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人命救助に役立てる緊急情報共有アプリ「Coaido119」ってどんなもの!? - 実証実験に参加

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●目の前で、誰かが心停止で倒れたら?
119番通報しながら周囲にSOSを発信できるという、iPhone用の緊急情報共有アプリ「Coaido119(コエイドイチイチキュー)」の、実証実験に関する体験ワークショップが豊島区役所で開催されました。区役所を会場にするだけあって、今回は地域密着の内容です。

○誰かが心停止で倒れたら?

目の前で人が倒れたとき、どうしたら良いのか迷ってしまいますよね。特に、その人に声をかけたり、肩を揺すっても反応しない場合、心肺が停止している可能性もあります。心停止した人を放置していては、確実に死んでしまいます。

Coaido119は、こうした突然の心停止で倒れた人を救命するためのアプリ。簡単な119番通報に加えて、近所のAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)の設置場所を地図上に表示したり、近くにいる応急処置ができる人にSOSを発信したりといった機能があります。

Coaido119アプリには、現在の状況を周囲のユーザーに説明するときに、よく使われる定型文が用意されています。選ぶだけで説明できるので、緊急時の時間短縮になります。このとき同時に、音声でも119番通報できます。

iPhoneの内蔵GPSと連動して、現在地を自動的に周囲のユーザーに知らせるほか、カメラ画像と現場の音声も周囲に伝えられます。通報を受けたユーザーは、複数の情報によって言葉では説明しづらい場所にもすばやく到達できるわけです。

緊急事態を発信できるだけでなく、誰かのSOSを受け取る機能も。一般人が消防署で受講可能な普通救命講習や、救急救命士といった医療国家資格などを持っていて、救命処置が可能な人は、Coaido119で資格証をアップロードすることで、到達可能な近距離の緊急事態が通知されるようになります。

Coaido119はAEDの使用率向上や救命率の向上につながる、人命救助に役立つ公共性の高いアプリとして、経済産業省主催の第3回IoT Lab Selectionのグランプリを受賞しています。

●心肺蘇生の重要性
○ワークショップではCoaido119の使い方だけでなく、CPRの重要性も訴求

Coaido119のワークショップが豊島区役所で実施されたのは、今回の実証実験が豊島区の後援を受けているため。池袋駅を中心に半径1km圏内でのSOS発信に限定していますが、Coaido119の社会実装は始まっているのです。

池袋を舞台として選んだのは、豊島区が「高密度」だから。豊島区は、人口密度が日本一の自治体です。特に、区の中心である池袋駅は、乗降客数が世界第3位(1日当たり約260万人)でもあります。このアプリの有効性は、ユーザーの人口密度に直結しているんですね。また、池袋駅から半径1km圏内には、区が把握、公開しているだけで167台のAEDが設置されており、これも大きな選択要因の一つになっています。

ただし、心肺停止はAEDのみでは解決できません。脳と心臓を虚血(低酸素)から守る心臓マッサージを「CPR」(cardiopulmonary resuscitation:心肺蘇生)と言いますが、CPRによって心臓の痙攣(心室細動)を保つことが重要になります。

この心室細動を検知しなければAEDは通電しませんし、痙攣を停止させるAEDの機能も意味を持ちません。つまり、CPRしたうえでのAED利用でなければ、救命には至らないのです。

今回のワークショップでは、Coaido119の機能説明や使い方のほか、CPRの基礎知識、ペットボトルを使ったCPRの基礎訓練、AEDの基本的な使い方の講習も実施しました。

特にCoaido119で通報するだけでなく、周囲の人にAEDを探して持ってくるよう頼んだり、CPRには意外と体力が必要になるので交代でやってくれる人を確保することも重要だと訴えていました。

Coaidoの代表取締役CEO、玄正 慎氏は、「Coaido119はユーザーの密度が高ければ高いほど効果の出るアプリです。目の前で人が倒れたとき、Coaido119をインストールしてあれば、たとえ救急医療の知識がなくても迅速な救援要請で救命に役立てます。また、いつ自分が倒れる側になるかも分かりません。そんなとき、近くにCoaido119ユーザーがいれば、助かる可能性が高まります。まだ実証実験を始めたばかりで、実際に使われていくのはこれからになりますが、実例を増やしていくためにも、沢山の人に導入してもらい、必要なシーンに遭遇したときに活用してほしいです」と語りました。

いまのところCoaido119アプリは、iPhoneのみ対応です。Androidへの対応を望む声も多く、開発は前向きに検討中。対応エリアの拡大はビジネスプランとともに考えていくことになるため、Coaido119の活動に賛同して協力してくれる企業や自治体を募っているとのことです。

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