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天才テリー伊藤対談「原田真二」(2)デビュー曲は拓郎さんも作ってた!?

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テリー デビューのきっかけは、吉田拓郎さんや井上陽水さんが設立した「フォーライフ・レコード」のオーディションですよね。

原田 そうです。高2の時にオリジナルテープを送ったら、「うちからデビューする方向で考えましょう」とすぐ返事をいただいて。

テリー それは、拓郎さんや陽水さんから?

原田 いえ、レコード会社のディレクターから。でも、翌年の高3の夏に東京に行って、デビュー準備で実際にレコーディングスタジオを使わせていただい時には拓郎さんや陽水さんが見に来られましてね。すごくやりにくかったです(笑)。

テリー そりゃそうだ。いくら天才でも、その時は広島の高校生だもんなァ。

原田 天才じゃないですし、そりゃもう緊張しますよ。でも皆さん、かわいがってくださいました。特に拓郎さんは、僕の譜面を見ては「これ、何?」みたいな感じで話しかけてくれました。

テリー 人気アーティストも思わず注目するほどのものだったってことですね。

原田 いや、たぶん拓郎さんもご存じで、おふざけも入ってたんじゃないでしょうか。

テリー そして、高校卒業後は大学進学で上京、すぐにデビューして大ヒットの連発ですよね。もうトントン拍子じゃないですか。

原田 でも、実はデビュー曲は難航したんですよ。

原田 最終的にデビュー曲になった「てぃーんず ぶるーす」や「キャンディ」、「シャドー・ボクサー」、「タイム・トラベル」という曲は、実はデビュー前にできていたんですね。

テリー どれも大ヒットシングルじゃないですか。

原田 それで最初は拓郎さんがプロデューサーを担当してくださったんですが、デビュー曲に関して拓郎さんからなかなかOKが出ない。しまいには拓郎さんが書くみたいな話になったんですよ。

テリー 拓郎さん、ズルいなァ。「真二は金になりそうだから、俺が書く」と。

原田 いえいえ、そういうことじゃないです(笑)。実際、拓郎さんが書いてくださった曲もすばらしかったんですよ。でも、そこは自分も一クリエーターとして、どうしても譲れないところでもあったんです。

テリー そりゃそうだよね。まったく違う感性の中から出てきていて、自分の世界をしっかり持っているのに、いまさら拓郎さんの世界へは行けないよね。でも、それを突っぱねるのは、なかなかに勇気がいるよね。

原田 ハハハ、そうなんですよ。でも、そんな僕を大里(洋吉)さんがバックアップしてくれたんですよ。

テリー おお、大里さんが!? アミューズの会長さんですよね。

原田 はい。僕のデビューに合わせてアミューズを作ってくれた方なんですが、「これだけカラーの違う曲ができているんだから、やっぱりデビューは真二の曲で行こう」とみんなを説得してくれたんです。それで僕が曲を書いた「てぃーんずぶるーす」がデビュー曲に決まり、しかも3カ月連続でシングルを発売することを決めてくれたんです。

テリー しかも、その3曲が続けて大ヒット、同時にオリコン20位入りする記録も打ち立てましたよね。何から何まで、破格の展開だったですね。

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