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【医師監修】自閉症の子は表情や仕草でわかる? 主な症状・特徴とは

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「うちの子、もしかして自閉症?」と心配する両親もいます。笑うことがあまりなく無表情な気がする、抱っこを異様に嫌がる、特定の離乳食しか食べない、後追いしない…気になりだすと、ご両親としては冒頭のような心配が出るのも無理はないでしょう。問題ない仕草かどうか、医療機関などに相談すべきか、ある程度判断するポイントを紹介します。
赤ちゃんの自閉症について

自閉症かどうかということは、3歳頃にならないと専門家でも診断を下せないことが大半です。しかし、早い段階で兆候や可能性に気づいてあげられれば、必要な療育などの有益な対応を早期に開始できることもあります。
そもそも自閉症とは? 赤ちゃんの頃から分かる?
自閉症とは発達障害の1つで、生まれつき脳の機能を正常に働かせることができません。障害の名前から心を閉ざす精神的な病気だと誤解されがちですが、先天性の脳の障害です。同じ自閉症でも色々タイプがあり、障害の度合いも大きな個人差があります。一般的には、ある程度成長しないとはっきり見分けがつきません。ただ、症状が重い場合は赤ちゃんの時からパパ・ママが明らかに違和感を覚えるような行動や反応が目立ち、通常よりも早めに診断されるケースもあります。症状が軽く、健常児とあまり差がないお子さんも多く、個性の範囲内と考えられるケースも少なくありません。
離乳食で自閉症に気づくケースも
自閉症の赤ちゃんはこだわりが強いので、離乳食も決まったものしか食べないことがあります。偏食が激しく、ほとんど離乳食を食べてくれない赤ちゃんもおり、この時期に専門家に相談し自閉症の傾向に気づくこともあります。白いもの以外口にするのを極端に嫌がるなど偏食傾向が強い赤ちゃんに困り果てているママは、この段階で一度専門家に相談した方が良いでしょう。
赤ちゃんの頃から自閉症を気にした方が良いの?
自分の子どもが自閉症かどうか過剰に心配し、仕草1つ1つに神経質になることはよくありません。ただ、本当に自閉症だった場合、できるだけ早い段階で気づき、専門家に診てもらうことでメリットはたくさんあります。1つは、早期から必要な介入・療養を受けさせてあげることで、ご本人の障害を軽減・改善したり、将来的に学校生活・社会生活上での生きづらさを改善させてあげられる可能性があります。

自閉症の特徴に合わせた言語リハビリなどのトレーニングにも取り組んだり、専門のサポートを受けることで健常児との差がかなり埋まる可能性もおおいにあります。また、パパやママ自身が自分を責めなくて済むこともメリットのひとつではないでしょうか。自閉症の赤ちゃんは、普通の赤ちゃんができることができなかったり、反応も他の子と違うことがあります。そのため、お世話をする大人は「私のやり方がいけないのかしら」と悩んでしまうことがよくあるからです。
自閉症の遺伝の確率
自閉症の遺伝に関しては盛んに研究が行われ、その結果、なんらかの遺伝的要因が関係している可能性が高いとされています。しかし、現段階ではっきりした根拠はなく、確率までは突き止められていない状況です。上の子が自閉症でも下の子が健常児…というケースも多く、必ず遺伝するとは限りません。身内に自閉症の人間がいなくても0.2%の確率で自閉症の赤ちゃんが生まれる可能性がある、とも指摘されていますし、遺伝の関係についてはまだ研究段階を出ていません。また、男女比については、男の子の方が女の子より4倍~5倍の確率で自閉症になる確率が高いとされていますが、近年の研究ではこの男女比の差が無くなってきているとも言われています。
自閉症の赤ちゃんに共通する症状

ひとくちに自閉症といっても、症状の個人差が大きく重症度も様々です。ただ、目安として自閉症の赤ちゃんを診断する基準は設けられています。
赤ちゃんの自閉症の診断基準となるもの
自閉症の赤ちゃんの診断基準として、以下の3つの能力の障害があります。3歳までの間に以下の3つの障害が確認されれば自閉症と診断されます。
・社会性を身につけることができない
自閉症の赤ちゃんは社会性が正常に育たないため、周りの大人や子どもに対しても強い関心を持つことができません。そのため、視線を合わせない、他の子どもと一緒に遊べない、といったことも見られます。反対に、相手との適切な距離感が掴めないため、初めて会う人に慣れ慣れしく振る舞ったり、突然ベタベタして相手を驚かせてしまうこともあります。
・コミュニケーション能力の欠如
自閉症の赤ちゃんは、言葉を覚えるまでにとても時間がかかります。言葉が全然出ないケースも珍しくなく、相手が話す言葉の意味をきちんと理解することができないこともあるため、うまくコミュニケーションを取ることができません。視線の合わせ方も少しおかしく、見つめ過ぎたり、反対に視線を一度も合わせることができないことも多く、周りに違和感を与えます。
もしかして自閉症?赤ちゃんの4大症状
自閉症の赤ちゃんに共通する特徴的な症状をご紹介しましょう。

・クレーン現象が多く、意思の疎通が難しい

何かして欲しいことがあっても、自閉症の赤ちゃんは自分の気持ちを伝えるのが苦手です。要求したいことがあると言葉でお願いするのではなく、パパやママの手を掴んで行きたい場所まで引っ張っていくクレーン現象を行うことが多いのも特徴の1つです。

・こだわりが特別強い

自閉症の子供はこだわりが人一倍強く、常に同じ状態でいることに固執します。同じ食材しか食べない、お皿やお箸を並べる位置がずれていると怒る、など自分のルールを崩しません。赤ちゃんの頃からこの傾向が強いと、決まった離乳食しか食べない、などの症状が出る可能性があります。

・感覚の異常

自閉症の赤ちゃんは視覚や聴覚などの感覚を正常に処理できないので、極端に感覚に鈍いケース、あるいは敏感なケースのどちらかになる傾向があります。普通の物音でも大きく感じて辛い思いをすることも少なくありません。ほんの小さな物音にも敏感に反応するので、寝ていても軽い物音に起きてしまいます。起きている時も突然大きな音が鳴ると泣き出すほど驚いてしまうので、打ち上げ花火にも注意してあげましょう。

・睡眠の異常

自閉症の赤ちゃんは睡眠に異常が出る確率が高く、ひどい場合24時間ほとんど眠らないケースも報告されています。多動症状も出て動き回ることが多く、世話をする親御さんもへとへとになってしまいます。ある程度成長しても睡眠のリズムが安定しないので、2時間しかまとめて眠れない赤ちゃんも珍しくありません。
赤ちゃんから2歳頃まで、年齢別の出やすい症状

重症だと赤ちゃんの頃から自閉症の兆候が強く出る傾向があります。ただ、1歳を過ぎる年齢まではごく普通だったのに、2歳以降突然発達がストップし、特徴的な症状が出ることもあるので、専門家でも3歳頃までは診断を確定するのが簡単ではありません。
生後3ヶ月頃に見られる症状
生後3ヶ月頃になると、赤ちゃんはママと目を合わせて笑うようになります。ママと目を合わせたままおっぱいを飲む赤ちゃんも多いですよね。抱っこも大好きで、ママの手が離れると泣いてしまう赤ちゃんが一般的です。ただ、自閉症の赤ちゃんはこの月齢でも視線を合わせることをしません。抱っこも嫌いで、泣いている赤ちゃんを抱っこするともっと泣いて泣き止まない・・・なんてことも。たまたま機嫌が悪い時は健常児でも抱っこで泣き止みませんが、毎回抱っこを嫌がっているようなら自閉症の症状の疑いがあります。
生後6ヶ月頃に見られる症状
生後6ヶ月頃の赤ちゃんは人見知りが始まるので、ママ以外の人間に抱っこされるのを嫌がります。しかし、自閉症の赤ちゃんはこの時期になってもママの抱っこを拒否するような素振りを見せます。無理やり抱っこされても落ち着きがなく、常にきょろきょろ周りを見回し、リラックスしている様子がありません。はいはいをさせても後追いはほとんどしません。
1歳頃に見られる症状
一般的に、1歳の誕生日を迎える頃の赤ちゃんは、本当に表情が豊かになっています。よく笑いますし、言葉は話せなくても指を指したり声を出して欲しいもの、して欲しいことを伝えることができます。自閉症の赤ちゃんは1歳になっても表情が乏しく、あやしたり名前を読んでもあまり反応しません。大人の真似をすることもなく、言葉を理解している気配がないことも多いです。バイバイ、と手を振っても振り返すことはありません。何か要求がある時はクレーン現象で大人の手を引っ張ります。
2歳歳頃に見られる症状
2歳頃になると、自閉症の特徴的な症状がかなり出るはずです。周りの子どもと比べて言葉が遅れている、とはっきり感じる機会も多いでしょう。食事は常に同じものを要求し、普段と違う行動、予定外の行動にパニックになり、泣き喚くことも増えます。マイペースなことがあまりにも多いようなら、専門家に相談した方が良いかも知れません。
まとめ

自閉症は症状の出方に個人差が大きいので、多くの場合、一般的には3歳頃にならないと診断を確定することが難しいといわれています。ただ、早い段階でその可能性に気づいてあげることができれば、早めの段階から療育のサポートを受け、結果として健常児との差が埋めやすくなる可能性があります。人間は元来個々で個性の幅があり、こどもたちなどは特に、正常児であっても時に大人が予想もしない行動をとるような存在なので、日々の一挙手一投足に過剰に神経質になる必要はありませんが、あまりにもおかしいと感じることが多い時は、かかりつけの小児科医や専門家に一度相談してみましょう。

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