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トヨタが50年以上に渡るオーストラリアでの生産を終了。現地貢献のため財団を設立

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オーストラリアでは豪ドル高などで現地生産車が輸入車との厳しい競争を強いられており、米GM系のホールデンが10月で生産を終了する見込み。

そうしたなか、現地法人「TMCA」(トヨタ・モーター・コーポレーション・オーストラリア)を設立後、コロナやクラウンに始まり、カローラ、アバロン、カムリなど、50年以上に渡って、延べ345万台以上を生産してきたトヨタ自動車も10月3日、メルボルンの現地法人アルトナ工場における車両生産を終了しました。

豪州の自動車市場は規模縮小が見込まれており、同社は人件費の高さなどから「事業継続が困難」と判断。

2014年2月に現地生産からの撤退を発表しており、今回同工場で行われた生産終了式典では、従業員や元従業員、仕入先、販売店、トヨタ関係者など約3,000名が出席するなか、TMCAのデイブ・バトナー社長がこれまでの労をねぎらうと共に、感謝の気持ちを語ったそうです。

TMCAの安田会長が式典の場で生産終了後も継続的に豪州地域に貢献するための豪州トヨタ財団設立を発表。

「オーストラリアの若者に、更なる勉学やキャリアを続ける機会を提供し、若者の夢を応援していきたい」と述べ、経済的困難を抱える学生への奨学金支給や、教育環境に恵まれない学校への支援などを行う予定で、約28億円の基金をベースに将来を担う人材を育成するための支援を行っていくそうです。

今後、TMCAは2018年からシドニーにある販売・マーケティング機能をメルボルン本社に集約し、輸入販売会社として新たなスタートを切ることになるそうで、これにより製造部門を中心に人員を削減、従業員数は現在の約3分の1となる1,300人規模に縮小することに。



アルトナ工場については、モノづくりで得た改善などのノウハウを今後の人材育成や商品・サービス向上に活かすべく、教育機能や商品開発機能を有する施設として活用していくとのこと。

なお、トヨタが豪州での生産を終えたことで、同国で自動車を生産するメーカーは存在しなくなるそうです。

(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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