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飼えなくなったら捨てるの? 命との向き合い方を考える絵本

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 “ペット”というと、かわいがることが主体の愛玩動物というイメージが強いが、近年、動物を人生の伴侶、家族として共に暮らす“コンパニオンアニマル”という考え方が広まっている。それでも、動物虐待や捨て犬・捨て猫の存在はなくならない。9月20日~26日の動物愛護週間を前に、動物と人との付き合い方や命との向き合い方を考える1冊の絵本が登場した。淡路島の野良犬や動物保護に携わる人々への取材をもとに、人間の身勝手さによって野良犬がたどる悲惨な現状を訴え、人と動物との関係を問いかける「のら犬ボン」(たじまゆきひこ作、くもん出版、税別1,600円)だ。

作者の田島征彦氏は淡路島の自宅のそばで、前足が不自由な1匹を含む3 匹の野良犬と出会い、犬について取材を始めた。そして、同島では高速道路のサービスエリアなどに捨て犬が多く、「犬は橋を渡れないから戻れない」といった発想で島外からも捨てにきている可能性が高いことや、犬の屋外飼育が多い同島では犬の野生化や野犬の繁殖がなくならない現実を知る。

取材を重ね約 2 年の歳月をかけて完成したこの物語では、父親の東京への転勤が決まり、飼い犬「ボン」と別れなければならなくなった「としお」が登場。父親は友達に預けると嘘をつき、ボンを橋の向こうの島へ捨ててしまう。なんとか生き延びようするボンだが、車にひかれて瀕死の重傷を負い、愛護センターに引き取られていく。人間と動物の信頼関係、親子の信頼関係の行方などが気になるところだ。大胆で勢いのある筆づかいに、もの言えぬ犬たちの怒り、悲しみ、憎しみ、喜びが込められている。 

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