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『オトナ高校』、童貞と処女を侮蔑&差別連発に批判噴出…「君たちは腐ったチェリーです」

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 今クール(10~12月期)の連続テレビドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)の第1話が14日、放送された。

ある日、東京大学卒でエリート銀行員、容姿も端麗な荒川英人(三浦春馬)の前に、内閣府特別政務官の嘉数喜一郎(杉本哲太)が現れ、「オトナ高校」への入学召喚状を渡される。嘉数の説明によれば、政府は少子化対策の一環として、性体験のない30歳以上の男女をオトナ高校へ強制入学させ、本当のオトナになるための英才教育をほどこし、性行為をするまで卒業できないという「第二義務教育法案」を打ち出したという。

荒川は入学すると、担任から“チェリート君”というあだ名を付けられ、日頃の荒川の女性への接し方や口説き方、デートの様子を把握している教師たちから徹底的に“ダメ出し”され、高いプライドをズタズタにされてしまう。

後日、課外授業として行われた合コンパーティーですっかり不貞腐れてひとりでワインを飲んでいると、キレイな女性が声をかけてきて、告白タイムで告白してほしいと告げられる。一刻も早く卒業したい荒川は、より確実に童貞を捨てる機会を得たい一心で、その女性ではなく容姿の劣る女性に告白するも断られる。その一方、デブで低学歴・低収入の和田島正臣(小出伸也)が美人の女性に告白してOKをもらい、その現実に荒川が腰を抜かすところまでが放送された。

●不安要素

第1話を見た感想としては、テレビでここまで大っぴらに性経験のない人を侮蔑するドラマを放送して大丈夫なのかと驚いてしまった。

「君たち“チェリーボーイズ&ガールズ”に、愛のなんたるかを徹底的に叩き込むつもりです」と宣言した担任の山田翔馬(竜星涼)は、生徒たちを前に「君たちは腐ったチェリーです」と言い放ち、荒川たち生徒は呆然とする。

最初の授業で生徒たちにあだ名を付けるシーンでは、エリート銀行員の荒川は“チェリート君”、荒川の上司でもある50代の権田勘助(高橋克実)は童貞なのに遊び人を詐称しているということで“サショーさん”と付けられる。そして美人キャリアウーマンの園部真希(黒木メイサ)は、「妻帯者ばかりと付き合い、常に2番手に甘んじてきましたよね。そして重たい女だと敬遠されて、抱いてももらえなかった」と生徒たちの前で暴露され、「そんなあなたのあだ名は、“スペア”です」と伝えられる。また、和田島正臣は「デブで不細工、低学歴・低収入。童貞要素を完璧に備えた君は“パーフェクト”」と容赦なくバカにされる。

続いて、副担任の姫谷さくら(松井愛莉)は「女子のリードで男子に心地よく避妊具を装着させるテクニックの講義」で、発言した荒川に「だから童貞なんじゃないかな、チェリート君」とバカにし、荒川が女性を口説く際に愚行を犯した理由について「セックスを知らないからです」と断言する。

こんな感じでドラマでは終始、性体験がない登場人物たちを罵り、まるで人権すらないかのような扱いをするのだが、いくら夜11時台という深夜帯とはいえ、そうした人々をここまで差別し侮蔑するドラマを地上波で放送するというのは、問題になってしまわないのだろうか。早くもインターネット上では、「むちゃくちゃ笑った」「ぶっとび過ぎでおもしろい」と評価する声もみられる一方、「不愉快」「嫌な気分になる」「心が痛い」「童貞と処女を未熟者扱い」と批判的な声も多数みられ、波紋を呼んでいるようだ。

いずれにせよ、今クールの連ドラのなかで話題を呼ぶ一作になるのは間違いない。
(文=米倉奈津子/ライター)

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