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【プロ野球】4年ぶりに決戦の舞台に帰ってきた西武。正攻法から秘策まで、硬軟交えた戦略でCSを突破せよ!

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 10月14日から、いよいよクライマックスシリーズ(以下、CS)が開幕する。

筆者が応援する西武は2013年以来、4年ぶりの出場。当時も今季と同じく2位で挑んだが、3位のロッテに下克上を許して散った。

今回のファーストステージは相性のいい楽天が相手とはいえ、同じ轍を踏むわけにはいかない。むしろ死に物狂いで向かってくる楽天の勢いを受け止め、そのうえで引導を渡せないようでは、苦手なソフトバンクと戦うファイナルステージでの勝利などおぼつかないだろう。

そこで今回は、いかにして西武がCSで戦うべきか。その戦略を練ってみた。

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■真っ向勝負で楽天を粉砕!

まずはファーストステージの楽天戦から、「打撃陣」と「投手陣」に分けて考えてみよう。

■打撃陣
 10月2、3日、CS地元開催をかけた楽天との2連戦を1勝1敗で切り抜けた西武。3日の試合では、楽天先発の美馬学に対し打率4割超と相性のよかった外崎修汰を1番に据えるなど、奇策を講じた。

ただファーストステージでは、楽天投手陣全体に対して打率.388の好成績を残している秋山翔吾を1番に固定して臨みたい。則本昂大、岸孝之、美馬、藤平尚真らCSでの登板が予想される楽天の先発陣からも、軒並み3割を超えるアベレージを出しているだけに、秋山が切り込み隊長の役目を果たし、しっかりと主導権を握っていきたい。

塁に出たリードオフマンを還すのは、3番・浅村栄斗からのクリーンアップ。浅村はシーズンのラスト5試合こそ打率.158と低迷したが、打順が3番だったり5番だったりと猫の目の起用だったことも影響したはず。

9月18日から10月1日にかけては、3番で9試合連続安打、7打点をマークしていただけに、慣れた3番で気持ちよく打たせたい。

万が一、浅村が不調を引きずっていても、後ろには楽天戦で7本塁打の山川穂高と、打率.514の森友哉が控えているので得点の可能性は十分だ。

■投手陣
 続いては投手陣。西武の先発から予想していきたいが、十中八九、初戦は今季の楽天戦で8戦8勝の菊池雄星、2戦目は同3勝で防御率1.78の十亀剣になるだろう。

おそらく楽天は初戦に則本を立ててくると思われるが、超短期決戦だけに西武もエースで応戦したい。菊池は10月3日の楽天戦で3失点し、あわやのシーンも作ってしまったため、気合を入れ直してくることは間違いない。

本気の本気になった菊池がいい流れを作ってファーストステージを突破すれば、ファイナルステージも俄然期待が高まる。

■秘策で横綱から金星を!

楽天に勝つと、ソフトバンクの本拠地・ヤフオク!ドームに乗り込んでファイナルステージへ突入。今季も9勝16敗と、大きく負け越したたソフトバンクを相手に下克上を成し遂げるには、投打とも秘策に打って出る必要がある。

■打撃陣
 今季の西武打撃陣の楽天戦での成績は打率.271、28本塁打、130得点。一方、ソフトバンク戦は打率.253、27本塁打、103得点。打率と打点でこれだけの差があるのは、もはや鷹アレルギーとしか思えない。

そんななかでも、ソフトバンク戦で打率3割をキープしている秋山はさすがのひと言。新4番に定着した山川も、打率.326、4本塁打、11打点とまだ苦手意識がないはずので、まずはこの2人で確実に点を取ることが肝要になる。

カギになるのは秋山と山川の間に入る3番打者だ。シーズン通りでは浅村だが、ソフトバンク戦は打率.232と低調なだけに、そのまま打席に入らせては相手の思うツボ。浅村はキャプテンではあるが、ここは心を鬼にして打順の組み換えを敢行したい。

そこで浅村の代わりとして3番で起用したい選手には、意外なところで外崎を挙げたい。外崎のソフトバンク戦の打率は.241で浅村とほぼ同等。また、外崎、浅村ともに3本塁打を放っている。一発の魅力も減らず、なおかつ外崎には足があるので、2番・源田壮亮との快速コンビでかき回すという戦略だ。

藁をもつかむ思い……という感は否めないが、ソフトバンクはいわば絶対的な横綱。正攻法でガチンコ勝負を挑むには分が悪すぎるので、なんとかしてソフトバンクの足をすくう光明を見出したい。

■投手陣
 ファイナルステージは10月18日から始まる。ファーストステージで西武が楽天を2勝0敗で退けたと仮定して西武の先発を予想したい。

順当なら、まずは野上亮磨、多和田真三郎、ウルフが登板するはずだ。ストレート負けを逃れ4戦目までいったら、4戦目、5戦目には菊池雄星と十亀剣が中6日で登板できる。最終の6戦目までもつれた場合には、まずは高橋光成か岡本洋介を立てて、総力戦だろう。

ただ、基本的はこの陣容で今シーズンを戦い、ソフトバンク戦は7つの借金を背負ったので、素直に送り出すだけでは飲み込まれての終戦が関の山。そこでなんとか勝ち筋をひねり出す必要があるのだが、ヒントは辻発彦監督の現役時代にあると見る。

西武黄金期にあたる森祇晶監督時代の日本シリーズは、初戦はデータ収集に使い、2戦目からガチンコという策を取った。日本シリーズとは違い、CSのファイナルステージには優勝チームに1勝のアドバンテージがあるため、綱渡り感はものすごく高いが、かつてを知る辻発彦監督だけにぜひとも「初戦はデータ収集」を実践してもらいたい。

そのために初戦の先発として白羽の矢を立てたいのが、左腕の佐野泰雄。6月17日の中日戦で先発して以来、先発はおろか1軍ですら投げていないが、今季のソフトバンク戦は1戦1勝。4失点してもチームに白星をつけた勝ち運の持ち主だけに、あわやのシーンも期待できる。

勝てば儲けもの、負けても次に生かせばいい。CSはある意味で敗者復活戦なのだから、一度負けたものの強みを存分に使うべきだ。

■チームが変わった今こそが好機

ちなみにソフトバンクは、リーグ優勝決定後に柳田悠岐が故障。柳田不在となった9月21日以降の10試合は4勝6敗と、明らかに本調子ではない。

先のことばかり考えると足元がおろそかになるので、まずはファーストステージに集中することが大事だが、「このチャンスを生かさずしていつ勝ち上がる」というここ数年の状況でもある。

2010年しかり、2012年、2013年しかり、西武はどちらかというと下克上される側だった。しかし、今こそそんな暗い過去と決別するとき。Bクラスに低迷していた古巣を立て直した辻監督なら、もうひとつの大仕事もやってくれるだろう。そう期待して、朗報を待ちたい。

(データは10月10日現在)

文=森田真悟(もりた・しんご)
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