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「トットちゃん!」第1週。黒柳徹子の母がツンデレ&サイコな旦那と出会って普通じゃない世界に

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倉本聰脚本によるドラマ『やすらぎの郷』で、想定していたターゲットであるシニア層のみならず、ボクのような昼間ヒマにしている(?)人たちの心をもガッチリ鷲づかみしてくれた新設の「帯ドラマ劇場(シアター)」枠。

強烈なインパクトを残した『やすらぎの郷』の後を引き継いではじまったのは、黒柳徹子の人生を描くドラマ『トットちゃん!』(テレビ朝日・月~金曜12:30~)だ。

『やすらぎの郷』とはまったく違うタイプではあるが、これはこれでまたお昼を熱くしてくれそうなドラマになりそうな予感。


予想以上にすんごく朝ドラっぽい!
北海道の実家を離れ、東京の叔母夫婦の家で下宿しながら「東洋音楽学校」で声楽を学んでいた門山朝(松下奈緒)。

ある時、帝都交響楽団主催の第九演奏会に合唱団として参加することになり、練習に行ったのだが、コンサートマスターの黒柳守綱(山本耕史)から「応援団ではないのだから、大声を出せばいいってものではないよ」と辛らつな言葉を投げかけられてしまう。

落ち込んだ朝は実家に帰ろうかとまで考えるほど思い悩んでいたが、あんな事を言っておきながら「ボクも君が気になって仕方がなかったよ」なんて、デレな側面を見せる守綱。

しかし、守綱と一緒にいるところを、東京へやってきた朝の父・周通(佐藤B作)に見られてしまう。

父はブチ切れ、今すぐに北海道へ連れて帰ろうとするが、「演奏会が終わったら必ず朝を北海道まで送り届けるから」と叔母夫婦が頼み込んでくれたおかげで、演奏会が終わるまで、一日の猶予を与えられる。

……が、演奏会の終了後、朝は守綱の暮らす「乃木坂上倶楽部」に連れて行かれ、そのまま一緒に暮らし始めてしまったのだ。

とにかくこのふたりが結婚して子ども(黒柳徹子)を産まないと話がはじまらないので、運命の出会いから結婚まで一気にドドドーッと展開した第1週。

観ての感想は……やっぱり「朝ドラっぽい!」。

ミニチュアを使ったオープニングにはじまり、2階の窓を開けて空に向かって歌う、元気いっぱいだけど、声が大きすぎるのが玉にキズな女の子。

芸術家肌で生活能力ゼロの旦那。「女は家長の言うことをきくものだ」という考えが強いメチャクチャがんこな父親。さらには次回予告の後に視聴者から送られて来た写真を紹介するコーナーがあるあたりも……朝ドラっぽさ目白押しだ。

そもそも、門山(黒柳)朝役の松下奈緒を見ると、どうしても朝ドラ『ゲゲゲの女房』を思い出してしまうし、徹子の子ども時代を演じる豊嶋花ちゃんも、朝ドラ『梅ちゃん先生』『あまちゃん』『ごちそうさん』に出演。特に『ごちそうさん』で演じため以子の子ども時代が印象に残っている人も多いのではないだろうか。

そして、脚本の大石静は過去に朝ドラ『ふたりっ子』『オードリー』を手がけており、第1週のメインとなっていた黒柳徹子の母・朝の人生は、1987年の朝ドラ『チョッちゃん』でドラマ化されてもいる。そりゃ、朝ドラ感があふれてしまうのも無理もない。

『やすらぎの郷』では業の深い老人たちが繰り広げる濃厚すぎるドラマという、朝ドラではあり得ないテーマでお昼の枠を戦ってきたが、今回の『トットちゃん!』では、そのまんま朝ドラっぽいテーマで、真っ正面からぶん殴ってきた形だ!

ツンデレでサイコな旦那と出会ってしまった
もちろん、ただ単に朝ドラっぽいだけのドラマではない。

シニア層をターゲットにした「大人のドラマ」を目指している枠だけに、さわやかな朝ドラではやれない、アダルティな展開もありそうだ。

守綱のアパートに連れ込まれた朝が、その日まで下の名前すら知られていなかったというのに、いきなり一緒に暮らすことに。そのまま、濃厚なキスシーンからの上半身裸でベッドの中で朝……というドトウの流れには、朝ドラ感にすっかりひたっていたこともあり、「ええーっ」と声が出てしまった。

処女感全開だった朝が、いきなり男の家にお泊まりかよ! と言いたくなるこの展開をはじめとして、全体的に守綱のペースに朝が巻き込まれっぱなしだった第1週。

守綱の極端なキャラクターがドラマ全体を引っ張っていた。

ツンツンしているけど本当はヒロインのことを愛していて……というツンデレな男キャラは朝ドラにも出てきがちだが、守綱の場合はツンデレの度が過ぎている。

「愛するものはバイオリンと君だけだ」とまで言っておきながら、アパートに朝の父親たちが激おこで乗り込んでくると、朝を守ろうともしないで「こういう人たちと話すのはイヤだ、魂が汚れる」と、楽団のリハーサルに行こうとする。

生活費がないため、朝が近所で歌を歌って食料をもらってくれば、「あんな笑顔を他人には見せるな!」「君もボクのことだけを考えて、ここでボクを待っていてくれ」ということで、自分が仕事に出ている間、自室にカギをかけて朝を閉じ込めるというサイコパスっぷりを発揮!

そりゃあ父親も結婚に反対するわ……という感じだが、朝を強引に連れて帰ろうとする父親に、アパートの住人のひとりである画家の伊藤華子(高岡早紀)が言い放った言葉がすべてを物語っていた。

「この人(守綱)はね、真の芸術家なの、だから異端なの」
「普通じゃないから輝かしいのよ、普通じゃないから真実が見えるの」
「あなたの娘さんは、もうこちら側に来てしまった以上、そちら側には戻れません。あきらめな!」

今後のストーリーのモチーフとなってくると思われる黒柳徹子の自伝『窓ぎわのトットちゃん』も、トットちゃんが普通の学校に馴染めずにドロップアウトしてしまう話だ。

おかたい家で育った朝が、芸術家である守綱と出会ったことによって「こっち側」に行ってしまった結果、芸能界のリビングレジェンド・黒柳徹子が誕生するのだ。

お昼はずーっとテレビ朝日を見っぱなしだ
第1週ではまだ出てこなかったが、やはりこのドラマの最大の売りは、主人公が(まだ出てきていないけど)黒柳徹子だということだろう。

前番組『徹子の部屋』からCMなしで『トットちゃん!』になだれ込むという特殊な編成。さらに、ナレーションは後番組『ワイド!スクランブル』のメインキャスターでもある大下容子アナウンサーが務めており、「昼の時間帯は丸ごともらう!」というテレビ朝日の強い意志を感じられた。

現に『やすらぎの郷』の頃から、『徹子の部屋』→『やすらぎの郷』→『ワイド!スクランブル』と、ずーっとテレ朝を見っぱなしというのが習慣になっているもん。

リアル・徹子さんが、ドラマ前の『徹子の部屋』で、ちょいちょいドラマのネタバレしてしまうのが気になるところではあるが、『徹子の部屋』流れで『トットちゃん!』を見るというのが正しい見方だろう。

今週はいよいよトットちゃんが誕生するようだし、本格的なドラマのスタートはこれから。今期も昼ドラを楽しめそうだ!
(イラストと文/北村ヂン)

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