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上田麗奈フォトコラム・歴史と物語が収められた空間で

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お絵かきと散歩が大好きな上田麗奈さんによるフォトコラム「この色、いいな」。上田さんがいろんな場所を訪ね歩き、おもしろい「モノ」や「コト」、そしてお気に入りの「色」を探します。

連載47回目で訪れたのは“東洋文庫ミュージアム”。数々の国宝や重要文化財を擁するだけでなく、「日本一美しい本棚」と呼ばれるモリソン書庫をはじめとする端正な施設のたたずまいや、趣向を凝らした展示演出も魅力的な東洋学の研究図書館です。

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本の中にいるような室内と、読み終わった後、本から抜け出してきたような室外のギャップが印象的でした。色が違う以上に、全体のトーンが中と外では全然違っていて。

一度入って、また戻ってくると、それだけで、一冊も二冊も本を読んだ後のようなすっきりした気持ちになりました。

上田麗奈

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◇撮影を終えて

――書庫をひと目見て「ここに住みたい」とおっしゃっていましたね。

上田:本の邪魔をせずにほんのりと照らしているライティングが、静かで動きがないんだけれどあったかい感じというか、ぬくもりを感じられて、それでいて静かで……絶妙な空気感だったんですよね。

――収められているものに対する敬意が感じられました。

上田:一冊一冊の中にちゃんと物語があるんだ、とわかるようなディスプレイが格好良くて、「宝物感」がありましたよね。あと温度や湿度も、保存のために管理されているんですよね。徹底されているなぁって。

――脚立に登って本を取るって、本好きにとっては憧れですよね。

上田:小さい図書館で小型の脚立に乗って、2メートルあるかな、くらいの棚に手を伸ばすことはあるんですけど、あれだけ本棚も脚立も大きいとワクワク感が違いますよね。漫画や映画の中の光景のようで、貴重な体験でした。

――あの書庫の裏に、スペーシーな通路(クレバス・エフェクト)があるというのも不思議でした。

上田:あの書庫からは思い描けない場所で。ぜんぜん違う美しさですよね。書庫の古い感じに対して新しさがあって、個人的にはどちらもすごく好きなんですけど。

――あれの深さが実は10センチしかないって、パッと見では信じられないですよね。お客のお婆ちゃんが「ここ、通れるんですよね……?」って尋ねていました。

上田:ホントですよね。最初に見た時は「えっ、怖い」と思って(笑)。お婆ちゃんが、すごくソロ~っと歩いていたのがとっても可愛くて、その気持はすごくわかる、と思いました。本の中に引きずり込まれていくような、そんなふうにも思えてすごく面白かったです。美術館みたいでしたよね。

――館内と庭をつなぐ通路(知恵の小径)もまた、意識の行き届いた空間で。

上田:光がすごく綺麗で、外国みたいでしたね。ちょっと薄暗い室内から一歩出たときの開放感というか、本を読んだ後の感じに近くて、すっきりして素敵だなと思いました。

――そして庭にはダチョウが……あれは東京芸術大学の卒業制作で、1年ごとに入れ替わるそうですが、もしあんな広い庭を持っていたらこんなものを置いてみたい、というものはありますか?

上田:以前、彫刻の森美術館に行ったときに、大きな草原に金属の大きな球が置いてあって、それがすごく印象に残っていて。何もない緑の中に、テカテカした大きな球がポツンと置いてあって、草原に似合わないギラっとした存在感が格好良くて、何かが生まれてきそうな雰囲気でした。

https://webnewtype.com/column/article/124358/

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