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昆布専門の老舗がだし料理で飲ませる!「おこぶ 北淸」【京都】

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風味豊かなだしを使ったアテで一献

こんにちは。メシ通レポーターの泡です。

観光などで京都にいらっしゃる皆様がお求めの「京都らしい食べ物」。

湯豆腐におばんざい、抹茶スイーツも結構ですが、もう少し違う観点から見た“らしさ”のある食べ物を今回はご紹介しようと思います。

ご存じでしょうが、京都の食には、“だし”が欠かせません。

京都の水はおしなべてまろかな軟水で、だしを取るのに最適。

料理屋さんでも「この水があるから、だしがよう出るんです」という声をよく聞きます。

「それはわかったけど、割烹や和食店はちょっとハードルが高いなぁ」

なんて方もご安心ください。

まったく気負わずに味わうことができるお店もありますゆえに。

名水どころ・酒どころとして知られる伏見は中書島にある昆布の専門店「おこぶ 北淸(きたせ)」では、併設の飲食店で昆布のプロがひいただしを使った料理を味わうことができるのです。

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お店を営むのは、4代目の北澤雅彦さんと奥様の八重子さん。

北澤さんのお祖父さんが丹波橋で昆布の卸業を始めたのが明治45年のこと。

昭和10年に同じ伏見の納屋町へ移転し、たいそうな繁盛ぶりをみせていたといいます。

「昔は、毎朝それぞれの家で昆布とカツオを使(つこ)てだしをとっていたもんです。『おたくの昆布はだしがよう出るわ』なんて言ってもらってね」

最盛期には、天井に届くほど大量の昆布を仕入れても次から次へと飛ぶように売れていたそうですが、買い物のスタイルや食生活に変化がうまれ、家庭でだしをとらないようになってからは売り上げも減少の一途だったとのこと。

そんな流れのなか、

「だしのよさを知ってもらうには、実際に食べてもらわないと!」

という思いから、お向かいの酒屋さんとタッグを組んで月に1回イベントを開催。だしを使った料理で日本酒を飲むというスタイルが大評判となり、お店に入りきれないほどのお客さんが集まったといいます。

3年間続けたイベントが長じて、ついにこの春、お店をオープン!

これでいつでも「だし料理&お酒」が楽しめるようになりました。

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「お酒が飲めますよ」の合図、杉玉。

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バールのようなカウンターはおひとり様でも利用しやすい雰囲気。

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靴を脱いで上がる座敷もあります。こちらはお尻に根っこが生えそうな居心地のよさ!

料理は八重子さんの担当。

「片っ端からだし料理を作ってもらってそこから選抜しました」と北澤さん。

その時の在庫などにより、数種類の昆布をだしや調理に使い分けしているそうです。

「例えば、昆布締めに使うなら一番昆布の味が強い羅臼産がいいけど、お店で提供するには高価すぎるので別のもので代用したり、とできるのは昆布店ならではでしょうね」と八重子さん。

気に入った料理があれば、どんな昆布をどのように使っているかを聞いて、隣で購入できるというのも便利!

さて、どんな料理がいただけるのでしょうか。

まず、ランチタイムは出汁茶漬け定食1,000円を提供。

夕方からは飲み屋さん仕様となり、素敵なアテと日本酒が楽しめるようになります。

今回はこちらのラインアップから精鋭をピックアップ。

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▲白板昆布巻き 400円

定番人気のアテで、中身は日替わり。この日はささみとパプリカでした。彩りもきれい!

昆布の表面を削ると出てくる白い板のような部分は、昆布のうま味が凝縮した上質な味わいがあります。その白板昆布で野菜や肉を巻いた禅味あふれる一品。

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▲おこぶチップス 200円

だしをとった後の昆布も無駄なく使います。

カラリと揚げたヘルシーなおつまみ。どんどん手が伸びますが、罪悪感は少なくてすむのがうれしい限り。

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▲おこぶクリームチーズ盛り合わせ 500円

和洋折衷で、ちまちまとつまめるやつ。

汐ふき昆布にあっさりとしたクリームチーズを添え、ちりめん山椒をアクセントに。

しっかりと味のついた汐ふき昆布に爽やかなクリームチーズがよく合います。

ほんのり塩気と山椒の香りがたつちりめん山椒は、そのままつまんでもよきアテ。

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▲トマトの冷製だしひたし 300円

利尻昆布と本カツオでとっただしを白だし風に調味し、湯むきしたトマトをとぷんと沈めて冷やしつつ味を染みさせること1日弱。

トマトの酸味もだしに染み出して、うま味倍増。

すっきりとした中にだしのうま味がじんわりと広がり、あとをひくおいしさ!

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▲お酒は100ml、500円~

北澤さんが吟味した、伏見を始めとする全国の地酒が常時数種類。

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酒器として使っている蕎麦猪口(そばちょこ)は北澤さんが趣味で集めていたもの。

街中から少し離れた場所にある商店街で、じんわりと身体にしみるだし料理とお酒を味わうというちょっとした非日常感がたまりません。

そして、ガッツリ肉や魚を食べているわけではないのに、満足感というか充足感が深い気がします。

「昆布にはグルタミン酸といううま味成分が含まれているので、食欲をほどよく満たしてくれるんでしょうね。しかもノンカロリーですから」

ダイソー風にいうと、「ザ・メタボ」な筆者のみならず、健康が気になるお年頃の皆様にはなんとも有益な情報ではありませんか。昆布すごい!

「本当に、昆布は優秀な食材ですよ。捨てるとこあらへん。だしをとったあとはチップスや塩昆布にできるし、昆布を炊いた時の醤油が余ったらそれを焼きおにぎりに塗ったりすればええんやし」

うおー、想像するだけでうまそうです!

こんな風に次から次へと昆布推しの気持ちが高まる料理とお話が出てくるお店、ほかにありません。

「ちょっと遠いけど、ええお店知ってるねん」とドヤ顔を決めるにふさわしい切り札として、ぜひ手の内にしちゃってください。
そんな、ええ店の場所

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京阪電鉄の中書島駅、北出口からすぐ。

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駅前にある商店街を2分ほど歩いた右側にあります。

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創業100年以上の歴史をもつ「おこぶ 北淸(きたせ)」。

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向かって右は販売店、左が飲食店となっています。

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年配者には懐かしく、若者には新鮮な対面販売の昆布売り場。

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ふだん使いのお手頃な昆布から……

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自宅用にはおいそれと買えない最高級品まで! ひゃー!
お店情報

おこぶ 北淸

住所:京都府京都市伏見区南新地4-52
電話番号:075-601-4528
営業時間:12:00~14:00、18:00~21:30(土曜日・日曜日は12:00~21:30)
定休日:月曜日(祝日の月曜日は不定休)
ウェブサイト:http://okobu.com/

※この記事は2017年7月の情報です。
※金額はすべて税込みです。
書いた人:泡☆盛子

泡☆盛子

ライター。沖縄出身、京都在住。京都の水というか食がカラダに合い、40kg肥えたのが自慢。立ち呑みと、おかずケース食堂での昼酒が好き。

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