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「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」京田知己総監督に聞く「メカアニメーターたちの仕事をアピールできる場所を作りたかった」

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 9月16日、劇場アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」が封切りを迎える。同作では、2005年に放送されたテレビシリーズでは詳細が明かされなかった世界の危機「サマー・オブ・ラブ」の顛末が新規パートで初めて描かれる。京田知己総監督に、制作の舞台裏を聞いた。

――本作の企画の経緯を教えていただけますか。

(C) 2017 BONES/Project EUREKA MOVIE
京田:どのような経緯で企画が成立したのかは、僕は聞いていませんので、その質問には答えられません。ただお話をいただいた時に、まず最初に信頼するメカアニメーターたちの顔を思い浮かべました。近年メカ作画の3DCG化が進み、手描きメカアクションアニメーターの活躍できる機会が少なくなってきています。現状では「ガンダム」くらいしか手描きのロボットアニメがありませんが、「ガンダム」だけではない場所を作っておくのも必要ではないかと考えて、この仕事を引き受けることにしました。

――新規パートで「サマー・オブ・ラブ」を描くことにしたのはなぜでしょうか。

京田:それについてはテレビシリーズでアクセル・サーストンを演じていただいていた青野武さんが亡くなられたことが大きく影響しています。僕たちの中にある“じっちゃん”の声を、青野さん以外の声で聞きたくなかった、という気持ちが強かったのです。しかし、そもそもレントンというキャラクターを描くうえで、サーストン家の父系家族の話を避けることはできません。となると結果的にアドロックを出さざるをえない。アドロックを描くということは、必然的に「サマー・オブ・ラブ」を描くこととなります。そうすれば、僕が当初もくろんでいた、メカアニメーターのみんなに”場”を提供する目的が達成できるだろうという計算もありました。

――アドロック役に古谷徹さんを起用した理由は?

(C) 2017 BONES/Project EUREKA MOVIE
京田:アドロックというキャラクターを考えた時に、その内面は設定画を表層的にとらえてはいけないと思っていました。彼は多くの犠牲をともなう作戦を立案・実行した人物ですが、実はその内面は非常にナイーブな心を持ち合わせている人間だと思ったのです。なにしろ「サマー・オブ・ラブ」なんていう言葉を使うくらいですから。たぶんあの口ヒゲは、ヒゲをたくわえることで、自身を偉そうに”演出”していたのでしょう。そんなどこか気弱な男でありながら、しかし結果として彼は人類を救った英雄となるのです。そういう存在を、人は普通”主人公”と呼ぶのです。そんな複雑な面をいくつももちあわせる”主人公”を演じられる人は、なかなかいません。悩みに悩んでいた時に、偶然に古谷さんが演じる「ワンピース」のサボを見て、直感的に、ああ、アドロックは古谷さんしかいないと思ったんです。
 古谷さんは以前、僕が演出を担当した「楽園追放(–Expelled from Paradise-」)」で“ナンパ男”というサブキャラを演じられていたのですが、その声の芝居に対する真摯さに感銘を受けました。なので、いつか自分の監督作品に出てもらえたら嬉しいなと思っていたのですが、これまで演じてこられた作品も踏まえたうえで、古谷さんであれば、僕らが望むアドロックを演じていただけるのではないかと。幸いにして役を引き受けていただき、アフレコ会場でその第一声を聞いた瞬間、この直感が間違ってなかったことを確信しました。

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