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「このメスブタめ!」草食から豹変する“隠れS男子”が増えている?【辛酸なめ子】

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【いまどきの男を知る会 ファイルNo.6 隠れS男子

草食のSはサドのSでもあったのでしょうか……。このところ、一見草食風男子の、猟奇的だったりS気質な面をかいま見せられる場面がありました。

先日、ファッションイベントでセレクトショップに並んでいた時のこと。背後の男子3人組の会話で「増強手術」というワードが耳に飛び込んできました。

つい注意して聞いていたら「その部分にヒアルロン酸入れて」と、男子A。

「何目指してんの?」と、友人が問いかけると、

「いい子すぎても良くない。やるだけやっときたかった」と、信条めいた発言。

「◯◯の精子みんな欲しがってるよ」もう一人の友人がよくわからないフォローをすると、

「オレの中にどこか女の子グチャグチャにしてやりたいって思いがある」と、男子Aは物騒なことを言い出しました。

「レイプじゃないの?」という友人の問いかけには「比喩だよ」と、言っていましたが、そのあと彼は「クレイジーモンスターだね」と評されていました。

この会話から、どれだけチャラ男なのかと振り返ってみたら、シャツのボタンを上まで留めた、小柄なメガネ男子で驚きました。ちなみに調べたら「ヒアルロン酸による亀頭増大・強化術」というものがあり、20万円前後するそうでした。ヒアルロン酸というのが若干美容に気を使っている感じです。

草食男子」という言葉が生まれてから10年以上経ち、見た目で草食男子のレッテルを貼られた彼らの内側で何か発酵して、押さえきれないガスが噴出しているのか……それとも、もともと攻撃的だったのが草食風に擬態しているのか、隠れS男子の存在に戦慄しました。

◆気のある女性のことを「メスブタ」呼ばわり

ちょっと前に春画の展示に行った時も、後ろに並んでいたメガネ男子が攻撃的な言葉を放っていました。彼は女友達に、気になる女性との駆け引きについて語っていたのですが、相手の女性が、頻繁にFacebookにコメントしてきたのに急に止んだことについて、苛立ちを覚えているようでした。

「自分の中で勝負してみようかと」と女友達に宣言するメガネ男子。

「頻繁にコメントくれてたのがピタッと止まって、次にコメントくれるのはそっちから、って思ってるのが伝わってきて。駆け引きしてくるんですよね。いや、僕は負けない!」

と、彼は果敢に立ち向かう心意気を見せていました。

「と思ってたら昨日コメントくれた。この根性無し。メスブタめ! って思って」

なんと駆け引きしてきた彼女をメスブタ呼ばわり。恋愛中の男子の内面はこんなに攻撃的で、恋愛を勝ち負けのように捉えているのでしょうか……。地味な見た目とのギャップに軽い恐怖を覚えました。聞かされている女友達は若干引き気味でした……。

私が見聞きした例以外にも、最近見た目が草食系でスマートな男子が実は性行為に及んだらドSだった、というケースを聞きました。首を締められたり、上からよだれを垂らすから飲めと言われたり、お尻をバンバン叩かれたり……。前に話題になったイケメン二股俳優も噛み付きプレイをしていたという記事を見たことがあります。男子たちの中で何が起こっているのでしょうか……。

「最近の若い男子は元気がない」という世間の風潮に対する反逆精神がうずまき、出口を求めて毛穴から吹き出しているのかもしれません。

<TEXT&ILLUSTRAION/辛酸なめ子

【辛酸なめ子 プロフィール】

東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著者は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。


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