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「ケガというケガはすべてやった」3度の大怪我から復活を遂げた“奇跡の男”浦安・星翔太が開いた新境地

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「今シーズンは40点決める」

バルドラール浦安のエース・星翔太がそう宣言したのは2015シーズンの開幕前のこと。それまで、Fリーグのレギュラーシーズンで40点を記録した選手はいなかった。だが、星には、強い決意があった。

「チャンスの数を考えたら、それくらい決めないといけない」。

メジャーリーグ・イチローの “イチメーター”や、Jリーグ・大久保嘉人の“ヨシメーター”にならって“星メーター”でサポーターに40ゴールをカウントダウンしてほしいと盛り上げた。星が40ゴールを決められるかはFリーグの大きな話題となった。

だが——。

結果は13試合出場で8得点。2桁得点にすら届かなかった。シーズン開幕からわずか1カ月で、股関節周りに痛みを伴うグロインペイン症候群によって、4カ月の離脱を余儀なくされてしまったのだ。復帰後もコンディションは上がり切らず、チームも12位中の8位と停滞した。

負傷から完全復活を遂げ、満を辞して臨んだ2016シーズンも、開幕を前に右膝関節前十字靭帯を損傷し、全治6カ月と診断される重傷を負ってしまった。

「ケガというケガはすべてやった」。

2013年の膝の故障、2015年のグロインペイン症候群、2016シーズン開幕前の右膝関節前十字靭帯の損傷……。何度となく長期離脱を繰り返してきた。その中で星は自分の体と向き合い、どう動かせば効率的なのか、技術を最大化できるのかを考えてきた。

かつて星は“狂犬(きょうけん)”と呼ばれていた。野性味溢れる動きと、相手に食いかからんばかりの闘争心からつけられたものだ。だが、今の星はかつて40ゴールを追い求めていた頃とは、まったく別の選手になっている。

 フットサルには“ウニベルサーレ”というポジションがある。イタリア語で“宇宙”を意味する言葉は、ピヴォ、アラ、フィクソ……あらゆるポジションを1人でこなしてしまう、特別な選手をこのように呼ぶ。

星は日本でたった1人の “ウニベルサーレ”だ。ドリブルで仕掛けることもできる。パスで味方を生かすこともできる。ディフェンスでボールを奪うこともできる。もちろん、ゴールを決めることもできる。

チームにとって何が必要なのか、どんなことが求められているのか。たとえ、自分が主役にならなかったとしても、チームが勝つためにやるべきことをやる。それこそ、3度の大怪我を繰り返した先に、星がたどり着いた新境地だった。

今シーズン、高橋健介新監督を迎えたチームは開幕から勝てずに苦しんだ。開幕8試合で1勝2分5敗。キャプテンを務める星への風当たりも強まっていた。だが、第9節からの3連勝を皮切りに、チーム状態は徐々に上向きつつある。

その中心にいるのは、もちろん星だ。

なぜ今そのプレーをするのか、もしくは、しなかったのか。その一つひとつの選択に意味がある。そういうメッセージをピッチで味方に伝え、相手と駆け引きをするなかで、ゴールへと向かっていく。

試しに40分間、浦安の9番を追いかけてみてほしい。これまで知らなかった、フットサルの新しい魅力に気づかされるはずだ。

星のいるバルドラール浦安は16日の第16節、6連勝で2位につけるフウガドールすみだと対決。その模様はAbemaTV(アベマTV)のSPORTSチャンネルで17時45分から生中継される。

文・本田好伸(futsalEDGE)

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