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若返りは簡単? 老化を防ぐ「7つの秘訣」

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 年をとっても健やかでありたい。そんな方にピッタリの若返り術があった! さっそくお試しあれ。

■NASAがDNAを修復する不老の妙薬を開発!? 今年3月、NASA(米国航空宇宙局)が、不老の妙薬を開発しているとの報道があった。これはDNAを修復する新薬のことで、太陽放射線を浴びる宇宙飛行士に投与するものらしい。まだ実験段階で、いずれは老化防止薬として市販化の可能性もあるらしいが、いつになるのやら……。だが、それに期待しなくても、もっと手軽に若返ることができる方法が、実はある。いつまでも若々しく元気でいたい人のために、今回は若返りに必要な7つの教えをまとめてみた。まずは、肝心要の食生活から見ていきたい。

■カロリー摂取を抑える!“プチ断食”に注目 先頃、米デューク大学研究チームから「カロリー制限によって生物的老化は年間で0.6年遅らせられる」との報告がなされた。これについて、サイエンスライターの川口友万氏は、こう解説する。「マウスやサルに通常よりカロリーを30%少なくしたエサを与えたところ、明らかに若々しくなったという動物実験の結果があります。マウスは行動的になり、サルは毛の量が増えたのです。寿命自体は普通のマウスと変化が見られなかったようですが、明らかに元気でいる時間、つまり健康寿命が延びたと言えますね」

飽食の現代において、カロリー過多は大きな問題。そこで今、注目されているのが“プチ断食”だ。米国では、短期間の断食が、記憶力のアップにつながる、血液を作る細胞が活性化して免疫力が上がる、老化やがんのリスクに関係するホルモンを減少させて長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が活発になるなどの研究報告もある。「食べないと体力が落ちて体を壊すとイメージしがちですが、2~3日の断食は、まったく逆です。一時的に力が出ないと思うときはありますが、だんだん好転していきます」(前同)

実際に川口氏も、断食を経験した際に鼻が利くようになったという。「直接的な原因は解明されていませんが、空腹が続くことで、エサを獲らなければいけないという動物的本能が研ぎ澄まされ、体が活性化するのではないか。要は体が“戦闘モード”になるってことです」(同)

それだけではない。なんと断食は発毛を促進するというのだ。「空腹状態になると、胃にグレリンという物質が産生し、これがCGRPという血管拡張作用のある物質の放出を促して、毛母細胞を刺激するのです」(同)

見た目の若さに髪の毛は重要な要素。そこで、毛髪を含めた外見の若さをキープするために摂取したほうがよいものを、次に紹介しよう。

■抗酸化物質を摂る! キウイ1個分のビタミンCを「若さを保つには、体を老化させる活性酸素を最小限に抑えることです」 こう話すのは、東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎医学博士だ。活性酸素は、いわば体のサビ。酸素を吸って生きている以上、普通に生活していても徐々に溜まっていくものなのだが、これが細胞の老化を早めてしまうのだ。実は藤田氏、55歳のときに肌年齢を計ったところ、66歳と判定されたという。「当時は頭髪も薄く、はげる寸前でした。ところが、それから23年経つのに髪の毛はまだ、この通りフサフサですし、76歳のときに肌年齢を計ったら、66歳と判定されました」(前同)

この決め手になったのが、ヒエやアワなどに多く含まれるシリカ(ケイ素類)と野菜を多く摂ることだった。「シリカは活性酸素を除去する力が強く、細胞の結合を強くする作用があります。また、膝関節を強くして頭皮や頭髪の若さを守る働きもあります。野菜類の植物ポリフェノールにも活性酸素除去効果があります。特に、色が濃い野菜や特有の香りがある野菜は効果が高い」(前同)

前出の川口氏が推奨するのは、抗酸化物質のビタミンC。活性酸素を無毒化するという若返りにピッタリの栄養素なのだが、重要なのは、その摂り方だ。「1日の必要量は約100ミリグラムといわれています。それ以上摂取しても、排出されてしまうのです。目安は1日にキウイ1個分。野菜や果物で摂るのがベスト」

ビタミンCの体内滞留時間は約2時間。サプリメントで一気に摂取しても、すぐに出て行ってしまうのだという。一方、食物から摂れば消化に時間がかかるため、徐々に吸収されるので、こまめに摂る必要もなくなるのも利点だという。老化を防ぐ物質を消化吸収する腸の働きも、健康と若返りにとって重要だ。

■腸内環境を整える! ヨーグルトなどを食べ、食物繊維を多く摂ろう「大腸の中の善玉菌は水素を出します。この水素が活性酸素と結びついて除去するのです」(前出の藤田氏)

そのため、腸内環境をビフィズス菌などの善玉菌が優位の状態にしておくことが重要だ。さらに、「善玉菌は加齢とともに弱まる免疫力を引き上げる力があります。善玉菌には免疫力の要となるマクロファージやNK細胞を活性化させる力があるからです。腸内環境が善玉菌優位の状態になっていると、病気にもなりにくいのです」(前同)

反対に悪玉菌が優位だと、有毒物質が産生されて体内に運ばれるため、肌荒れや老化を引き起こす。善玉菌を増やすには、ヨーグルトなどを食べ、善玉菌のエサとなる食物繊維を多く摂ることが大切だという。一通り、食に関する話をしたところで、食べた後のケアの話も一つしておこう。

■歯磨きを怠らない! 虫歯に要注意「歯磨きをする人としない人では、健康寿命に差が出るという研究結果もあります。虫歯になれば、よく噛まなくなる。そうすると、消化が悪くなって体の末端に栄養が行き届かなくなる。つまり、毛髪や皮膚の健康を損ねるのです。また、噛まなくなると、脳への刺激も減って、ますます老化が早まります」(歯科医師)

食以外のことに関しては、欠かせないのが運動だろう。体の老廃物を外に出すためにも、代謝を上げることは重要。だが、これもやり方に注意が必要だという。

■運動は「ほどほど」に! 掃除や散歩程度が望ましい「息が上がるほどの運動をすれば体内に酸素を多く取り込むため、活性酸素の量も増えます。また、代謝を良くするということは、細胞の再生回数を増やすということ。細胞は無限に再生するわけではなく限度がありますので、その“チケット”を早く使ってしまうと、その分、老化を早めることになるのです」(川口氏)

では、どのくらいの運動が適しているのだろうか。「掃除などの家事を日常生活で行う。あるいは散歩などのあまり心拍数を上げない運動が望ましい」(前同)

群馬県中之条町の住民5000人を対象にした身体活動(歩行)と病気予防の関係についての調査でも、1日に8000~1万歩を歩いている人が最も病気にかかりにくく、それ以上でも以下でも、疾患が増えるという結果だった。日々の運動はこれを目安に、やりすぎないようにしたい。また、運動とセットで気をつけたいのが、日焼けだ。

■紫外線から身を守る! サングラスがオススメ「シワやたるみが増えるのは、紫外線の影響が大きい。紫外線は細胞を傷つけ、DNAを破損させるため、そこだけ代謝の回数が増えて老化が進んでしまう。つまり、紫外線を浴びた分だけ、しわが増えるのです」(同)

シミも、もちろん紫外線の影響。気をつけたいのは、“目”だ。日光を直接目にすると、老眼や白内障などの進行が早まることに加え、シミも増えるという。「目が一定量の紫外線をキャッチすると、これに脳が反応してメラニンの製造を開始してしまうのです。これがシミの原因です」(同) 気になる人は、サングラスの着用をオススメしたい。

■テストステロンの分泌量が若さと健康の鍵 そして最後に、お待ちかね“男性ホルモン”の話。「特に男性の場合、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が若さと健康の鍵になっています」

こう解説するのは抗加齢医療に詳しい長瀞医新クリニックの横山博美院長だ。中高年になって男性ホルモンが急低下すると、頭重感、血圧不安定、胃腸障害などに加え、不眠、イライラなど精神的にも不安定になる。さらには、男らしい体や皮膚の張りもなくなり、見た目も年寄りくさくなる。「そうならないためにも、男性ホルモンの分泌を下げないことが大切です。女性に対する興味などを持ち続けることが一番です。“枯れた”状態になって男性ホルモンの分泌が減ると、心身ともに早く老け込んでしまいます」(前同)

以上が「老化を防ぐ7か条」なのだが、“全然簡単じゃない!”と思った人も多いだろう。断食に粗食、よく歩き、よく掃除して……これでは、まるで修行僧だ。いくら健康でも、楽しくなければ意味がない。しかし、そこは少し発想を変えてみよう。本誌が提言したいのは、まずできることをやることだ。

朝晩の歯磨きは多くの人がすでにしているだろうし、車を極力使わないなど、億劫がらずに動くようにするのもすぐにできるはず。食事に関しては、普通に食べる中で、少しだけカロリーや栄養バランスを気にしてみる。そのうえで年に1~2回、2日程度の断食にチャレンジして体をリフレッシュさせたら、あとは好きな女性との夜の営みだけだ。そう考えると、そんなに難しくはないはず。いつまでも若々しく元気でいるために、実践してみてはいかがだろうか。


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