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BSプレミアム、バレエ界のレジェンド、マニュエル・ルグリと仲間たちの来日ガラを放送! パリ・オペラ座時代からのパートナー、イザベル・ゲランとの共演や世界初演ソロも!

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パリ・オペラ座で23年間エトワールとして活躍し、現在はウィーン国立バレエ団の芸術監督を務めるマニュエル・ルグリ。彼らがトップダンサーたちとともに創り上げたガラ公演『ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~』が、今年8月に来日し評判を呼んだ。この中から選りすぐりのスペシャル演目が、10月15日(日)深夜24時より、早くもNHK BSプレミアムの「プレミアムシアター」で放送される。

公演では16演目からなるプログラムが2種用意された。「ダンサー・振付家・芸術監督」の三手腕をふるうルグリの輝かしい足跡がフラッシュバックするかのような十八番の作品はもちろんのこと、自身と同様に「バレエに人生を捧げる運命」にある仲間たちとの「最後になるかもしれない舞台」という意味も込めて、敢えて新作にも取り組んだ。

本放送では、そんな彼のダンサーとしての集大成的新作ソロ『Moment』や、オペラ座時代からのよきパートナー、イザベル・ゲランとの『ランデヴー』『フェアウェル・ワルツ』の円熟のステージをたっぷりと堪能できる。

例えば、『ランデヴー』はフランスの巨匠、ローラン・プティの、退廃美と官能に満ちた作品。1940年代のパリを舞台に「危険な愛」をスタイリッシュに描き出す。意外にも、ゲランとこの作品を踊るのは初めてとのことだが、息の合ったパートナーシップによるスリリングで濃厚なドラマは二人の真骨頂。ダンサーに年齢はないものだが、50代半ばという実年齢を超越した美しさ、磨き上げられた芸術性などに心を揺さぶられるだろう。

また『フェアウェル・ワルツ』は、「ピアノの詩人」フレデリック・ショパンと「男装の麗人」ジュルジュ・サンドとの愛に想を得たパトリック・ド・バナが、2014年にルグリとゲランのために振り付けた作品。舞台には、ベッドと椅子があるだけ。ベッド上のルグリと椅子にかけたゲランがショパンの曲とともに踊り始める。ふたりの関係が築かれ、さまざまに変化しつつ別れに至るまでが、手に取るように伝わってくる。

そして、ソロ新作『Moment』世界初演は、ルグリの「運命」を彷彿させる。パリで生まれ、オペラ座で育ったルグリが体得したクラシックバレエ、薫陶を受けたヌレエフとの出会い、新境地を開拓したプティ作品での表現、さらにウィーン伝統の貴族文化やアフリカのダンスなども見え隠れする、最近のダンス界や彼の近況を反映した意欲作である。ウィーン国立バレエ団専属ピアニストの滝澤志野が、音楽をピアノ演奏するのにもご注目。

さて、ルグリはオペラ座時代に「ヌレエフ世代の騎手」と言われたが、『白鳥の湖』は1964年にウィーンで初演されたヌレエフ版。育成中のウィーン国立バレエ団のプリンシパル、ニーナ・ポラコワとデニス・チェリェヴィチコが、黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥを踊る。伸び盛りの若手ダンサーによる渾身のパフォーマンスに何を感じるだろうか。

また、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル、マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフによる華やかな『ジゼル』第2幕パ・ド・ドゥ、『ドン・キホーテ』第3幕グラン・パ・ド・ドゥも必見。

インターバルを挟んだ後は過去のアンコール放送で、ボリショイバレエ団の『眠りの森の美女』。モスクワのボリショイ劇場での公演。ペローの童話に基づくバレエ・ファンタジーで、チャイコフスキー三大バレエの中でもスケールが大きい作品として知られるが、新国立劇場公演などでも人気を博したスヴェトラーナ・ザハロワのオーロラ姫を堪能できる。

姫の誕生から始まり、100年の眠りを経て理想の王子とめでたく結婚するまでの長大な物語がバレエ絵巻のごとく踊り綴られる。デジレ王子のデーヴィッド・ホールバーグは、アメリカン・バレエ・シアターとボリショイ・バレエのプリンシパル。昨年終盤、ケガを乗り越えて復帰して話題になっていたが、これは2011年の収録舞台だけに、ザハロワともども初々しさを感じられることだろう。
『眠りの森の美女』ザハロワとホールバーグ
『眠りの森の美女』ザハロワとホールバーグ

文・原納暢子
番組情報 プレミアムシアター
10月16日(月)【10月15日(日)深夜】午前0時00分~4時55分
■本日の番組紹介 (0:00:00~0:03:00)ナレーション: 水落幸子(みずおち ゆきこ)
■ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~ (0:03:00~2:31:30)
■ ボリショイ・バレエ「眠りの森の美女」(2:34:00~4:55:00)【再放送、5.1サラウンド】
◆ルグリ・ガラ ~運命のバレエダンサー~
収録:2017年8月23・24日 東京文化会館 大ホール
<演目>
●「ジゼル」から パ・ド・ドゥ
音楽:アドルフ・アダン
振付:ジュール・ペロー、ジャン・コラリ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
●「ランデヴー」
音楽:ジョセフ・コスマ
振付:ローラン・プティ
出演:イザベル・ゲラン、マニェル・ルグリ
●「フェアウェル・ワルツ」
音楽:フレデリック・ショパン、ウラジーミル・マルティノフ
振付:パトリック・ド・バナ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
●「白鳥の湖」から 黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:ルドルフ・ヌレエフ(1964年ウィーン版)
出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ
●「ドン・キホーテ」から パ・ド・ドゥ
音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
●「Moment」(世界初演)
音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ
振付:ナタリア・ホレツナ
出演:マニュエル・ルグリ
ピアノ:滝澤志野
ほか

<出演>
マニュエル・ルグリ
(ウィーン国立バレエ団芸術監督、元パリ・オペラ座バレエ団・エトワール)
イザベル・ゲラン(元パリ・オペラ座バレエ団・エトワール)
マリアネラ・ヌニェス(英国ロイヤル・バレエ団・プリンシパル)
オルガ・スミルノワ(ボリショイ・バレエ団・プリンシパル)
ニーナ・ポラコワ(ウィーン国立バレエ団・プリンシパル) ほか ◆ ボリショイ・バレエ「眠りの森の美女」(全2幕)【再放送】
収録:2011年11月16日・20日 ボリショイ劇場(モスクワ)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
原振付:マリウス・プティパ
改定振付:ユーリ・グリゴローヴィチ <出演>
オーロラ姫:スヴェトラーナ・ザハロワ
デジレ王子:デーヴィッド・ホールバーグ
リラの精:マリア・アラシュ
悪の精カラボス:アレクセイ・ロパレーヴィチ ほか、ボリショイ・バレエ団
<演奏・指揮>
ボリショイ劇場管弦楽団、ワシーリ・シナイスキー ■公式サイト:http://www4.nhk.or.jp/premium/

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