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【相談ファイルvol.7】彼氏が親友と浮気…夫婦関係じゃなくても慰謝料って取れるの?

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日々勃発する男と女の事件。その中で、「この場面、法律的にはどうなの?」という素朴な疑問が沸きあがること、ありますよね。そんなもやもやを解決する連載『男と女の恋の事件簿』。実際にあった事件をもとに、多くの恋愛結婚相談を受けてきた元市議の筆者が、法律的見解を弁護士に問うていきます。今回は、「自分の親友と浮気した最低な彼氏から慰謝料は請求できるのか?」がテーマです。

「信じられないっ!」

貴子(36歳・仮名)は、中等部から一緒に過ごしてきた親友明美(36歳・仮名)を、大声で怒鳴りつけている。

「いつ彼と連絡先を交換してたわけ!? そういうことして、私がどう思うか考えなかったわけッ!?」

明美が貴子の恋人・健太郎(38歳・仮名)と浮気をしていた事実が発覚し、貴子は怒り心頭に達している。

「ごめん……、でも、私も健太郎さんのことが好きなの。貴子のこと考えたら言えなかったんだよね」

親友の彼氏を寝とるだなんて、いったいどんな神経をしているのだろうか。

貴子は、自分の親友と浮気した健太郎ももちろん許せないが、明美の神経も疑ってしまう。

「もういいわ! 明美がそんな風に開き直るんだったら、健太郎から慰謝料がっぽりもらうからいいわよ。

健太郎がここまで最悪な男だと思っていなかったし、私の2年間を返して欲しいわ。

貧乏になった健太郎とよろしくやってよねッ!」

健太郎に対し、貴子の怒りが収まる気配はない。

結婚していたわけではないが、あまりにも悪質な寝取られ浮気。貴子としては、どうにか慰謝料と取りたいというわけだ。



しかし、ふたりは婚姻関係にない間柄。それでも浮気の慰謝料は取ることができるだろうか……。

ということで、今回も、アディーレ法律事務所に見解を伺いました!

【法的見解】慰謝料請求はできない


「浮気をされた場合、不法行為に該当するとして損害賠償(慰謝料)を請求することになります。しかし、不法行為が認められるためには“権利または法律上保護される利益が侵害された”ということが必要になります。

結婚しておらず単に交際しているだけという場合は、上記のような権利や法律上保護される利益が存在しないため、たとえ浮気をされたとしても、浮気相手に損害賠償義務を負わせることはできません。このことは、たとえば自分の親友が彼と浮気をしていたなど、“浮気の悪質性”が大きいとしても同じです」(協力:アディーレ法律事務所・以下同)

やはり、今回の場合には健太郎さんから慰謝料を取るのは難しいようですね。

けれど実は、貴子と健太郎のお話は、これだけでは済まなかったのです。



「健太郎さんと明美が浮気していたんだって? 大変な目に遭ったね……。明美がそんなにビッチな女だったとはね」

貴子のもうひとりの親友 香織(36歳・仮名)が、今回の件で貴子を慰めている。

「けどさ、健太郎さんと明美の件って意外と知られていたみたいなのよ。

ウチの夫がね、この前サーフィンに行ったときに、健太郎さんから貴子のことを“浮気に気づかないバカな女”って聞かされていたみたいで……。

今回の件、私から夫に話したら夫がそんな話をしてきてね……。私が知らないから黙っていたって言うのよ」

あまりにも屈辱的な話を聞いた貴子は、カフェであるのを忘れて大声で叫び出す。

「なにそれ!ヒドイ! 健太郎ってそこまでサイテーだったわけ!?

浮気に気づかないのは、健太郎を信じてたからなのに……ッ」

親友と浮気されただけでも心に傷を負ったのに、信頼していた恋人から侮辱までされていたなんて。

貴子は、「やっぱり健太郎からは慰謝料を取るべきだ!」と、固く心に誓った。



さて、今回の貴子さんの件では、健太郎さんが隠れて恋人を侮辱していた事実まで明るみになりました。

“浮気”の裏切りだけでなく、“侮辱”という形でも屈辱を与えられた貴子さんは、健太郎氏に慰謝料を請求することが可能なのでしょうか?

【法的見解】「侮辱罪」として損害賠償請求が可能です


「浮気相手が、他の友人などに“浮気されているのに気付いてない馬鹿女”などと周りに言いふらしたりする行為は、侮辱罪に該当しえます。そのため、“侮辱により精神的苦痛を被った”として、損害賠償請求できる可能性はあります。

裁判所は、裁判上に現れた様々な事情を考慮して、浮気をされた人の精神的苦痛を金銭に置き換えて評価し、慰謝料額を定めます。

慰謝料額の判断に影響を与える事情としては、不貞による夫婦の婚姻生活への影響の程度や、婚姻期間、不貞の回数・期間などが挙げられますが、不貞相手が被害者の親友であるという事情も行為の悪質性を高めるものとして、慰謝料の増額事情として考慮される可能性はあるでしょう」

どうやら、悪質な浮気をした上に、侮辱までしていた……という最低な恋人には、侮辱罪として慰謝料を請求できる可能性もあるようです。

結婚していないからといって、泣き寝入りになるケースだけではないという点に、心強く感じた女性も少なくないのではないでしょうか。

ぜひ、参考になさってみてください。

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【取材協力】

アディーレ法律事務所・・・債務整理分野で豊富な実績を誇り、その他にも労働問題・不倫の慰謝料請求・交通事故被害者の救済・B型肝炎の給付金請求など幅広い分野を扱う法律事務所

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