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マクロン氏の美容代は3か月で26,000ユーロ。費用対効果は?

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フランス大統領のマクロン氏のメイクの経費が就任から3か月の間で26,000ユーロ(日本円で約338万円)との報道がされました。

テレビでの討論番組、大観衆の前での演説、とりわけ大統領や首相レベルとなると、さまざまなセレモニーに国の代表として参加することも頻繁です。激務のストレスを隠し、快活で誠実なイメージを公衆に与える。経験の浅い若い大統領であれば、猛々しく爽やかに見せるための努力が有象無象の論客の前では不可欠なのでしょうか。

激動ゆえの疲れを見せないメイクは必須?

7SUR7」の記事によると、マクロン氏が選挙キャンペーン中からすでにメイクを依頼していた女性が提出した請求書2枚の合計が、26,000ユーロにおよぶとのこと。

このお値段、妥当かどうかは一般市民の感覚では判断に苦しみますが、大統領官邸であるエリゼ宮殿も認めている内容なのです。

やはり若さやそのキャラクターの魅力からか、よくも悪くも目立つのは否めません。批判精神が高いフランス社会では、マクロン氏が就任後4か月で取り組んでいる政治活動より、注目されているのはそれ以外のこと。国民の間には、高騰しない経済状況や解決されない失業者の問題に大統領への失望の声もあがっているようです。

歴代大統領の美容事情の内訳

フランスの一般紙「ル・モンド」によると、前大統領のフランソワ・オランド氏は、2012年の任期より毎月総計9,895ユーロ(日本円で約128万円)美容代を支払っていたと過去に報道されています。

7sur7」によると、正価で6,000ユーロのメイク代が専属メイクアップアーティストに支払われ、髪の毛のカットやセットなどに毎月総計10,000ユーロが支払われていたそう。つまりマクロン氏の美容代よりもさらに高い金額を支払っていたということです。

またセレブゴシップサイト「Gala」によると、オランド氏の前の大統領ニコラ・サルコジ氏の任期中のメイク代は、月々8,000ユーロ(日本円で約100万円)が専属メイクアップアーティスト、マリナ・ミショネに支払われていたと報道されています。もちろん、これはすべて国民の税金から捻出されているのです。

せっかちなフランス人? マクロン氏への期待

フランス歴代大統領で史上最年少のエマニュエル・マクロン氏。選挙直後のフランス社会では、可能性とエネルギーの満ちあふれた若き大統領に注目が集まり、国民生活向上への期待とともに前代未聞の祝福ムードに包まれました。しかし、ここへきて彼の支持率は降下しています。

2017年8月の調査では、就任直後と比べて支持率は40%まで落下しています。オランド政権時代は経済大臣として、ロスチャイルド銀行でのキャリアを活かした彼。その大胆な経済戦略に、今一層のスピード感と確実性が求められているのです。

政界で年功序列システムに足並みをそろえる若手の政治家たちと異色を放つマクロン氏、だからこそ誰もが「これまでにない」大改革を求めているゆえの厳しい見方もあるのです。

彼の高校時代の教師であり25歳年上の聡明な妻ブリジットとのなれそめや、ブリジットのファッション、バカンスの内容など政治に関係ないテーマが次つぎと露出される昨今。彼の先導でこのイメージ戦略が功を奏するときは近いと信じたいものです。

Femme Actuelle, Gala, Le Monde1, 2, Liberation, BFMTV, 7SUR7

photo by Gettyimages


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