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生徒会の公約はなぜ必要?何が求められている?脳教育の専門家に聞いた

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誰しも経験してきた学校教育の現場で、必ず存在するのが生徒会という組織である。生徒会の位置づけは、学校サイドと生徒サイドが円滑に行事を運営するための生徒側の代表だ。そんな生徒会に関して「教えて!goo」にも「生徒会選挙【公約について】」と、質問が寄せられていた。生徒会に出馬しようと考えているが「公約」について何も浮かばないという学生からの質問だ。「公約」は、政治の話題で耳にする言葉だが、学生間ではどう捉えればよいだろう。そこで、脳教育者の吉村規子さんに聞いてみた。

■ 公約はなぜ必要?

政治の世界では「公約」を掲げることで有権者からの信頼を得たり、票数に結び付けたりする。学生間では、どのよう使われているのだろうか。

「公約を伝えることで、その生徒が生徒会で何をしたいのか、どんなパッションを持っているかが分かります。単に願望を述べることとは違います。学校や生徒会をどのように良くしていきたいか、そのために自分は何をするのか、他の生徒たちに約束することです。約束したからには、公約したことを行動していく責任があります」(吉村さん)

公約は他の生徒との「約束」である。ここまでは政治の世界とあまり変わらないように思えるが、それを行動していくという「責任感」を身につけるためにも必要とのことだ。

■ 誰の目線で考えるのが良いか

生徒会は学生間という、一般社会に比べて、比較的小さなコミュニティ内で運営されていることが多い。では、公約は誰のために考えたらよいのだろう。

「生徒会の公約が、生徒の立場だけから考えたものであれば、それは単に若者の我が儘になってしまいます。反対に、先生や保護者の立場から考えるのは単なる点数取り。生徒、先生、保護者、地域の人々と可能な範囲で意識を広げ、皆のために良いことを考えていくことが大切です」(吉村さん)

さらに吉村さんは、脳教育者の立場からでこう続けた。

「10代はまだ前頭葉が成熟していません。自分のこと、目先のことにしか視点がいかず、他の人にとってどうなのかを考えることは難しいです」(吉村さん)

10代の学生はまだ、自分一人で十分に考えることができない。その成長をしっかりとサポートしていくのが、周りの大人たちなのだろう。

■ 正解や答えはない?

では具体的に、どのような公約が適切なのかを聞いてみた。

「何でも正解の答えがあると短絡的に考えているのが、ネット社会の若者の傾向だと思います。公約に正解があるなら、理想的な学校や社会が実現しているでしょう」(吉村さん)

公約に明確な正解はないが、大人数をまとめていくことに意味があるようだ。最後に吉村さんはこう締めた。

「一人一人の理想は違いますし、自分とは違う人の意見も受け入れながら、どうしたら今より良くなるのか、悩んで行動しながら答えを見つけていくことが大切ではないでしょうか」(吉村さん)

学校や生徒会が管轄するのは、限られた大きさの社会である。そこで「公約」に関して考え、試行錯誤しながらも一生懸命頑張ること自体が教育の一環になる。一般論にとらわれず、そこにいる多くの声を取り入れ、人々を幸せにしようとする姿勢こそが、公約の原点なのかもしれない。

●専門家プロフィール:吉村規子
ILCHI Brain Up こども脳教育 奥沢教室で、こども脳教育講師として脳教育プログラムを教えている。子どもの心と身体を東洋医学の観点からも見ている。ブレイントレーナー1級、鍼灸あんま指圧マッサージ師の資格も保有。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)


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