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住職が勧めるプチ修行は、「ごめんなさい」を想い歩くこと

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日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人たちに向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。10月3日(火)の授業講師には、宮城県・慈眼寺の住職、塩沼亮潤大阿闍梨(しおぬまりょうじゅんだいあじゃり)さんが登場!


※写真はイメージです。


過去1,300年の間に1人の達成者しかいなかった修行“千日回峰行”(せんにちかいほうぎょう)をやり遂げた、2人目の人物・塩沼亮潤大阿闍梨さんに、「歩きながら自分を見つめ直す方法、歩行禅」についてお話を伺い、4回にわたりオンエアしました。
1時間目の授業では、塩沼さんが成満した修行“千日回峰行”について伺いました。今回は、その中で「歩行禅」と呼ばれる、私たちの生活にも応用できる行いに迫りました。

山道を1,000日間歩き続ける“千日回峰行”を続ける中で一番大切にしていた気持ちは、「今日より明日。明日より明後日。自分を高めていこう。よりいい歩き方をしていこう。と、向上心を持つこと」と語る塩沼さん。
この向上心の源は19歳で出家得度をしたときに、「坊さんは毎日お勤めをするけど、この勤行が常に過去最高だったと想えるお勤めをしないといけないよ」と、ある先輩の住職にお声をがけをいただいたことだそうです。

そして、「そこからさらに奮起してお勤めをしていたのですが、むしろ努力癖が付いてしまい“本当にこれでいいのか?”と迷ったこともあるのです。しかし、その努力の繰り返しの先に、悟る可能性があると、お釈迦様はおっしゃっております」と塩沼さんは振り返ります。

また、“千日回峰行”について最後は自分自身との闘いだとも。1,000日間日々勝負で、今日の自分に明日は絶対に勝っていたい、毎日白星として、1,000個数えたいと想ったそうです。そもそも、自分からこの修行をお願いした立場であり、そうでなければいけない。修行を嫌だと想ったら申し訳ない、どんなにつらいことがあってもそこに飛び込んでいこうという情熱が、自分を成長させたのだとも話していました。

このように今日よりも明日と、一歩一歩き続けた塩沼さん。では、私たちが普段の生活の中でもできる修行というのはあるのでしょうか?
塩沼さん曰く、「プチ修行と言いますか、歩くことと、1日5~10分でも座禅を組むことは、医学的にも効果があります。人間の筋肉の2/3は脚にあるのですが、歩くことによって、血液の循環がよくなり、脳にも酸素が供給され、活性化されます」とのこと。
ニュージャージーの(ラトガース)大学でも、ウォーキング・メディテーション(瞑想)という行為について昨年発表されています。座禅は座る修行ですが、慈眼寺の修行はその前に歩きます。これがすなわち「歩行禅」とのことです。

さらに、どんなことを想い山の中を歩いていたのかを振り返る塩沼さん。それは、自身の人生の中での「ごめんなさい」を想い浮かべながらだったそうです。
「人間、つらいこと苦しいことがあると“どうして、なんで私だけが”と、そのつらさを人に求めたりする。“あの人が、あのとき、ああだったら”と、相手のせいにしがちです。でも、よくよく反省してみると、自分自身も他人に不快な想いを与えていたのではないかと想うんです」と塩沼さん。
そこに気づくことによって自分が変わったり、相手も変わるそうで、例えば会社に行くときには昨日あったいろいろなことに関して「ごめんなさい」、「ありがとう」と想い浮かべながら行くといいと塩沼さんは言います。また、帰るときは反省し、いろいろと想像しながら歩いてみるべきというのが塩沼さんが悟った持論であり、「歩行禅」だそうです。

ちなみに、寝る前に1分でも座禅を組んでみるのも効果的だとか。「歩行禅」の後にゆっくりと深呼吸をしながら眠ると、次の日の目覚めがすごくよくなると塩沼さんはアドバイスしていました。

次回記事では、さらに深く「歩行禅」から導き出される「運をよくし、幸せに生きるには」をテーマに未来授業3時間目の模様をお届けします。お楽しみに!

<番組概要>
番組名:「未来授業」
放送日時:毎週月~木曜19:52~20:00
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/

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