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カーチスP-40、メッサーBf109、フォッケウルフFw190、なんたって軍用機はカッコいい

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それは文化財なのだ

日本だと、零戦を展示して、戦争を語ると、ずいぶん湿っぽい話しになるし、右寄りだと批判されたりもする。

しかし、軍の存在が、正義と成功、自らの力の歴史と素直に結びついているアメリカでは、そのあたりの様子はずいぶんと異なる。

ここにあるのは、アメリカの東海岸、バージニア州ノーフォークにある『ミリタリー・アヴィエーション・ミュージアム(MAM)』に展示されている軍用機の数々。毎年5月中旬に開催される『ウォーバーズ・オーバー・ザ・ビーチ』というイベントの様子だ。

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人類が知恵を絞って、(当時の)究極の武器として作った戦闘機は、やっぱりカッコいい。それはジェットの時代、コンピュータでシュミレーションして設計されるステルス戦闘機の時代とは異なり、ずいぶん人間の作ったものらしい魅力にあふれている。

単純に言って男子にとって『カッコいい』のだ。

それが、軍国主義的云々という話と別次元なコトである証拠に、そこに展示される機体に敵も味方もない。懐かしくて、カッコいい。ただ、それだけなのだ。

たとえば、先日、公開された映画『ダンケルク』でも活躍していたドイツ軍の戦闘機メッサーシュミット。MAMが保有しているのはメッサーシュミット後期の中心機種Bf109G-4だ。

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一緒に飛ぶのは、フォッケウルフFw190A-8。液冷エンジンを積む高性能機であったメッサーシュミットに対して、空冷星形エンジンを積むフォッケウルフは、比較的軽量で運動性が高く、シンプルな構造で稼働率も高いとあって、メッサーシュミットをサポートする傑作機だった。

MAMはなんとメッサーシュミットMe262 A-1cシュワルヴェさえ保有する。世界初の実用ジェット戦闘機だ。その圧倒的な高速性能に、米英の高速戦闘機P-52Dマスタングさえ苦戦したという、ドイツ軍らしい独創性と技術力の権化だ。

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(PHOTO:MILITARY AVIATION MUSEUM)

我々の世代には松本零士の『戦場マンガシリーズ』の『ベルリンの黒騎士』としても知られる高速戦闘機だ。

第二次世界大戦の戦闘機がユニークなのは、こういうジェット戦闘機が登場した一方で、まだまだローテクな機体も活躍していたということ。

デ・ハヴィランドDH.98モスキートFB Mk.26は、イギリス軍のなんと木製の高速爆撃機。

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(PHOTO:MILITARY AVIATION MUSEUM)

『木製の奇跡』と呼ばれた同機は、全木製で作られており、ドイツ軍の対空警戒をすり抜け、V-1ロケットの基地を叩いた。現在も4機飛行可能な状態で存在している。

まるでトタン板のような波板外板が特徴的なユンカース Ju52/3m。

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当時でさえローテクな飛行機ではあったが、稼働率が高く、丈夫で、実用的だったため、戦術輸送機として活躍した。

ローテクといえば、米軍のコンソリデーテッドPBY-5Aカタリナも名機だ。対潜哨戒、沿岸警備、海難救助に大活躍した機体だ。

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離着水できる水上機なのだが、ご覧のように格納式の車輪もあるので、離着陸も可能。水上に降りる時には、逆に翼端にあるフロートを降ろす。

胴体後部に突出したキャノピーからはどんな景色が見えるのだろうか?

MAMにあるのは航空機だけではない、下はドイツ軍のFlak36 88mm高射砲。実際に空砲を撃つデモンストレーションも行われる。夜間対空射撃などに使われたものだが、貫通力があるためティーガー戦車の主砲などにも使われている。

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ドイツ兵が軍馬のように信頼して使ったキューベルワーゲン。おなじみ、『ビートル』と呼ばれるフォルクスワーゲン Type 1の軍用バージョンとでもいうべき車両。

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いずれも、戦時中には兵器であったものだが、それぞれの開発にドラマがあり、工夫があり、兵士達にとっては愛用したツールであったことだろう。『ミリタリー・アヴィエーション・ミュージアム(MAM)』に行けば、そんな兵器たちに逢えるのだ。



(出典:『現存大戦機&ミリタリーコレクション』)

(村上タクタ)

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