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住職が教える「嫌な相手と会う苦しみ」から解放される方法

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日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人に向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。10月4日(水)の授業講師には、宮城県・慈眼寺の住職、塩沼亮潤大阿闍梨さんが登場!


※写真はイメージです。


過去1,300年の間に1人の達成者しかいなかった修行“千日回峰行”(せんにちかいほうぎょう)をやり遂げた、2人目の人物・塩沼亮潤大阿闍梨さんに、「歩きながら自分を見つめ直す方法、歩行禅」についてお話を伺い、4回にわたりオンエアしました。
1時間目の授業では、塩沼さんが成満した修行“千日回峰行”について、2時間目は、誰でも簡単にできる修行“歩行禅”について語ってもらいましたが、今回の3時間目は幸せに生きるための心のあり方について塩沼さんが話してくれました。

冒頭、「私も昔は自分はなんて運が悪いんだろう、人とのめぐり合わせが悪い人間なんだろうと思っていました。しかし、さまざまな修行や人生経験を積んでいくうちにあることに気付いたんです。自分の心の前に左右に揺れる1本の針があると思ってください」と語り始める塩沼さん。
嫌なことがあったり、イライラしたり、ネガティブな思考になったとき、心の針はマイナスの方向に振れているとイメージすべきだというのが塩沼さんの考えです。そして、その状態を放っておくと人を恨み、憎む方向に進んでしまうとも。
逆に、「まあいいや」と嫌なことを忘れ、捨て去り、相手を許して、心の針をプラスの方向に転じていくと、人生がどんどんいい方向に運ばれていく。プラスとマイナス、どちらに向いているかは、自身の心の根っこが決めていると塩沼さんは言います。

とはいえ、どうしても許せない、嫌だと思うことは誰しもがあること。
塩沼さんもマイナスな気持ちからはなかなか脱却できなかったそうで、プラスの方向に心の針を向けることを意識し、繰り返していくうちに針の振り方が上手くなっていったそうです。

さらに、より幸せになるためには「人生に降りかかるさまざまな苦しみと向き合う必要がある」と塩沼さんは語ります。
「まず、“自分が幸せだな”と思える心を作っていかなければならない。仏教の“生老病死”という考えでは、人間は“この世に生まれ”“年老い”“病になり”“あの世に行く”。この“4つの苦しみ”はこの世の全ての生きとし生きる者の定めであり、変えることはできないんです」と言う塩沼さん。そして、人間には他にも4つの苦しみがあるそうです。
それは、“求不得苦(ぐふとくく)”=ほしいものが手に入らない苦しみ。“愛別離苦(あいべつりく)”=愛する者と別れる苦しみ。“五陰盛苦(ごうんじょうく)”=人生は生まれてからあの世に行くまで、ままならないことがあるという苦しみ。“怨憎会苦(おんぞうえく)”=会いたくない人と会う苦しみ。

最後の“怨憎会苦(おんぞうえく)”が一番の苦しみだと思う塩沼さんは、100人であれば100人、1,000人であれば1,000人と平等に接することができる自分になろうとハードルを決め修行に励んだとか。

しかし、どうしても嫌だと思う人が世の中に1人だけ残ったそうです。そして、それをなんとか克服しなければと思ったある日、「心の中で、嫌な相手と普通の会話をしながら“ごめんね”と謝ったんです」という塩沼さん。その瞬間にその人を許すことができたと言います。

相手を嫌う気持ちの100のうち、1でも出してしまっていたら、自分が放つ嫌な目線や雰囲気が相手にも伝わっていたはず。もしそうだったとしたら申し訳なかったと、そのとき塩沼さんは心から謝ったそうです。
そうして心の対話を終え、相手に背を向けた瞬間、両目からキラキラとした喜びの涙が出てきて、「生きていてよかった、ありとあらゆることから解放された」と塩沼さんは振り返っていました。

次回記事では、塩沼さん自身の今の想いから導き出される持論、「宗教より信仰」をテーマに未来授業4時間目の模様をお届けします。

<番組概要>
番組名:「未来授業」
放送日時:毎週月~木曜19:52~20:00
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

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