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コミケも視野に! 「声優に死す」3刷出来&舞台化記念! 著者の声優・関智一インタビュー

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2017年3月18日(土)に発売されてから地道に売れ続け3刷出来となった「声優に死す 後悔しない声優の目指し方」(KADOKAWA)。また関さんが主宰するヘロヘロQカムパニーによる舞台化も決まっており、豪華な日替わりゲストでも話題になっています。

今回は書籍発売から6カ月が経ってのこれまでの反響や、気になる舞台版の進捗や内容などを語っていただきました。

――「声優に死す」3刷おめでとうございます! 発売から約6カ月経った今も売れ続けている本書ですが、読者からの反響はいかがでしたか?

関:声優業界の実情についての本なので、実は揚げ足取りというか、酷評する人も多いのかなと心配していたんですよ。でも、皆さん好意的に受け取ってくれていて、今のところ僕の目の届く範囲では直接文句は言われていないです(笑)。それにはホッとしていますね。

あと、巻末に声優としてのぶっちゃけ話を書いた袋とじを付けたのですが、「役に立たない」と銘打ったにもかかわらず、「役立った」という声を多くいただきました。質問コーナーで枕営業などにも踏み込んで答えたこともあって、そこが良かったみたいです。

――実用書で袋とじ付きというのも珍しいですよね。

関:そうらしいですね。もうひとつ袋とじでいうと、「袋とじを付けて古本屋に売りにくくしているのがすばらしい」的なことを読者の方が書いてくれていて。

全く想定外のことでしたが、確かに開封すると破損になりますからね。本の担当者も、「今後は全部の本に袋とじを付けようかな」と言っていました(笑)。

――そうなったら本書が火付け役ですね(笑)。同業者の方からの反響はいかがでしたか。

関:後輩たちからは一様に、「勉強になりました」みたいな、当たり障りない言葉をいただきましたね。同期たちからは、「読んだよ」とだけ言われることが多かったです。同業者はみんな同じようなことを感じているでしょうから、共感してくださったのかなと僕は勝手に思っているんですけど。

スタッフの方たちや制作会社の方たちからも、よく声をかけられますね。僕らの世代で本を書くというのもあまり例がないので、珍しかったのかもしれません。もしくは、SNSなどでがんばって発信したので、売れているっぽい感じが演出されて、「読んでおこうか」みたいになった可能性も高いです(笑)。

――先輩からの反響はありましたか。

関:先に「声優魂」(星海社新書)を出されてベストセラーになっていた先輩・大塚明夫さんには、本書の出版前にご連絡したんですよ。でも、その時は電話がつながらなくて、後日現場で一緒になった時に出版した旨をお伝えしたんですね。

すると、「別にいいんだよ、俺に断る必要ないだろ」と言っていただきまして。「それで、定価はいくらなんだ」と、金銭面までご心配いただき……。大塚さんはすでに第2弾「声優塾」も出されていますが、僕も次作を出せたらいいなと思っています。

――もう内容のイメージはあるのでしょうか。

関:まだ固まってはいないですが、ある程度声優としてのキャリアがある人たちに向けた本も出してみたいですね。狭き門を突破してプロになったらなったで大変な世界ですから、本書でも書いたように若い時にうまくいっていてもそれがずっと続くとは限らないんです。

例えば主演キャラを中心にやっていた声優が、年を重ねて別の立ち位置にシフトせざるを得ないという現実を突きつけられた時に、居場所を失ったように感じてしまうことも多いんですよ。僕も含めて、多かれ少なかれ現実にうまく順応できない時期というのは誰にでも訪れます。それを乗り越えるための方法などを、先に経験したぶん広く伝えられるといいですね。変化に対応できるかという部分は、声優以外のどんな仕事にも共通することだと思いますし。

本書でも、どんな仕事にも通ずると感じてもらえたところはあるようです。フリーランスの方が「営業のやり方や仕事の方向性についての考え方が役立った」と言ってくださったり、会社員の方が「昔の情熱を思い出した」と書いてくださったり。業界外の方からも感想を多くいただきました。メインは声優志望者向けに書いた本ですが、読者が一般の方にも広がってくれているのは嬉しいです。

――ある方面からは、ラジオやトークでおなじみの下ネタが少なくて衝撃を受けたという声もありました。

関:正直、僕のイメージ回復にはすごく役立っています。「やっぱりちゃんとした人なんだ!」みたいな。そこは良かったです(笑)。

――そして、本作は関さん主宰の劇団による舞台化も決定しています。「舞台版・声優に死す~other side~」は、豪華なゲスト出演者も話題ですが、差し支えない範囲でどのようにアレンジされる予定か教えてください。

関:もともとは「大映ドラマのパロディをやろう」から始まったんですよ。いくつも設定を考えていたんですけど、どうせならこの本とかぶらせて声優養成所にしちゃおうとひらめきまして。そして、題名も「声優に死す」でいいんじゃないかと。だから内容は後追いで寄せていった部分がありますね。

「スチュワーデス物語」みたいな大映ドラマふうのアレンジですから、本書の面影は全くないです(笑)。隔絶された軍事施設のようなあり得ない場所で、普通の生活を奪われて声優を目指している子の話です。ただ、教官は僕がやるんですが、そのセリフの中で、本書で書いたような内容が出てきます。面影はないですが、ちゃんと関係はしていますね。

――脚本も関さんが書かれているんですか。

関:今回、僕は珍しくノータッチで。ハリウッド方式と勝手に呼んでいるのですが、同じプロットを3人に書き直してもらって、それを取捨選択する形で内容を仕上げています。脚本を自分で書かないぶん今回は余裕があるので、ゲストのブッキングに全精力を注ぎました。これまでオファーしたことのない方たちにもお声がけしているので、いつもよりさらに豪華なメンバーとなっています。

――ゲストが発表されるたびにSNSで大きな話題になっていましたね。出版記念イベント時に今後の作家としての活動についてもお話がありましたが、例えば舞台版をベースにした「小説版・声優に死す」などの展開はあり得ますか?

関:話がちょっと逸れますけど、創作という意味では来年はコミケに出ようかなと。きっかけは声優の浅野真澄ちゃんが同人活動で漫画家さんと組んで「それが声優!」という作品を出していまして(※編注:あさのますみ名義)。女性声優の生態を描いた作品なのですが、男性版もつくりたいということで、過去に彼女の取材を受けていたんです。でも、結局それはやらないことになったみたいで、「関さんが自分でやったら」と勧められました。

とはいえ、「一緒にコミケ用の作品をつくってくれるような漫画家の先生には心当たりがないな」と思っていたところ、たまたま出会いがあったんですよ。来年の夏コミに向けて、「それが声優!」の二番煎じ的な作品をつくる予定です(笑)。楽しみにしていてください。

話を戻しますと、声優を本気で目指している人を描いたものは確かにまだあまり例がない気がするので、小説版も検討したいですね。

――最後に、メッセージをお願いいたします。

関:ぜひ、本書と一緒にヘロヘロQカムパニー第35回公演「舞台版・声優に死す~other side~」を楽しんでいただけたらと思います。全労済ホール/スペース・ゼロでお会いしましょう!

https://webnewtype.com/report/article/121287/

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