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デヴィ夫人の横領被害よりヤバかった、高須院長「金銭トラブル」の教訓

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デヴィ夫人(77歳)が1億7000万円もの大金を横領されたことが話題になっています。容疑者はデヴィ夫人が代表を務める芸能事務所の元経理担当で、10月26日に渋谷署に逮捕されました。

芸能界では時折、目にする横領やギャラの持ち逃げ。お金持ちにとってはよくある話なのか、それとも、資産に対するセキュリティが甘すぎた結果なのか。資産管理が大変そうな高須クリニックの高須院長に聞きました。教えてかっちゃん!

◆高須院長が体験した「脱税」「横領」のてんまつ

――芸能界でマネージャーにギャラを持ち逃げされたり、デヴィ夫人のように経理担当に横領されたり……といったニュースをときどき目にしますが、お金持ちにはよくあることなんですか。

高須「“全部お任せ”でやってると、経理担当に勝手にお金を使われていても気づかないことはあるだろうね。僕が1990年に、8億9000万円の脱税で起訴されたときもそうだよ。僕が脱税したわけじゃないけど、“経理を任せきりにして、脱税に気づかなかったのは過失”ということで、最高裁まで争ったけど結局、有罪になっちゃった。

それで、1年間の『医業停止』だからね。追徴課税も20億円ぐらい払わされたよ」

――20億円……。想像もつきません。

高須「もともとはね、経理を担当していた僕の母親が、僕の将来を心配してお金を貯めておいてあげようと思ったのが発端なの。一生懸命働いているけど、どんどん使っちゃうから心配になったんだろうね。そんなの責められないじゃない?

弁護士にはね、法廷戦術として『お母さんを横領で訴えてください』って言われたんだよ。そうすれば、僕は有罪にならないし、親子だからお母さんも結局は有罪にならないだろうし、全部丸くおさまるって。

でも、そんなことできないよ。方法は間違ってたかもしれないけど、心配してくれた母親を訴えるなんて、僕の美学として絶対許せない」

――だったら、有罪になっても甘んじて受け入れますと……?

高須「すっごく悔しかったけどね。だってさ、最初にやってきた東京国税局査察部の担当者は『金額は関係ありません。われわれは真実が知りたいだけです』って言ってたの。反抗的か協力的かどうかが重要だというから、ものすごく協力したんだよ。

脱税として認定されたのは僕が協力して増やしてあげた金額が大半だったんだからね。たくさん払って協力したら許してもらえると誤解してたんだ。

起訴されてから担当の検事さんが、『重要なのは協力的かどうかではなく、脱税した金額です』と言うわけ。全然違うじゃないかって(笑)」

◆金銭管理の教訓は「丸投げするなら複数に!」

――その事件以降、お金の管理体制は変わりました?

高須「変わったよ! そのとき、査察に入った国税局のメンバーの優秀さに感心して、うちの会計担当としてスカウトしたの。

彼らはすごく優秀だし、真面目で、どんな小さなミスも見逃さない。この人たちにチェックしてもらったら、二度と脱税で訴えられることはないだろうなと思って」

――院長自らスカウトしちゃったんですか。

高須「知り合いを通じて打診してもらったの。今は社内の経理部の他、社外のチェック役として、国税局OBの3人を含め、全部で6社の会計事務所にお願いしてる。

デヴィさんもおそらくそうだったと思うんだけど、1社に丸投げするのがいちばん怖いんだよ。横領されても気づかないでしょ? 複数いれば、どこかが気づいてくれるはず」

さすがに6社は多すぎる気もしますが、20億円の教訓は「丸投げするなら複数に…!!」だそうです。

<TEXT/島影真奈美>

【高須克弥氏・プロフィール】

1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。著書多数、近著は『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』


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