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倒れる前に知っておくべき「急病のサイン」

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 食べ物がおいしく、旅行に行くのに最適なこの季節。楽しいことが多いのに、病気になんか負けられない!

■大相撲元大関の二所ノ関親方が病院に救急搬送 鹿児島県の種子島出身で、ニックネームが“南海の黒豹”。元大関・若嶋津こと二所ノ関親方(60)が、今月19日、サウナの帰り道の千葉県船橋市の市道で自転車で転倒し、近くの病院に救急搬送された。これを取材したスポーツ紙記者が言う。「高血圧気味だった二所ノ関親方は、健康のため、朝稽古後のサウナを日課にしていました。でも、その日はサウナ室を出ると具合が悪く、体もフラついた。従業員が休憩室に連れて行き、休ませたものの、しばらくすると“もう大丈夫”と言って、自転車で帰ったそうなんです」

ところが道中、よろけて畑に転倒。自転車を起こして乗り、300メートルほど走って、再び転倒。そのまま意識不明となり、通行人が発見した。“119”コールがかかり、救急車で病院に運び込まれたという。「倒れた拍子に頭を打って脳挫傷を起こしており、開頭すると出血がかなりひどかったそうです」(前同)

■中高年はサウナが劇薬になることも 発汗を促し、自律神経を整える健康に良いと、世界各地で愛される“サウナ浴”の直後でこうなったのだから、驚きは隠せない。「血圧やコレステロール、中性脂肪値などが高い中高年は、サウナが命取りになることがあります」

こう警告するのは循環器専門医で、大阪大学人間科学研究科招へい教授の石蔵文信氏(医学博士)。「サウナに入って、脱水症状が起こると、急激な血圧低下や、血管に血栓が詰まるケースが出現します。これが心筋梗塞や脳卒中の引き金になるんです」(前同)

使い方を間違えると、サウナも劇薬になる。“体調が悪い折は無理に入らない”“浴室には連続して12分間以上はいない”“水風呂には、ゆっくり入る”の「温浴3か条」を死守すれば体に良いというのが、サウナの定説。しかし、大人の血圧は非常にデリケートなのだ。

●血圧の上下が心筋梗塞や脳卒中、突然死につながる「血圧を急に上げ下げすることが、心筋梗塞や脳卒中、ひいては突然死につながります。これを避けるには、第一に“血圧管理”をすべき。血管に急激な負荷をかけないことです。加えて、心筋梗塞や脳卒中は、動脈にコレステロールなどのヘドロ(プラーク)がこびりつく“動脈硬化”が、最大の元凶です」(医療機器メーカー研究員)

急激な血圧の上下、動脈硬化という“悪玉ツートップ”を抑えることさえすれば、急病のリスクはダダ下がり。肝に銘じるべし! この“動脈硬化”を起こすのは、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病……つまり“心身へのストレス”が、そのまま影響する。それを表にしたのが、文末のチェックリストだ。ご自身の“急病サイン”を確認したい。

■“自然の猛威”に油断大敵 だが、急病の予兆はそれだけではない。自分の体とは無関係の“自然の猛威”という要因があるという。前出の石蔵氏が言う。「たとえば、寒暖の差が激しくて、血圧が上下し、心臓に負担がかかる場合です。こうした場面を減らすことも、急病や突然死を防ぐには大切なのです」

寒さがそれほどでもない秋こそが、油断しやすい“悪魔の季節”で、寒暖差の影響をダイレクトに受けがちだというのだ。

■風呂場やトイレ、寝室は“危険な場所” また、特筆すべき“危険な場所”も存在する。「日本で年間5万人ともいわれる突然死は、その7割以上が自宅。特に風呂場やトイレ、寝室に集中しています」(医療ライター)

●銭湯や温泉でも要注意 男のオアシスたる屈指の癒しスポットが、突然死を招く“魔の三角地帯”とは、聞き捨てならぬ話。まずは“風呂場”を見てみよう。「暖房の効かない脱衣所でパパッと服を脱ぎ、湯船に飛び込むこんな御仁も多いでしょうが、これは自殺行為。寒暖差が血圧を上下させ、心臓に負担をかけるんです。風呂で水をかぶる、銭湯や温泉でドボンと水風呂に飛び込む人も危ないです」(前同)

●便秘気味になり、トイレでキバると… 続いて“トイレ”。各所で事故も多発しているが、これも、暖かい居間と寒いトイレを行き来する寒暖差が一因だという。「加えて、中高年になると便秘気味になり、トイレでキバることが多くなる。これが血圧を上げ、脳卒中を招くんです」(同)

●寝酒などで脱水症状に! 風呂、トイレと来て、最後は“寝室”だ。就寝中の突然死は、前述のサウナと同様、“脱水症状”が一番の原因だという。「暖房を入れた部屋で厚い布団をかぶって寝ると、眠っている間に大量の汗が出て、著しい水分不足に。そうなると、血液がドロドロになり、血栓が詰まるなどして、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすんです」(同)

起きた直後は全身がカラッカラ。むろん“寝酒”は、さらに全身から水分を吸い上げる最悪な生活習慣。アルコールは利尿作用があり、また、分解する際に水分を要するため、烈火の如き“脱水症状”を招くというのだ。

■運動は散歩や軽いジョギングで十分 なお、“魔の三角地帯”以外も、安全地帯ばかりではない。「家の外で突然倒れる方、中には、そのまま亡くなってしまう方が多いのは運動の最中。注意が必要です」と言うのは、スポーツインストラクター。月に何度か、一生懸命にランニングジムに通ってキツめの筋トレ……健康のためどころか、これらは突然死のリスクを高めているという。「血管がもろくなった中高年がハードなスポーツすると、心臓に負担がかかりすぎてしまうんです」(前出の石蔵氏)

運動は、散歩や軽いジョギングで十分だという。しかも、寒い屋外で体を動かせば、血圧の上下幅も大きい。リスクはいっそう増すばかりだ。

■ストレスで不整脈に… 肉体ばかりでなく、精神面でストレスを抱える人も“急病サイン”点灯中だ。「ストレスが大きい人は、不整脈を訴えがち。不整脈が、心不全に直結するわけではないものの、心臓に大きな負担をかけることは確かです。たとえば、ゴルフで突然死するケースでは、ショットよりパットのときに多いと言われています。ストレスが、心臓に大きな負担をかけていることの証拠だと思います」(前同)

いつも追われるように仕事をして、休まる場所や時間がないと、心臓に異常が出て「ある日、パタリ」となりかねない。

■和食中心の食生活でリスクを下げる では、こうした急病、突然死のリスクを下げるにはどうすればいいのか。第一は、動脈硬化を極力抑えること。「血管のヘドロになる、揚げ物などの食べ物は減らす。反対に、青魚に多く含まれるEPA、DHAなどの脂質は、ヘドロの元となる悪玉コレステロールを下げるので、和食中心の食生活がオススメです」(管理栄養士)

また、便秘気味でキバり気味な方は、食物繊維やヨーグルト、納豆など、“腸にいい食べ物”を多く摂るようにするといい。

●寒い場所を暖めることも大事 もう一つ大事なのが、血圧の上下を少なくすること。要は、寒い場所を暖めること。“魔の三角地帯”でいえば、まず風呂とトイレ。「入浴時の寒暖の差を小さくするため、風呂に入る10分前に脱衣所と風呂場を暖めておく。それに、入る前に浴槽のフタを開けておくだけでも、浴室内もずいぶん暖まります。トイレは、温風が出る専用ヒーターを設置するなどして、寒暖の差を小さくするのがいいでしょう」(前出の医療ライター)

最後のトリは寝室。「寝る前に1杯の白湯や水を飲むと、就寝中の脱水を防げます」(前同)

これで、ひと安心。“急病サイン”を早めに発見し、体をいたわって、この秋冬も元気ハツラツに過ごしましょう!

※石蔵氏とともに本誌編集部が作成。11個のうち、0~2個なら低リスク、3~6個なら中リスク、7~9個は高リスク、それ以上は「デンジャーゾーン」。気をつけて!


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