコラボ・ソングで、プロデュースはそのマシュメロと、DJスネークの「レット・ミー・ラヴ・ユーfeat.ジャスティン・ビーバー」や現在大ヒットしているカミラ・カベロの「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」などを手掛けるアンドリュー・ワットが担当。ソングライターには、その2人とセレーナに加え、フロリダ出身の女性シンガー・ソングライター=アリ・タンポジや、アウル・シティー「グッド・タイムwithカーリー・レイ・ジェプセン」を大ヒットさせたブライアン・リーなどがクレジットされている。

新曲「ウルヴス」は、今年リリースした2曲のシングル、トーキング・ヘッズの「サイコ・キラー」をサンプリングしたキュートなポップ・チューン「バッド・ライアー」とも、ミステリアスな雰囲気漂うトラップ・バラード「フェティッシュ」とも全く違うタイプの、フロアライクなエレポップ・チューン。2月にリリースした「イット・エイント・ミー」に近い感じで、同曲でコラボしたカイゴやゼッド、アヴィーチーあたりのEDM系アーティストが好みの方なら、間違いなくハマるだろう。

楽曲自体は、彼らがヒットさせてきた過去のタイトルと何ら変わりないが、この曲は何といってもセレーナのボーカルが聴きどころ。力の抜けた透明感のあるファルセットと、サビで聴かせるパワフルなボーカルの対比がすばらしい。その使い分けが、大人っぽさと少女性の二面性をもたせる。ゴシップ報道で注目されがちなセレーナだが、幅広い音域を使いこなす優秀な歌い手ということを、この曲で再認識していただきたい。

8月の来日時に書かれたという歌詞について、セレーナは「その時のことが反映した曲」とインタビューに答えているが、日本での想い出云々……ということではなく、来日当時に抱えていた“恋の悩み”について歌っているのではないか、とメディアやSNSなどで囁かれている。その後、セレーナはザ・ウィークエンドとの破局が報じられ、「愛する人、そして失った人」や「怒りを鎮めるために奪ったりもした、あなたのために」などの一部歌詞とリンクした。本人が誰のことについて歌っているのか名言しているワケではないので、あくまで憶測だが。

セレーナは、「グッド・フォー・ユーfeat.エイサップ・ロッキー」などの大ヒット曲を輩出した2015年の2ndアルバム『リバイバル』から、2年以上アルバムをリリースしていない。「ウルヴス」含め3曲のシングルが既にリリースされているので、3rdアルバムの詳細も間もなく告知されるのではないだろうか。カナダやノルウェーでは、早くもTOP10入りしている「ウルヴス」。全米チャートでは、「バッド・ライアー」と「フェティッシュ」がTOP10入りを逃しているので、同曲のチャート・アクションにも期待したい。

なお、現地時間11月19日に開催される【アメリカン・ミュージック・アワード2017】で、この「ウルヴス」を初パフォーマンスする予定。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
「ウルヴスfeat.マシュメロ」
セレーナ・ゴメス
2017/10/25 RELEASE


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