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塩田紳二のアンドロイドなう (139) 「Pixel 2」のラウンチャー

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「Pixel」シリーズは、以前の「Nexus」シリーズといくつか違う部分があります。1つはホーム画面を表示する「Launcher」が専用のものになっている点です(写真01)。これは、「Pixel Launcher」と呼ばれています。GoogleがAndroid 8.0の特徴の1つとして紹介した通知ドットは、このPixel Launcherでしか動作しません。というよりも、通知を示すドットをアイコンにかぶせて表示するのはこのPixel Launcherの機能です。

どうも先代のPixel(以下区別するためにPixel 1とします)から、Googleの方針がちょっと変わり、Androidの新機能のいくつかは、最初にPixelシリーズに搭載され、その後、他社のAndroidに提供されるようになりました。たとえば、Pixel 1のときには、Pixel LauncherやGoogle Assistantが独自の機能として提供され、その後しばらくしてGoogle Assistantの一般向け提供が始まりました。Pixel 2では、同様にGoogle Lensが独自機能として提供されています。

現在では、Pixel Launcherは、おそらく、サードパーティのAndroidマシンでも最初からAndroid 8.0を搭載しているマシンでは搭載が可能と思われます。メーカーのカスタマイズなどもあるので、Android 8.0だからPixel Launcherが必ず搭載されるとは限りませんが、通知ドットを表示させようとするとPixel Launcherを使うか、メーカー独自のラウンチャーに同等の機能を移植する必要があります。Googleは、通知ドットをAndroid 8.0の標準的な機能として紹介しているので、メーカーが独自のラウンチャーを使い続けるとなると移植は必須でしょう。おそらく、グーグルは、メーカー独自のラウンチャーはできれば、認めたくないのかもしれません。ラウンチャーが違うということは、Androidとして基本的な「ユーザー体験が異なる」ということになりかねないからです。

このPixel Launcherですが、いくつかの特徴があります。従来のAndroidの標準ラウンチャーは、画面下、中央にアプリ画面を開くボタンがありましたが、Pixelラウンチャーは、画面全体を上にスクロールさせるように指を動かすことでアプリ画面に切り替えます。イメージ的には、ホーム画面の下にアプリ画面が隠れている感じです。

このため、アプリ画面を開くアイコンが不要で、ホーム画面下(お気に入りのアプリ/favorite apps)には全部で5つのアプリアイコンを配置できます。アイコン1つの違いですが、ここは、ホーム画面すべてで常にアクセスできる状態なので、意外に使い勝手が上がります。比較的よく利用する、あるいはすぐにアクセスしたいアプリには、「電話」、「マップ」、「カメラ」、「ブラウザ」、「設定」があり、5つアイコンを配置できるとこれらをすべて配置できます。人によって利用するアプリや頻度には違いがありますが、4つでは不足と感じる人は少なくないでしょう。

(図01)は、Pixel Launcherの画面構造です。基本的な構成は、従来のGoogle Now Launcherに似ていますが、いくつかの違いがあります。1つは、メインホーム画面(一番左側のページ)にAt A Glanceと呼ばれる通知領域があることです。ここは、従来はGoogle検索バーが配置されていた場所ですが、At A Glanceはメインのホーム画面のみで他のホーム画面には表示されません。通常は、時刻、日付の表示ですが、ここに「次のカレンダーの予定」や「交通に関する情報」が表示されます。設定は、これらのオンオフのみで、表示する内容を制御することはできません(写真02)。

また、メインホームページの左側には、Googleアプリ(Google NowやAssistantなど)からの情報(Feed)を表示するページがあります。このあたりは、Google Now Launcherと同じですが、Pixel Launcherでは、このページをオフにすることも可能です(写真03)。

画面上にある通知領域や通知シェード、クイック設定といった作りは、従来と同じです。また、画面下には、「戻る」、「ホーム画面」、「オーバービュー」(Overview)の3つのOptionが並びます。ここも同じなのですが、以前の「最近使ったアプリ」ボタンはPixel Launcherでは「オーバービュー」という名称になっているようです。最近利用したアプリをカード状に並べて表示する機能なのですが、頻繁に名前が変わります。しっくりした名前がみつからないのが原因なのかもしれません。

また、Pixel Launcherでは、アイコンの周囲の形状を変更することができます。これもAndroid 8.0から導入された「アダプティブアイコン」という機能です。アダプティブアイコンは機能だけでなく、アイコンのデザインや作り方のルールを含むものです。

Android 8.0以前は、矩形のPNGファイルを解像度に応じて複数作成していました。しかし、アダプティブアイコンでは、アイコンをフォアグランド、バックグラウンドの2枚の画像で定義し、中央の2/3を直径とする円の中に意味のある画像を収め、その周囲を余白とします。実際に表示するときには、システムがこの2つの画像とマスクパターンを組みあわせてアイコンの周囲をさまざまなカタチにします(図02)。

Pixel 2では、このアダプティブアイコンの機能を使い、ホーム画面に配置するアイコンを四角や角の丸い四角、円形など4種類のパターンを切り替えることができます(図03)。メーカー独自のラウンチャーアプリで、アイコンの外形を変更できるようなものがありましたが、そういう機能が標準的になったといえます。

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