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価格と理想がせめぎあう!? 難航したキッチン選び【なんでも大家日記@世田谷】

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JangoBeat / PIXTA
こんにちは、「なんでも大家」のアサクラです。
リノベーションにあたり好き放題にリクエストを出した結果、みごとに予算の壁にぶちあたったのが前回の話。
いろいろと思い描いていた理想がお金という現実の前に崩れ去るのは、なにもリノベーションだけのことではありませんが、
とにかく妥協点&解決案を見つけ出さないことには先に進めません。

※ 【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

■身内のなにげないひとことに助けられる

dotsea / PIXTA
特に悩ましいのが「キッチン」です。
ステンレス製はあきらめるにしても、自分でも料理をする身としては、幅1500ミリのキッチンでも少し手狭な印象がしていました。
しかし、それ以上のサイズにすれば、ダイニングに洗濯機置き場が作れなくなります。
かといって、部屋の間仕切り位置の変更も予算的には難しい。困りました……。

WorldWideStock / PIXTA
そんなふうに悩んでいるとき、たまたま妹夫婦が遊びにやってきました。
少し前に分譲のマンションを購入したとあって、早速、意見を聞いてみることに。
すると、妹からこんな言葉が。
「キッチンを窓際にしたら? 明るくていいんじゃない?」
いやいや、そういう話じゃないんだよ、それじゃあ、幅1500どころか1200になっちゃうじゃん……
とツッコミそうになりましたが、玄関横に設置する玄関収納を腰までの高さにおさえて、その上をキッチンの延長として作業台にする、という案がひらめきました。
図にすると、こんな感じになります。



これならL字キッチンのようになり、単に横に長いキッチンよりもかえって使いやすいかもしれません。
窓際で明るさもあるとなれば、気持ちよく料理ができそうです。それなら、キッチンの色は光に映える白でしょうか。
これはいけるかも!
家族の何気ない言葉に助けられてしまいましたが、予算の制約にくじかれた気持ちが再び上向きになってきました。

■そうだ、ショールームへ行こう!

neko-neko / PIXTA
となると、大事なのはキッチン選びです。
いろいろと調べてみると、サンワカンパニーというメーカーがリーズナブルでありつつも、デザイン的にも個性があるらしいとか。
早速、表参道(当時。現在は外苑前に移転しています)のショールームに出かけてみました。
(なお、以下でご紹介する価格はすべて当時のものです。現在では廃番になっている可能性もありますのでご注意ください)
ショールームは実物の質感やスケール感を自分の目で確かめられ、アドバイザーの方にその場で疑問点を質問できるなど、現実的な利点も多いのですが、
それ以外にもカタログでは単品でしか見れないものが、家具や床材との組み合わせのなかで見られるので、インテリアのヒントが見つけられたりもします。
それに、清潔できれいな空間をブラブラしながらさまざまな商品を見てまわるだけでも、ウインドウショッピングのようで楽しいです。
とはいえ、このときは「キッチンをどうしようか」しか考えていなかったので、キッチンの展示スペースに直行したのでした。
とりあえず、目についたのがこれです。

ラインナップのなかでも比較的安価な商品のようです。

シンプルで余計なものがついていないのは好感が持てますが、いかんせんちょっと個性に欠ける気もします。
そして、横を見ると……。

やっぱり、ステンレスキッチン、いいなあ……。
ですが、予算を考えるとばっちりオーバーなので、見なかったことにします……。
そこで、候補に挙がったのはこの「ステムズ」というキッチンでした。

ショールームのアドバイザーさんに聞くと「脚がついているので、ほかのキッチンにくらべて床が広く見えますよ」とのこと。取っ手のデザインもかわいいです。
気になるお値段ですが……。

レンジフードなしでこの価格となると、やや予算オーバーぎみかも。
「これはあくまで一例なので、ご希望の構成をおっしゃっていただければ、正確な金額が出せますよ」
とのことなので、お言葉に甘えてひとまずこちらの要望を元に見積もりを作ってもらいました。
レンジフードを追加してもらい、吊戸棚をひとまずあきらめ、ガスコンロを1口から2口に変更すると……。

おお! レンジフードありでこの価格なら、なんとかいけそうです。
アドバイザーさんいわく「ガスコンロは、1口のほうが2口よりお高いんです」だそうで、その差額も地味にきいた結果のようです。
ちなみにカタログで標準セットに含まれるのはIHクッキングヒーターなのですが、それに対してガスコンロにした場合の価格差はこうなるそうです。

つまり、1口ガスコンロと2口ガスコンロでは25,000円の差ということで、バカになりません。なんでも聞いてみるものですね。
ショールームに行ったら、気になることはとにかくアドバイザーさんに相談するのがおすすめです。

■知らないと損をする?カタログ価格に潜むカラクリ

ここで少し脱線して、カタログ価格についてお話ししましょう。
カタログの額面だけ見ると、大手メーカーのカタログ価格にくらべサンワカンパニーは激安のように見えますが、
そこにはちょっとしたカラクリもあります。
大手メーカーのカタログ価格の裏には「掛け率」なるものが存在し、実際に建設業者やリフォーム業者はカタログ価格よりもかなり安く商品を発注できます。
さらに、建設業者やリフォーム業者はそこに自社の利益を乗せ、顧客に販売するわけですね。
それでも、たいていはカタログ価格よりは安くなるのが一般的です。
それに対し、サンワカンパニーにはそういう掛け率が存在せず、カタログ価格=実売価格のワンプライスシステムのため、この価格より安くなることはまずありません。
したがって、業者が仕入れようが自分で買って施主支給しようが価格は変わらないのです。
そういうわけで、カタログだけでくらべようとしても、どちらが安いかということは簡単にはわからないんですね。
もちろん、当時の僕は、そんなことは知らず、デザインとカタログ価格でサンワカンパニーを選んだだけでした。

Graphs / PIXTA
幸い現在はインターネットもありますから、うまく情報を集めて慎重に判断してくださいね。
IKEAやニトリもキッチンを作っていますし、それらも視野に入れて比較すれば、自分に最適な商品が見つかるはずです。
さて、価格のおりあいもつき、この「ステムズ」キッチンを中心に白を基調にした空間を作ることが決まりました。
なんとかキッチンはメドがつきましたが、床材や浴室、洗面など、まだまだ課題は山積みです。
当初の予算である300万円までいかに経費を削減するか、次回も奮闘が続きます。

外部リンク(日刊Sumai)

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