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リアルすぎ? スマホゲーム『汚い中華料理店』が波紋

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 中国のレストランといえば、排水口や下水道から取って 精製した油を使ったり、期限切れの材料を使ったりと、ネガティブなイメージばかりが先行している。当の中国人でさえ、食の安全面で信用できない安価な店には行かないほどだが、中国系移民の多いカナダでも、中華料理店には同じようなイメージが持たれているようだ。

先日、カナダで新たなスマホ用ゲームが発表された。その名は『Dirty Chinese Restaurant』で、日本語でいえば『汚い中華料理店』。ネーミングからして、身もフタもなく、ストレートに中華料理店をディスっているのだ。

ゲームでは、カナダの中華料理店で働くワン・フー(おそらく王福)という男が主人公で、この男の動きを操作することでゲームを進めていく。ゲームの内容はというと、材料が足りなくなるとコスト削減のために店の裏で大きな包丁を持ってネコやネズミを追いかけ回したり、ゴミ箱に捨てられていたトマトを使ったりする。

また、レストランで働く違法滞在者を移民局の係官が捕まえに来たり、保健所や税務署の査察が来ると、ワイロを渡して見逃してもらったりする。 このゲームのプレビュー動画を見て怒り出したのが、現地に住む中国系の移民たちだ。

カナダのお隣、アメリカで下院議員を務める中国系アメリカ人のグレース・メン氏は、このゲームについて「アジア系アメリカ人に対する典型的な人種差別である」として、アップルとグーグルに対して、このゲームの配布を拒否するよう呼びかけている。

また、カナダのトロントにある中国総 領事館も「このように無責任で差別的なゲームの公開を、強く非難する」という怒りの声明を発表している。

開発したのはトロントにあるゲーム開発会社で、今回の抗議に対しては「私たちのゲームは主に風刺とコメディであり、内容が正しい中国文化を表現しているわけではない」と反論している。

表現の自由が認められているアメリカやカナダは、同時に、人種差別的な表現に対しては極めてセンシティブな国でもある。以降、多くの抗議の声が寄せられたのか、10月5日になって、この会社は「ゲームの配布をとりやめる」と発表。「決して中国系文化を侮辱する意図はなかったが、中国系コミュニティに対して謝罪する」と述べている。

ゲームとはいえ、やはりちょっと行きすぎだったようだ。(文=佐久間賢三)

外部リンク(日刊サイゾー)

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