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商社とは? 仕組みと仕事内容を知ろう

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商社という業種があります。商社で働いている人を一般に「商社マン」などといいますね。将来商社への就職を考えている大学生のみなさんもいるかもしれません。では、この商社とはどんなビジネスをしている会社なのでしょうか。そこでここでは、仕事内容や、商社で使われる用語を紹介します。

■商社とはどんな会社?

商社というのは、輸出入貿易や日本国内での物資の販売を業務の中心として執り行う、商業を営む会社です。幕末期に活躍した「小栗忠順」という人が、英語の「company」を商社と訳したのが始まりという説もあります。

商社は、幅広い商品やサービスを取り扱っている「総合商社」と、ある特定の分野に特化した「専門商社」に分けられます。総合商社はビジネスの規模が大きく、扱う商品も「インスタントラーメンからミサイルまで」と例えられるほど多岐にわたります。

ちなみに、現在一般的に総合商社と呼ばれているのは『三菱商事』『伊藤忠商事』『丸紅』『三井物産』『住友商事』『豊田通商』『双日』の7社です。海外にも大きな商社はあるのですが、資源や穀物といった特定分野を扱っており、総合商社というのは日本特有の形態です。

■商社でやっている仕事は?

商社の基本となるのは、多くの商品を取り扱う卸売業です。例えば家電メーカー、食品メーカーは自社の商品を生産しますが、一般家庭の消費者に直接商品を販売することは得意ではありません。消費者はメーカーではなく、小売店から商品を購入します。

そこで登場するのが商社です。商社は、メーカーと小売店の間に入り、流通の手助けをしているのです。具体的にはメーカーから大量の商品を買い取り、小売店には注文があったぶんの商品を卸します。商社は、メーカーと小売店の間のクッションのような役割を果たしているのです。

もう一つ商社の仕事として大きいのが、輸出入に関する業務です。日本は鉱物や化石燃料の資源が乏しいため、海外からの輸入に頼っています。商社は原材料を海外から輸入し、国内の製造業に販売します。それを製造業が加工してできた工業製品などを、今度は外国で販売するのです。商社の営業担当者は海外を飛び回り、いろいろなものを買い付け、同時に日本で作ったものを売り込むという商売を行っています。

また、商社では企業に対しての融資、投資も行います。本来、メーカーが生産した商品を消費者が購入して、メーカーは代金を受け取ります。つまり、商品が売れなければお金は入ってこないので、次の商品を生産する材料を購入するなど、会社を運営していくことができません。

しかし、商社が間に入ってメーカーから商品を購入すると、それによって資金を融通することができます。実際には消費者が商品を購入していなくても、メーカーは運転資金を調達できるというわけです。これ以外にももちろん、普通に原材料費や設備投資のための融資も行います。

■商社で使う業界用語

商社で実際に使われている用語にはどのようなものがあるのでしょうか。いくつかご紹介しましょう。

●アタッチ
添付する、という意味です。メールに必要な資料やデータを添付するときなどに使います。

●コーポレート・ガバナンス
日本語でいうと「企業統治」です。企業が不正行為を行わないよう、経営陣や経営そのものを監視する仕組みのことです。

●ドラフト
書類などの下書きのことを指します。「ドラフトを上げる」という場合には、下書きの段階で一度見せるという意味になります。よく使われているのは契約書の下書きです。ドラフトを書き、内容を確認して問題がなければ、契約書の原本を作成します。

●ネゴる
「交渉する」という意味の英語「negotiation」を日本語の動詞に変換した言葉です。意味はそのまま交渉するということです。

●リスケ
これは商社以外でも多く使われる言葉で、スケジュールを組み直すという意味です。会議の日程変更などに使います。

●CSR
「Corporate Social Responsibility」という英語の頭文字を取った言葉で「企業の社会的責任」という意味です。企業が負うべき責任の対象を、利害関係のある人や地域社会にまで広げた考え方です。

商社とはどんな会社なのかについてご紹介しました。商社は昔から人気のある就職先です。とはいえ、人気の業界である分、実際に商社に就職してどんな仕事をしたいのかなど、しっかり考えてから門をたたくのがいいでしょう。その際には上記のような用語はぜひ覚えておいてください。

(藤野晶@dcp)

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