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水原希子がサントリーCMへのヘイト攻撃に屈せずメッセージ!「1日でも早く人種や性別への偏見がなくなってほしい」

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 公開されたばかりの映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』でヒロイン役を務めていることでも話題の水原希子。そんな彼女がまたぞろ、ひどいヘイト攻撃にさらされている。

今度は、水原がCM出演するサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」の公式ツイッターアカウントに対し、こんなリプライが大量に寄せられているのだ。

〈日本人じゃないのに!通名と同じ作戦か!?サントリーは当分、不買だろ〉
〈エセ日本人がcmしてるから買いません〉
〈水原希子は見たくもない=アメリカ国籍の朝鮮人。なんでサントリーは、こんなのをCMに起用するんだ?。反日企業と言われてもしょうがないね!。〉

たしかに水原は、アメリカ人の父親と在日韓国人の母親との間に生まれているが、そのことをあげつらい、こんなおぞましい差別、ヘイトスピーチを浴びせているのである。しかも、日本人じゃないということを理由に出演するCM企業に対して「反日」とがなりたて、不買行動まで呼びかけるというのは、外国籍の人々の生存権を奪う明らかな犯罪行為ではないか。

実際、この数年、在日韓国人のタレントをめぐっては、本人だけでなく、本人を起用するテレビ局や広告代理店、スポンサー企業に対しても組織的なヘイトツイートや抗議が展開され、そのことによって、タレントたちが仕事がしづらくなるという状況が起きている。

なかでも、もっともひどい攻撃にさらされてきたのが、水原だった。映画やCMの出演が決まっただけで、そのたびにネトウヨから「水原希子の採用は辞めて 買う気なくなります 在日モデル嫌いです」「日本人の血が一滴も入ってないのに日本人のフリをするのは止めろ」といったひどい中傷にさらされてきた。

しかし、彼女がすごいのはこうした理不尽な攻撃に対して、まったく屈することなく、自分のルーツを明かした上で、差別や民族間の対立に対する自分の思いをきちんと語ってきたことだ。

その象徴的な例が、昨年7月、中国で起きた炎上事件をめぐる彼女の発言だろう。水原は中国でも人気が高いのだが、その中国のネット上で「水原が靖国神社に参拝している写真」「水原が旭日旗を背景にポーズをとっている写真」が出回っているとして、「右翼だ」「侵略戦争を肯定している」なる批判が殺到したのである。

そこで同月15日、水原は騒動について自ら英語で説明する動画を中国の動画サイトに中国語字幕付きで投稿。靖国神社と旭日旗の写真に写っているのは自分ではないことなどを説明した。

すると、今度は日本のネトウヨが発狂。「迷惑だから日本人の振りすんなや、クソ外人が」「在日は出ていけ」「都合の良い時だけ、日本人。悪くなったら、日本人じゃない」などといった、口にするのもはばかられるヘイトスピーチを水原に投じ始めたのだ。

いや、ネトウヨだけではない。ネットニュースも「中国に謝るのはけしからん」と大合唱、「中国の芸能界で稼ぎたいから尻尾をふっている」「日本人じゃないから許しては都合よすぎ」などと、水原攻撃を展開した。

しかし、彼女は中国に尻尾をふったわけでも、許してと懇願したわけでもなかった。動画のなかで彼女はまさしく正論を語っていた。

「まず第一に、私は世界平和を支持し、戦争に断固反対するものです」

水原はこう語ってから、彼女が靖国神社に参拝しているとされる写真を取り出し、「写っているのは絶対に私ではない」と否定した。つまり、彼女は中国に対する配慮ではなく、戦争に断固反対しているから軍国主義の象徴である靖国神社参拝に行くはずがない、と堂々と表明したのだ。

そして、自らのルーツについても、真正面からきちんとこう説明していた。

「私は現在日本で暮らしていますが、生まれはアメリカです。父がアメリカ人で、母は日本で生まれた韓国人です。2歳のときに日本にやってきて、神戸で育ちました。私は多様な文化を背景にもっていて、そのために異なる文化の人々に触れて互いを尊重することを学び、世界中に友だちをつくることができました。私は自分自身を地球市民だと思っています」

そのうえで、水原は動画をこんなセリフで締めくくっている。

「私たちはみんな異なる文化を背景にもっています。でも、私は心から信じています。お互いがもっと理解しあうこと、そして愛と平和が私たちをつなげ、世界をよりよき場所にするだろうということを」

ようするに、水原は中国という国家に謝罪したわけではなく、偏狭なナショナリズムを超えた多様性への理解、平和主義を強く訴えていたのだ。なんと真っ当な、いや、その年齢を考えたら立派すぎるスピーチだったと言っていいだろう。

しかも、水原のこうした姿勢は中国での炎上に対してだけではない。その釈明動画に対して、前述のように日本のネトウヨから理不尽な攻撃を受けても、水原の姿勢はぶれなかった。炎上の少し後、2016年10月14日に放送された『アナザースカイ』(日本テレビ)のなかで水原は、自分が仕事を通して伝えたいメッセージについてこのように語っていた。

「自分のことをすごく愛することってすごく大事で、実際自分もハーフで、アメリカと韓国の血が入っているけれど、日本で育ってきて、自分なりの色んな国のカルチャーを学んできて、また新しい扉を開かせてくれるというか、本当になにか『受け入れ』みたいなのが私のなかですごく大きいテーマかもしれないですね。やっぱり、色々なことを否定するのではなく、受け入れていく、認めていくという心があれば、新しいものが生まれると思っていて。それはたとえば、スタイルでもあり、考え方でもあり、色んなところに通ずると思うんですけど。もう本当に色んな差別がなくなればいいって心の底から私は願っていて。それで苦しんでいる人がすごいいっぱいいて、そういうメッセージをもらったりするし。そういうことを(私は)伝えていきたくて」

自分という「個」を大切にしながら、さまざまなルーツと人々に触れ、カルチャーや考え方を学ぶ。受け入れることで、新たなものが生まれる。だからこそ地球市民として、差別と戦争を憎み、平和を希求する。水原の根源にあるのはそういう思いだ。ゆえに彼女は、中国、日本からの両方の攻撃に対して、同じ姿勢を貫いたのだった。

そして、今回のサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」をめぐる問題でも、その水原の姿勢はまったくぶれていない。

昨日、水原はツイッターにこんな投稿をした。

〈今この世の中では色んな争いが起きてますが、
どこの国で生まれても、
どこの国で育っても、
どこの国に住んでいても、
みんな地球人である事には変わりません。

全ての人に自分を理解してもらうのは難しい事かもしれない。

でも、この世の中で私の事を理解してくれている人がこんなにもたくさんいるという事に気づく事ができました。

一日も早く、この世の中の人種や性別などへの偏見がなくなってほしい。

そして、世界中の人がどこにいても自分らしく生きていける世の中になるように、
まずは私が私らしくこれからも強い心を持って、
生きていこうと想います。

全ての争いがなくなる事を心から祈っています。

LOVE&PEACE〉

そう。こんなひどい攻撃にあっても、水原はそれぞれの多様性を認め、地球市民として、戦争と差別を憎み、平和を希求する姿勢をはっきりと示したのだ。

それに比べて、バカのひとつ覚えのように「日本人じゃない」「朝鮮人だ」と攻撃を繰り返し、彼女を起用した企業にまで「反日」といいがかりをつけるネトウヨたちの愚劣さ、グロテスクさはどうだろう。

しかし、水原の言葉は彼らをも抱擁するかのように、人間の本質はそんな属性に左右されないということを教えてくれる。何度でもいう。本サイトは、誰がなんと言おうが、個として立ち、差別と戦争を憎み、そして、平和を希求し続ける彼女のことを、これからも全力で擁護し続けていこうと思う。
(小杉みすず)

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