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「ふんどし姿でプレゼン」「みかんに人生捧げる」一点突破の東大発ベンチャー起業家たち

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 言わずと知れた"日本の最高学府"、東京大学。今、ここから日本を変える"未来"が登場している。

経済産業省が発表した「大学発ベンチャー調査」によると、昨年度の東大発のベンチャー企業数は216社。経団連とも連携し、ベンチャー企業の育成を強化する「東大・経団連ベンチャー協創会議」を主催している。

AbemaTV『偉大なる創業バカ一代』では、そんな東大発ベンチャーの中から、ユニークなアイディアを元に「一点突破」を図ろうとするベンチャー起業家たちを紹介した。

■Sapeet

創業者:築山英治(大学院工学研究科)

創業:2016年3月

事業内容:自分の体型のアバターを作り、ネット上で3D試着ができるツールを開発。

■株式会社ジーンクエスト

創業者:高橋祥子(大学院農学生命科学研究所)

創業:2013年6月

事業内容:誰でも自宅で遺伝子解析サービスを受けられるサービスを提供している。唾液を送るだけで自分の体質やかかりやすい病気がわかるようになっている。

これだけではない。例えば医学部を卒業した岡田望さんが立ち上げたのは、味噌煮込みうどん店「味噌煮込 罠」だ。

 さらに、ひときわ際立つ「一点突破ベンチャー」が、株式会社ふんどし部と株式会社みかんだ。それぞれの代表を務めるのが星野雄三さん(29)と清原優太さん(24)。社名の通り、「ふんどし」と「みかん」を事業柱にしているというが、一体どういうことなのだろうか。

■プレゼンもふんどし姿で
 幼少期はサッカー、高校時代はアメフト部に所属、筋トレに興味を持ったという星野さん。のちに東大大学院で筋生理学を学ぶことになる原点だ。

ふんどしに注目するきっかけとなったのが、2015年のイタリア留学だ。スーツの勉強をすべくイタリア・ナポリへと留学した際に、ふんどしの魅力を認識。ふんどし姿でイベントに出た星野さんを、ナポリの人々は大興奮で迎えた。「日本人がスーツのことをやるより、日本人としてふんどしをヨーロッパで売るっていうことの方が盛り上がった。物理的に距離が離れると、その国の理解度も低くなる。イタリアではあまり日本のことが知られていない。寿司とか天ぷらくらい。それならならこれを逆手にとってしまおう」とひらめいた。

そして東大卒業後の2016年5月に創業、ふんどしの製造販売、コンサルティングを行ってきた。ふんどしの魅力について「後ろから前に布を回して着用する。結ぶのでパンツより一動作多いけど、足を上げなくてもいいから高齢者も履きやすい」と熱弁する。拠点とする東京・渋谷で、すぐに目につくのが星野さんのふんどし姿だ。どんなビジネスの場であろうともふんどしで現れる。

 一昨年、広める価値のあるアイディアの祭典「TEDxTOKYO」でもプレゼンを行った星野さん。「日常生活の悩み、貧困、教育問題すべてをふんどしで解決しようとしています」と壮大な目標をぶち上げ、7月から始まったパナソニックによる主催の若い開発者や起業家への支援プロジェクト「100BANCHI」に選ばれるなど世間からの注目度も高い。100BANCHIで他企業が最先端の事業を紹介する中、星野さんは"ふんどしAndroid"なる謎のプレゼンを敢行。「我々はプロモーション集団でもあるので、人々に楽しんでもらって印象を変えてもらう」。一見ふざけているようにも見えるが、公の場でのふんどしによるプレゼンには意味があった。

その言葉の通り、時にはふんどし姿で歌舞伎町の清掃活動も行う。「『あいつらでさえ、ゴミ拾いをしているのになぜ自分たちはやらないのか』っていうことです。自らを恥じ入り始めるんです。ホストだろうとヤクザだろうとサラリーマンだろうと目の前で捨てると恥ずかしくなって、自分で拾う。たまに『頑張れ』って言われます」。

 選挙の投票にいくことも呼びかける星野さん。「この格好で省庁にも行くし、議員会館にも正面から挨拶に行く。意外に潔さを認識してくれる」と話す。

現在、星野さんはふんどしの製造販売以外にもパーソナルトレーナー事業を展開中。「シェアジムみたいなところで、少人数相手に指導をしています。食事にも管理してます。経営的には問題なく加速しています」と自信をのぞかせる。今後は食事の管理などで、人工知能を活用する予定だ。これまで肉体一筋で会社の舵取りを担ってきた星野さんは、「ようやく東大の頭を使う時が来ましたね…」と苦笑する。

「僕たちはそんなに貧しい時代に育ったわけじゃない。カネを稼いで高級車を乗り回すってことに魅力を感じていないんです。だからこそ逆に悩みが多い。自分がなんで生きてるのか、何のために仕事をするのかについて悩んでいる」。

■極貧生活も「みかんに人生捧げています」
 一方、「みかんに人生捧げています」と笑顔で語るのが清原さん。「(子供の頃)インドネシアにいて、初めてしゃべったインドネシア語が『オレンジジュースちょうだい』だったんです。記憶より前にみかんが好きだったんです」と豪語するほどのみかん好きだ。

 東大入学後、「こたつでみかんを食べたい」という理由で「東大みかん愛好会」なるサークルを立ち上げた清原さん。だが、「このままでは新入生は入るわけがない。何か理念を作らなければ」と考え、「かつては文化だったけど、今は消費量が減っている」と熱心に語りかけた。ただのサークル活動だと思って訪れた新入生は「そのギャップ」にオチるのだという。

気づけば40人が加盟するサークルになった「みかん愛好会」は、蛇口をひねるとみかんジュースが出るブースを学園祭に出展。大ヒットさせた。サークルにはさらに人が殺到し、ますます後に退けなくなったという。清原さんは、やがて漠然と起業を考えるようになっていた。

しかし、単なるみかん好きというだけで起業したわけではない。清原さんによると、柑橘産業は3500億円の市場規模があり、JAの中でも最大100億円を売り上げるところもあるという。縮小したとはいえ、いまだ巨大産業である柑橘産業を盛り上げたいという思いが、清原さんを突き動かす。「みかんの消費量は全盛期の4分の1以下になっている。みかん業界を変えるために『みかんサミット』を開くんです」。

『みかんサミット』とは、農家や研究者、ITメーカーなどみかんの関係者を全員集めた情報交換のイベントだ。「今までは産地が広すぎて全然交流がなかった。そこでみかんに関するありとあらゆるものを集結させようと、最先端の情報が集まる場所を作った」。

昨年度は赤字だったという清原さん。起業費用の一部はみかん摘みでまかない、現在は築90年のシェアハウスで生活中だ。「極貧の時は同居人にご飯を作ってもらって助けてもらう。親は『勝手にしろよ、自分で生きろよ』って感じです」。

まだ創業したばかりの2人だが、起業を志す若者へのメッセージをもらった。星野さんは「『徹底的にやれ』っていうこと。起業したい学生はいっぱい見ている。口だけばっかり。ぜひ背中で見せてほしい」。清原さんは「『旗を立てる』ですね。結果は出せてないけどみかんベンチャーという新しいカテゴリを誕生させたっていう自負はあります」と穏やかな笑顔で語った。(AbemaTV/『 偉大なる創業バカ一代 』より)

▶次回『偉大なる創業バカ一代「パーキンソン病にも負けない」飲食業界の異端児 松村厚久社長』は7日(土)22時より放送!

外部リンク(AbemaTIMES)

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