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命の重さはゲームで学べ(ただし、しくじれば死)。殺人鬼“ジグソウ”はどうして生まれた?

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見知らぬ浴室で目覚めた2人の男。足枷で自由を奪われた彼らは「生きて脱出したければ」と“ゲーム”のクリアを要求される。標的を監禁し、容赦なく死のゲームに駆り立てるジグソウ。顔面を引き裂く鋼鉄マスク、手足を貫く拘束具など身の毛もよだつ拷問器具と、練りに練った綿密な計画で獲物を恐怖と苦痛のどん底に突き落とす。そう、彼は11月10日(金)公開の新章『ジグソウ:ソウ・レガシー』をはじめとする『ソウ』シリーズに登場する狂気に満ちた犯罪の天才だ。

ジグソウといえば、残忍な殺人鬼を思い浮かべる人もい多いはずだが、彼はシリアルキラーとは一線を画している。ジグソウの標的は、不倫で家庭を壊した者や自殺願望の持ち主、精神疾患を理由に無罪になった放火魔など心に闇を持つ者ばかり。殺しが目的ではなく、過酷なゲームを通じて“命の重さ”を知らしめること。だから「自分の足を切り落とせるか」「硫酸の中の鍵を素手で取れるか」など苦痛を伴う選択を課しながら、そこに生き延びる道も示している。殺人鬼というより“矯正者”と呼ぶ方がふさわしく(!?)、ゆえにターゲットが矯正されるか否かを“最も近く”で観察することを志向する。

そんなジグソウことジョン・クレイマーは、脳腫瘍で余命わずかな身であった。医師の宣告に落胆した彼は、その直前に起きた妻の流産も手伝い何度も自殺を図るが失敗。生と死を見つめ直した結果“死のゲーム”を思いつき、命を軽んじる者を狙い犯行を重ねるのだ。

かくして、冒頭のシチュエーションで開幕した『ソウ』シリーズ。『ソウ2』(05)で8人の男女をまとめてトラップだらけの館に閉じ込めたジグソウは、『ソウ3』(06)で息子を交通事故で亡くした父に事故関係者への復讐の機会を与えた後、命を落とす。しかしジグソウに共感を抱いた者、ゲームから生還した信奉者が後継者として跡を継ぐ。捜査関係者が狙われる『ソウ4』(07)や『ソウ5』(08)、狡猾な保険会社の副社長が狙われる『ソウ6』(09)では、第2、第3のジグソウが暗躍。彼らはジョンの手口を受け継ぎながら、ゲームの残忍性をよりエスカレートさせていた。そして『ソウ ザ・ファイナル 3D』(10)では、後継者同士で殺し合いを繰り広げる。

生前、自らのDNAを継ぐ者を正しく導く仕掛けを遺した初代ジグソウ。新たなゲームが繰り広げられる『ジグソウ:ソウ・レガシー』で、彼の“レガシー”はどのような形で受け継がれているのだろうか。劇場の“最前列”で確かめてほしい。【トライワークス】

https://news.walkerplus.com/article/126569/

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