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Mattの傲慢な態度に見る、“怒らない、責めない親”桑田真澄の問題点

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羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「(肌が)汚い」Matt
『今夜くらべてみました』(日本テレビ系、8月23日)

『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)など、“毒母とそこから独立しようとする娘”を描いたドラマが、話題を呼んでいる。毒母育ちの苦しさは、経験者でないと決してわからないと思うけれど、「誰が毒母か」を決めるのは難しいと思う。

例えば、わが子をオリンピックのメダリストに育てたり、名門校に入学させた母親が脚光を浴びることがあるが、たいてい彼女たちはわが子を24時間管理する過干渉タイプだろう。子どもがメダリストになったり、名門校に入学すれば、「いいお母さん」と世間に褒められ、子どもにも感謝されるものの、そうでなければ「毒母」。そういう子どもが本当に少数であることを考えると、母親たちは、負け戦を強いられているように思えてならない。

毒母呼ばわりされる母親たちもかわいそうだが、育てられた娘もつらい。けれど、人生をトータルで見た時に、毒母が子どもの人生のマイナスになるかというと、私はそうは思わないのだ。

本当に子どもの足を引っ張るのは、「怒らない、責めない親」ではないだろうか、元巨人軍・桑田真澄のように。

桑田の息子・Mattがタレントとしてデビューし、最近バラエティ番組で見かけるようになっている。最初に見た時は、衝撃的だった。彫りの深い顔立ちというより、骨格が人工的かつ不自然であり、白人になりたくて整形に失敗してしまった人、もしくは整形依存の人のように見えたからだ。Mattは美に関心が高く、2週間に一度、まつ毛や眉毛のエクステをし、美容皮膚科で点滴に通っている。そんな息子に対して、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、桑田は「きれいなMattを見ていたい」と、Mattを応援するメッセージを寄せていたが、感覚がちょっとズレすぎではないだろうか。

桑田の言動は親バカに加えて、“天才”ならではの発想がブレンドされて、話がややこしくなっているように思える。

今は解散してしまったようだが、かつて麻生ジャイアンツという少年野球のチームがあり、桑田がオーナを務めていた。『情熱大陸』(TBS系)で桑田が少年たちを指導している姿を見たことがある。桑田は選手を決して怒らず、「野球は失敗するスポーツ」「次はミスをしなければいい」「どんどんよくなっている」と諭す。確かにどんな大投手だって打たれるし、エラーなどのミスはする。しかし、だからといって、失敗ばかりしていたら、試合には出られない。やはり、失敗してはダメなわけで、少ないチャンスで結果を出さなければならないのだ。桑田の失敗を容認するかのような発言は、優しさというより、「ケガなど特殊な出来事がない限り、試合に出られないことがあり得ないハイレベルの人の理論」であり、責めないのは、一種の傲慢とも言える。そのような考えの桑田の元で育ったMattは、「失敗してもいいんだ、できなくても気にしなくていいんだ」と文字通り解釈しているように私には感じられる。ちなみにMattは桑田に怒られたことがないそうだ。

■「否定されたことがない人」の特徴

傲慢は、違う形でMattの中にも根をおろしている。8月23日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演したMattは、司会のフットボールアワー・後藤輝基に対して、タメ口で肌を「汚い」呼ばわりし、嵐・櫻井翔の手に無断で触れていた(ほかのゲストは、きちんと触れていいか確認してから触っている)和やかな雰囲気で番組は進行していくが、共演者は大先輩であり、友達ではない。このほかにもMattは、頬杖をついて話すなど、上下関係をわきまえていないように見えた。これらは「怒られたことがない人」「否定されたことがない人」の特徴なのではないか。

子育てのゴールが何たるかは人によっていろいろ意見があるだろうが、健康で自分で食べていける人間なら、とりあえずOKと言えるだろう。だとしたら、繰り返されるダメ出しや、経済的圧迫(自分の気に入らないことをすると、学費を払わないと脅す など)により、「誰にも頼れない」という危機意識を持つであろう毒母育ちは、ある意味、自立のチャンスをプレゼントされているとも言える。

逆にMattのように否定されないで育つと、「自分には足りないところがある」ということがわからず、当然努力もできない。困ったことがあると、親の背後に隠れてしまうので、自立のきっかけもつかめない。Mattであれば、一生食べていくのに困らないから問題ないだろうが、一般人だと厳しいだろう。

親子関係は、他人が口を出すべき問題ではないが、とりあえず言えるのは、Mattをはじめとする二世タレントは、親の健康維持を最優先課題とすること。二世タレントは、親が生きているからこそ、価値があるのだから。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの」

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