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夢をカタチにできない人に“決定的”に足りない視点

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コミュニケーション総合研究所代表理事の松橋良紀さん。そんな松橋さんに「コミュニケーションの極意」についてお話しいただくこのコーナー。第33回目は「間違った目標設定と正しい目標設定の違いとは(4)」についてです。

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あなたが子供のころ、将来の夢はどんなものだったでしょう?
第一生命が毎年実施している「夏休み子供ミニ作文コンクールアンケート」の2016年のデータを紹介します。

●男の子の将来の夢TOP10
1位 :サッカー選手
2位 :学者・博士
3位 :警察官・刑事
4位 :野球選手
5位 :医者
:食べ物屋さん
7位 :大工さん
8位 :水泳選手
9位 :電車、バス・車の運転手
10位:飼育係・ペット屋さん・調教師・パイロットなど

●女の子の将来の夢ランキングTOP10

1位 :食べ物屋さん
2位 :保育園・幼稚園の先生
3位 :学校の先生(習い事の先生)
4位 :お医者さん
:看護師さん
6位 :デザイナー
7位 :飼育係・ペット屋さん・調教師
8位 :美容師さん
9位 :歌手・タレント・芸人・ダンスの先生・ダンサー・バレリーナ
10位:ピアノやエレクトーンの先生・ピアニスト・薬剤師さん

(第一生命調べ http://event.dai-ichi-life.co.jp/campaign/minisaku/otona.html)

サッカー選手や野球選手などのプロスポーツ選手になりたい、という夢は相変わらず人気ですね。でも、叶えることができる人はごくわずかです。
野球もサッカーも、競技人口はどちらも65,000人くらいだそうです。そのうち野球もサッカーでもプロ契約できるのは、毎年わずか120人程度です。だから、合格率はわずか0.18%くらいで、とても狭き門です。
どの世界でも一流として活躍できている選手は才能が突出しているのは間違いありません。ただし、卓越した一流とまでいかなくても、ある程度のレベルまでは、目標の立て方しだいで達成できると考えられます。
その差は何だと思いますか?
やらなければいけない理由をつくる

夢を叶えられる人と、夢をあきらめてしまう人の大きな違いはなんでしょう?
私が考える違いは、やらなければいけない強い理由があるかどうかです。
活躍している人によくあるエピソードで、「家がとても貧乏だった。親孝行するために、絶対に成功したかった」というものがあります
野球でお馴染みのノムさんこと、野村克也さん。
彼は世界初の三冠王を取ったくらいですから、とても野球の才能に恵まれたように思います。ですが、南海球団へ入団して1年間、まったく活躍ができず、クビを宣告されました。才能がないと判断されたわけです。
その交渉の場で、粘りに粘り、最後にはこんなことを言いました。「もしここでクビになるようなら生きていけません。南海電鉄に飛び込んで自殺します」
交渉の結果、クビを逃れました。そのときに上層部からは「君は絶対に才能がないから、何年頑張ってもムダだと思う」と最後まで言われていたとのこと。
しかし、努力の甲斐あって、その後の大活躍につながっていきます。
彼を支えたのは、強烈なハングリー精神と、「自分が生きる道は野球しかないんだ」という決心です。今の時代に、ここまでの切羽詰ったハングリー精神を持てる人は少ないでしょう。
そこでお勧めなのが、宣言することです。
宣言することで夢が目標に変わる

他人に対して、自分の夢を宣言するのは勇気が必要です。
しかし、夢をコミットすることで、夢の質が変わります。他人に宣言したからには、何かしら行動に移さないといけなくなります。
宣言した時点から夢が目標に変わるのです。
夢を宣言して達成できなかったときのカッコ悪さは、とてつもないプレッシャーでしょう。だからこそ、強制力を生み出して、自分を夢の達成へ連れて行ってくれます。
時には批判をされることもあるでしょう。
私が高校3年のときのことです。
東京での就職と音楽学校への入学を決めてから、親に事後報告しました。
「ギタリストになって、音楽で生計を立てたい。そのために東京に行く。昼は事務員として働いて、夜、音楽学校へ行くことで申し込んだ。面接の連絡が来たから、上京するときのお金を出してほしい」
このように宣言したときの、親の落胆ぶりといったら、それはそれは大きなものでした。
他にもほとんどの人は反対しました。
ただし、批判をしてもらったことで、乗り越えるべきハードルが明確になりました。
また、なんといっても、宣言してから私自身の「意識」が変わりました。
夢に期限をつけると明確な目標になる

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宣言してからというもの、毎日暇さえあればギターを弾いていましたが、音楽学校で出逢った生徒の中には、ものすごい人達がいました。圧倒的な才能の差を感じて、「自分は一生かかっても、ここまでになれないな」と、悟りました。そう気づけたのも「できるだけのことはやった」という自負があったからです。
音楽学校のある先生からの、「何十年も超一流として活躍している人は、10代でほとんど仕上がってるもんだ」という言葉もあり、他の道を模索していた25歳のころ、営業の世界に飛び込むことにしました。
営業の世界の目標はすべて具体的です。
「いつまでにいくら売るか?」
「そのためにどんな行動するのか?」
「今日は何をすべきなのか?」
そして、
「その結果、何年後にどうなりたいのか?」

このような世界で、目標設定の重要性を知りました。
ギタリストを目指していた時に、自分に足りなかったこともわかりました。
宣言をしてから努力はしましたが、明確な目標がなかったのです。
明確な目標をたてなければ、単なる夢にすぎません。
これだと叶うはずがないのです。
目標を公式にすると次のようになります。

夢+期限=目標

ここで重要なのは、目標を設定するためには「期限」をつけ、かつ具体的にしないと成り立ちません。
例えば私が言い続けていた「ギタリストになる」という夢に期限だけをつけてみましょう。
「25歳までギタリストになる」だけだと、具体性に欠けてしまいます。
期限をつけたうえで、「ギタリストで月収20万稼ぐ」とか、「CDを出す」など、具体的な達成項目が必要になります。

大リーグで大活躍のイチロー選手もインタビューで、「イチローさんの夢は?」と聞かれて、こんな風に力強く答えていました。
「夢はありません。目標ならあります!」

目標は、「いつまでに具体的に何を達成したいのか?」というフォーマットが基本です。
あなたの叶えたいことを、夢のままで終わらせないために、期限をつけましょう。
そして、宣言して、自分自身に負荷をかけることです。
宣言をすると批判する人もいます。しかしそういう人だけではありません。応援してくれる人も出てきます。
応援してくれる人の力が、後押しになるのです。

松橋良紀(まつはし・よしのり)

コミュニケーション総合研究所代表理事/一般社団法人日本聴き方協会代表理事/対人関係が激変するコミュニケーション改善の専門家/コミュニケーション本を約20冊の執筆家

1964年生青森市出身、青森東高校卒。ギタリストを目指して高校卒業後に上京して営業職に就くが、3年以上も売れずに借金まみれになりクビ寸前になる。30才で心理学を学ぶと、たった1ヶ月で全国430人中1位の成績に。営業16年間で、約1万件を超える対面営業と多くの社員研修を経験する。2007年にコミュニケーション総合研究所を設立。参加者が、すぐに成果が出るという口コミが広がり出版の機会を得る。NHKで特集されたり、雑誌の取材なども多く、マスコミでも多数紹介される。

約20冊で累計30万部を超えるベストセラー作家としても活躍。「コミュニケーションで悩む人をゼロにする!」を合言葉に奮闘中。

著書

『「売れる営業」がやっていること 「売れない営業」がやらかしていること』(大和書房)

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「あたりまえだけどなかなかできない聞き方のルール」(明日香出版社)

「相手がべらべらしゃべりだす!『聞き方会話術』」(ダイヤモンド社)

「人見知りのための沈黙営業術」(KADOKAWA)

「何を話したらいいのかわからない人のための雑談のルール」(KAODOKAWA)

「話し方で成功する人と失敗する人の習慣」(明日香出版社)

公式サイト http://nlp-oneness.com


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