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警察のDNA鑑定は4兆8千億分の1人を見つける

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警察の科学捜査で飛躍的に進化しているのがDNA鑑定です。冤罪事件の解決や性犯罪事件などで個人の識別に使われ、広く知られるようになりました。犯罪現場で採取された遺留品はまず鑑識課で分析が行われますが、より正確な分析が必要となった時に送られるのが「科学捜査研究所」(科捜研)です。

警察のDNA鑑定は4兆8千億分の1人を見つける

DNA鑑定は科捜研の法医が担当する


科捜研は、主に各都道府県警察刑事部に設置され、「法医」「化学」「物理」「文書」「心理学」という、5つの部門に分けられています。ただ、研究員の多くは警察官ではなく技術職員という立場なので、捜査権も逮捕権も持っていません。

5つの分野の中で「法医」が、犯罪現場に残された血液・唾液・精液・毛髪などの血液型やDNA型検査などを担当。最近では特にDNA鑑定技術の進歩は目覚ましく、迷宮入り事件の解決にも大きな期待が寄せられています。

DNA型鑑定で現在、主流なのは「STR型検査法」です。個人差が現れるDNAの短い塩基配列の繰り返し部分を抽出し、10万~100万倍に増幅。繰り返し回数を分析して、4兆8千億人に1人を同定します。

採取した試料をDNA鑑定する手順


DNAは体液や毛根など体のどの細胞から採取しても同一で、唾液が付いたタバコや皮脂が付着した眼鏡、指紋などからも検出可能。ペットボトルの口に付着したよだれなどから採取するのが効果的です。

DNA鑑定の手順は、まず慎重に試料を採取したら試験管に入れ、試薬を投入してタンパク質を取り除きます。そして、ボルテックスミキサーや遠心分離機にかけると、細胞の膜が破けてDNAが抽出されるのです。

抽出したDNAはサーマルサイクラーによるPCR法で増幅します。加熱と冷却を繰り返すとDNAは数時間ほどで10万~100万倍にまで増幅。増幅させたDNAをジェネティックアナライザーにセットすると、DNA型グラフがPCに表示されるのです。

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