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リフォーム最大の難関・「業者選び」はやっぱり“紹介”が安心【なんでも大家日記@世田谷】

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Graphs / PIXTA
こんにちは、「なんでも大家」のアサクラです。
前回は、建て替えをやめてリノベーションを決意するまでをお話ししました。
リノベーションといえば、なんといっても大事なのは「どうやって工事業者を選ぶか」だと思います。

※ 【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

■先代の経営者が使っていたリフォーム業者が、とにかくひどかった…

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うちのマンションの場合、不動産会社にしても、税理士さんにしても、電気屋さんにしても、リフォーム業者にしても、
先代や先々代からの長いつきあいがある場合も多く、僕が経営を引き継いだ時点で
「どの業者さんとつきあいを続け、どの業者さんと手を切るか」は、なかなか難しい問題でもありました。
問答無用につきあいを絶ったのは、先代の経営者が使っていた「リフォーム業者」です。
第4回の記事でご紹介した「失敗リフォーム」もなかなかの仕事でしたが、経営を引き継いでから入居者のみなさんとコミュニケーションをとっていくなかで、
この業者が他にもずさんな工事を多数、行っていたことがわかってきたのです。

■浴室のドアの裏表が逆に取りつけられていた!?

node / PIXTA
なかでもいちばんひどかったのは、浴室のドアの裏表が逆に取りつけられたケースでした。
ご存じの通り、通常、浴室のドアの換気口は、空気を通しつつ落ちてきた水滴を外に漏らさない作りになっています。
ところが、これが裏表逆になってしまうと、水滴が外に出やすくなってしまい、
お風呂に入るたびに脱衣所がビシャビシャになってしまうのです。図で説明すると、こうなります。

これはひどい!
幸か不幸か、入居者の方がとても控えめな方で「古い物件ですし、こういうものなのかなと思っていました」とおっしゃってくださいましたが、
お風呂のたびに脱衣所が水浸しになるなんて、ありえないですよね……。
この部屋はすぐに改修工事をさせていただきましたが、ここまでいいかげんな仕事をする業者がいることにあきれたと同時に、
当時の管理人がこんな大きなミスにすら気づいていなかったことにも驚きました。
業者がきちんと仕事をしたかを確認するのも大家の大切な仕事なのです。

■不動産会社から工事業者を紹介してもらうのってどうなの?

Rina / PIXTA
リノベーションのための新しい業者を探すことになり、思い浮かんだのは、
うちのマンションの客付けをずっとお願いしてきた不動産会社に信用できる工事業者を紹介してもらうという選択肢でした。
分譲マンションの場合でも、物件を購入した不動産会社からリフォーム会社を紹介してもらう、
というのはよくある話かと思いますが、これについては賛否両論あるようです。
不動産業者の担当者が窓口になってくれるので連絡を取るのが楽だとか、自分でリフォーム業者を探した場合に比べると費用が安く収まる場合が多いなどのメリットに対し、
業者の仕事がルーティンになってしまい、ありきたりなプランしか出せず、施主が出した要望への対応力が低いなどのデメリットもあるようです。

■安心して任せられる業者さんを選びたいけれど…

karin / PIXTA
うちの場合は、30年近くのつきあいの中でしっかり仕事をしてもらってきたという信頼感が前提でした。
自分自身、リフォーム会社とやりとりするのは初めてでしたし、価格が安いとかデザイン力があるとかいうよりも、
とにかく安心して任せられるということを重視して業者さんを選びたいという気持ちが強かったです。
ただ、頭をよぎったのは、先日、顧問税理士さんに相談したときに言われた言葉でした。
「不動産屋は、借り手が見つかって仲介料とるのが商売だから、やっぱり建て替えを勧めてくると思いますよ」
この言葉通りなら、うちが建て替えをやめたことを伝えたら、不動産業者は建て替えのメリットをあげて説得してくるかもしれません。
それを退けてまでリノベーションを決めたら、あまりいい顔をされないのではないか、という不安もありました。
しかし、逆に考えれば、これはいまの不動産会社を今後も信頼して仕事できるかどうかを見極めるチャンスでもあります。
そこで、建て替えをやめてリノベーションを決めたことをストレートに伝え、どんな反応をしてくるかを見ることにしました。

■素人の決めつけほど怖いものはない

elwynn / PIXTA
さいわい、不動産会社の担当さんから返ってきたのは、「続けていくのも十分にありだと思います」という言葉でした。
建て替えをしつこく勧められることもなく、リノベーションについていろいろ建設的なアドバイスももらいました。
正直、ホッとしました。
思えば、「建て替えることにしたのでプランを出してください」というかたちでいきなり話を進めようとしたせいで、
相手にも「建て替えありきなんだな」という印象を与えてしまったんだと思います。
むしろ、賃貸のプロである不動産会社に意見を求め、「これからのうちのマンションをどうしていけばいいか」という相談をするべきだったのだと思います。
やはり素人の決めつけほど怖いものはないと、あらためて思い知らされました。

■紹介された担当者は…なかなかの好印象!

TATSU / PIXTA
こうして、地域のなかで豊富な施工実績を持つ中規模の建設会社を紹介してもらうことになりましたが、
その会社が不動産会社の社屋のリフォームを手がけているという事実にも、安心を感じました。
不動産のプロが自社の工事をまかせるくらいだから、少なくとも中途半端でいいかげんな工事をすることはないだろうと思ったからです。
実際、現場にやってきた担当者のKさんは実直な話し方をする方で、押しつけがましいところもなく好印象でした。
今回のケースでいえば、自分とほぼ同い年というのもよかったと思います。
相手が年上の業者さんだと、こちらが施主でも意見をしにくいというのは、よく聞く話です。
施主には施主の、業者には業者の事情があるものですが、なるべく対等な雰囲気で話せるような関係をめざすのが僕のスタンスです。

■つくづく、人間を見るのは難しい…

Graphs / PIXTA
とはいえ、人間を見るのは直感的な部分も大きくなかなか判断が難しいですよね。
内見で入居希望者の方と話すときもそうですが、究極的には自分の好みのタイプかを重視したほうが気持ちよくつきあえる気がします。
もちろん、肝心な仕事については、ある程度一緒に仕事をしてみなければわかりません。
まずは現場を見ていただいたうえで、プランと見積もりを出してもらうことになりました。
次回は、リノベーションを考えるなら避けて通れない「設計プランと予算」の問題について、
思いっきりカベにぶちあたってしまった体験談をお話しします。

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