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シネマ・スクリーンで見られるロイヤル・オペラ、シーズン開幕公演は『魔笛』舞台裏や歌手インタビューも

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バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像をシアターで観劇できる『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』が開幕する。第一弾はモーツァルトのオペラ『魔笛』だ。

歌い手のみならず役者やダンサーも交え、シンプルな舞台に人の動きで様々なシーンを鮮やかに表現する『魔笛』演出は、人気演出家デイヴィッド・マクヴィカーによるもの。幾多の試練を乗り越え、その成長を描かれるパミーナやタミーノはあくまで純粋な主人公として描かれている。

登場から目つきがキツく“哀れ”さを感じさせない『夜の女王』は、余裕綽々で最高音のFを歌い上げ、叡智の神殿を守るザラストロは豊かな最低音Fでその器の広さを示す。客席に笑いを巻き起こすパパゲーノ、パパゲーナや、試練を導いてゆく弁者たちの役者顔負けの演技力は、さすが英国ロイヤルのプロダクションと思わせる見応えとなっている。

スクリーンの前に座ってすぐにオペラが始まるのではなく、本当に劇場に行ったかのようにロビーの様子が映し出される。観客は観劇の前に、案内役の導きで劇場スタッフや指揮者から劇の内容や見所を教わることが出来る。オペラ好きなご両親がお子さんを連れて行ったり、またオペラを見に行きたいけれど難しそうでと二の足を踏んでいた方が、あらすじを知らずに行っても世界に入っていきやすいよう、構成が工夫されている。

また、幕間には休憩時間が設定されており、指揮者へのインタビューの他、モーツァルト関連の展覧会をパパゲーノのキャストと巡り、その当時の衣装を見ながら、博物館のキュレーターとの対話を聞くなど、劇を取り巻く社会的、歴史的な背景への案内役が多いのも、この『英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン』の嬉しいところだ。『魔笛』は11月10日より、TOHOシネマズ日本橋ほか、全国順次公開。Text:yokano

◎公開情報
英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18『魔笛』
2017年11月10日公開
作曲: ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
演出: デイヴィッド・マクヴィカー
指揮: ジュリア・ジョーンズ
出演: シボーン・スタッグ (パミーナ)、マウロ・ペーター(タミーノ)、ロデリック・ウィリアムズ(パパゲーノ)、ミカ・カレス(ザラストロ)、サビーヌ・ドゥヴィエル(夜の女王)
(C) ROH.TRISTRAM KENTON


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